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鋼で硬貨を造らない理由??
鋼で硬貨を作らないのはなぜですか?10円玉は銅のようですが、たまに青く変色したの見ますね?昔の銅銭なんかはもっと劣化したのではないですか?
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世界的に見れば、鉄の貨幣(鉄貨・鉄銭)は全く作られなかったわけではなく、古代ギリシアや中国から始まって、20世紀のドイツ・イタリアなど現代まで事例があります。ただ、高額貨幣としての金貨・銀貨や日常使いの銅貨が広く世界的に普及したのと比較すれば少ないことは確かです。 日本でも江戸時代の寛永通宝の中には鉄製のものもあります。これは「鍋銭」(鍋の鉄(銑鉄)で製造した銭の意味)と呼ばれて不評だったそうですが…。 現代でも鉄で貨幣を作っている国があります。例えば中国やイギリス、カナダなどではニッケルメッキしたスチール製の硬貨が発行されています。
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- eroero4649
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銅は「産業の血管」といわれるほど重要な金属です。そもそも人類が最初に使い始めた金属は銅です。銅は埋蔵量が豊富で、加工しやすく、錆びにくく、通電性も良ければ熱伝導率も良く、生物にも必要ないいところばかりの金属なのです。 10円玉は青銅でできていて、青銅は人類最初の金属文明・文化を作りました。 鋼は硬くて加工しづらいので製造コストがかかり、錆びやすくて硬貨には向きません。 銅と亜鉛を混ぜると真鍮ができます。真鍮は5円玉に使われています。 また、銅とニッケルを合わせた合金は、50円玉と100円玉に使われています。 さてお立合い。戦争になると、大量の銅が必要になります。ケーブル類には銅線が使われますし、それ以外でも銅は大量に使います。 銃弾のコーティングにはニッケルが使われています。そして真鍮は薬莢に使われています。 戦争をすればケーブルはあちこちブチ切れて都度修理が必要です。弾丸も薬莢も消耗品です。戦争では大量の銅、ニッケル、真鍮が必要なのです。太平洋戦争では、日本軍は銅の不足に悩まされる事態となりました。戦争中に鍋やお寺の鐘を国民から供出させたのは、銅不足に対処するためでした。 ウクライナ戦争では「砲弾や弾丸を気が遠くなるほど消耗する」ことが判明したので、いざというときは硬貨を回収して利用する、という思惑が日本政府にあるのかどうかは分かりませんが、そういうこともできなくもないです。戦争には鉄より銅のほうが大量に必要なのです。あと軽くて加工しやすいアルミです。アルミは1円玉で使われています。
- DESTROY11
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硬貨は非常時の資源備蓄という意味もあります。 利用価値が高い金属は硬貨という形で広く備蓄するわけです。 実際、第二次大戦の時などは硬貨を回収し、代わりに陶器製の硬貨が発行されました。 鉄はそこまでして備蓄するほどではないということなのでしょうね。
- takochann2
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同を主原料として硬貨を作るのは普通だと思います。
- SPROCKETER
- ベストアンサー率26% (2131/8006)
貴金属を考えた場合、金、銀、銅は貴金属なのです。銅は安物だと思っているでしょうが、古代は銅鐸や銅矛が作られたように貴金属でした。銅貨も貴金属だったから作られたのです。鉄は貴金属では無いので、鉄のお金は作られなかったのです。銅は現在でも相場が高騰する事がある貴金属です。
- kaitara1
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現在では磁石が至る所にあるので予測できない事故が起きたりしないでしょうか。
- retorofan
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鋼で硬貨を作らない理由は、 耐久性が無くて、錆びやすく、摩耗しやすいために硬貨の素材には不適だからです。 鋼は錆びたら原型を留めなくなってしまいます。 銅で硬貨を作る理由は、耐久性が有り、加工がしやすいためです。 表面が錆びやすくても、中にまで錆が浸食しにくいために、 鋼のように原型を留めなくなるようなことがありません。 (緑青は拭き取れば貨幣として使える)