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高分子について
天然高分子と合成高分子の特徴(性質の違い)を論じるとき、どのように答えたら良いでしょうか? お願いします。
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質問者が選んだベストアンサー
私はゴム関係の研究を行っているのですが、ゴムも高分子で天然ゴムと合成ゴムがあります。ゴムに関して言えば天然ゴムは合成ゴムに対し非常に優れた性質をもっていて、例えばレーシングカーや飛行機のタイヤは耐熱性や対磨耗性、耐圧性が必要とされるため原料のほとんどは天然ゴムです。また手術用手袋など薄さが必要とされるものも天然ゴムが使用されています。しかしながら天然ゴムにも弱点があり、合成ゴムはほとんどがゴムでできていると思うのですが、天然ゴムはゴムのほかにタンパクが含まれていることがわかっています。そしてそのタンパクがアレルギー反応を引き起こすため問題となっています。
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- alice_with_tak
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#3のものです。 恥ずかしながら少しだけ私の研究を紹介させていただきたいと思います。 私の研究はずばり天然ゴムを作っているのはなんなのかを探す研究です。天然ゴムはイソプレンという物質が連続的にたくさんくっついていったものであることがわかっています。おそらく生き物の中のタンパク(酵素)によってこの反応が触媒されているのですが、このタンパクの設計図となっている遺伝子を探すのが私の仕事です。 天然ゴムというとゴムの木に傷をつけて白い樹液を採取するというイメージが強いと思うのですが、実は2000種類をこえるいろいろな生き物がゴムを作っています。そして私はそのなかでもチチタケというキノコを使って研究をしています。ちゃんとゴムの木と同様に傷をつけるとゴムが出てきます。 今はまだ遺伝子を見つけることができていないのですが、遺伝子を見つけることができたら大腸菌などを使って人工的にゴムを作る酵素を合成し、試験管の中でゴムを作ってみたいと思っています。
お礼
ありがとうございました。お返事が遅くなってしまって大変申し訳ありません。ゴムは2000種もの生物が作っているんですね、驚きました!ますます化学や生物の世界に興味をもつことができました、嬉しい限りです!ワガママに快く答えてくださってありがとうございました。
- xpan
- ベストアンサー率50% (4/8)
天然高分子は,分子構造や立体構造が完全に均一で,分子量分布もほとんど一緒だったはずです. 合成高分子でも触媒を使ったリビング重合などである程度まで合成することはできますが,開始剤末端が残ってしまったり,構造が一部分異なってしまったりします. ですが合成高分子は,天然高分子の欠点の改良や機能性を持たせるための構造(耐熱性,耐油性,高弾性,光機能)のなどを付与する事ができます.
お礼
ありがとうございます。天然高分子は分子構造や立体構造が均一なんですね!参考になりました。
- パんだ パンだ(@Josquin)
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合成高分子は自然界で分解されにくいものが多い。
補足
早速の回答ありがとうございます。 逆に天然高分子は分解されやすいってことですよね?天然と合成の性質を比べ、『論述』したいので、根拠もわかりましたらお願いします。
お礼
ありがとうございました。ゴムは身近なもので、わかりやすく、とても参考になりました。 質問内容が変わってしまうのですが、もしよろしかったら『ゴム関係の研究』というのは具体的にどのようなことをしているのか教えていただけないでしょうか。