児童ポルノについて
児童ポルノについて質問です。
法律によると児童の性行為等を扱ったもののほかに、「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態であって、殊更に児童の性的な部位(性器等若しくはその周辺部、臀部又は胸部をいう。)が露出され又は強調されているものであり、かつ、性欲を興奮させ又は刺激するもの」が児童ポルノに該当するとされています。
昭和62年、小学校の6年生女子による裸のランニングを写した写真。同校では児童の健全な肉体の育成のために健康運動が推進されていたようで、裸のランニングはその一環として行われていたそうです。
この写真は「上半身裸で乳房を露出している少女の写真」とも見れます。みんな特に恥ずかしがらずに乳房をさらけ出していますが、この写真を児童ポルノと見做す人は一人もいないでしょう。この写真は市の図書館や小学校の図書室・資料室に赴けば簡単に閲覧することができるし、そもそも「衣服の全部又は一部を着けない児童の姿態」ではあっても、児童の性的な部位を強調している訳じゃないし、性欲を刺激させるものではないのですから。
しかし考えてみれば、仮に今の時代で、今の小6女児の上半身裸のランニングを撮った写真があるとするならば、それは間違いなく児童ポルノになるでしょう。
別にわいせつ目的で撮られたものではなくても、「女の子の胸が写っている」と問題になるはずです。小学校の写真も、その写真もどちらも小6の女児のランニングの写真には変わりがないのに。まあ現代で上半身裸のランニングを行っている小学校はないとは思いますが、それでも、ある学習塾ではブログに合宿のドラム缶風呂の写真を掲載したところ、女児の胸が体に巻いているバスタオルからチラチラと見えている写真が数点あったので、その写真が掲載された記事ごと削除されたというケースがありました。
この差は何なのでしょうか?わいせつ目的で撮られたものでなくとも、少しでも女児の胸や股が写ったらアウトという価値観で考えたら、例の裸ランニングの写真だって胸がモロに写っているのでアウトになるばずです。
資料としての価値の有無?写真が古いか新しいかの違い?それとも女児の発育の程度?
お礼