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動脈血と静脈血の違い。デトックス効果。
献血にはいくらかデトックス効果があるというご意見がありますが、受血者には場合によっていくらかデトックスの逆効果といいますか、あまり嬉しくない情報かもです。動脈血の方が酸素含有量がやや多く、老廃物の含有量がやや少ない印象ですが、動脈血と静脈血は大きく異なるのですか。献血前に安静にしていれば、酸素含有量や老廃物含有量はほぼ同じですか。献血制度に何か意見があるのではありません。
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まず、献血にデトックス効果があるという意見の理由は毒が抜けるというよりも、体が新しい血液を作ろうと代謝が高まるのでその代謝によって循環器系の改善になるかもしれないという程度で、医学的な根拠は殆ど無いとされています。 (体重の1/13の量の血液の400ccを抜いたところでどれだけの効果があるのかと言う点でも眉唾ものだと思います。) https://health.eonet.jp/life/kennketu.html 次に献血した血液というのは、現在では血液製剤を作る原料として利用されています。 https://www.jrc.or.jp/transfusion/product/ したがって、酸素含有量や老廃物含有量という概念が出てくること自体がおかしな話になるのではないでしょうか? また、赤血球も二酸化炭素は運んでいますがほとんどが血漿に溶けて運ばれているようです。
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- nagata2017
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心臓から出た動脈は 腎臓にも向かいます。 腎臓を透過した血液は静脈で心臓に戻っていきます。 全身を巡った血液も静脈で心臓に戻ります。 この繰り返しなので 静脈から採血したものが いわゆる老廃物が多いとは言えるかどうか わかりませんね。 この老廃物という言葉が悪い物を指すような意味合いに聞こえるかもしれませんが 別に有害な物質ではありません。 民間療法的な用語に過ぎません。
お礼
献血は腕の静脈から採取するので、動脈血と比較すると酸素含有量がやや低め、二酸化炭素含有量がやや高め、老廃物含有量がやや高め、でも老廃物は有害物質ではない感じなのですね。二酸化炭素が多すぎるのは良くなさそうな印象、二酸化炭素を捨てて酸素を拾う肺が少し忙しくなるのかもです。でも事故で失う血液が主に静脈血ならば、似た成分を注入して補っているのですね。輸血も輸液も酸素の運搬が目的ですから、上手い方法が見つかると良いですよね。
- takochann2
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そもそも「デトックス」という言葉は医学的に定義されたものではありませんが、献血によって何らかの血液成分の異常を改善する効果はありません。現代医学では瀉血(献血)は多血症の場合にのみ考慮される治療法です。中世の魔術的治療法を現代っぽく表現しているだけだと思われます。 動脈血と静脈血のでの違いはほぼ酸素濃度と二酸化炭素濃度だけです。俗にいう老廃物の量は変わりません。 輸血の危険性は、血液の組成が問題でなく、無数にある血液型の不一致や、肝炎やHIVといったウイルス感染症や、GVHD(自身で調べてください)が問題となります。
お礼
デトックスについての考え方をありがとうございます。二酸化炭素濃度が高くなると、肺への負担が少し増えるのかもですね。広い考察に感謝です。
お礼
赤血球による酸素運搬ばかり考えていましたが、今では血液製剤へと加工されているのですね。ありがとうございます。