なんという貝ですか？

質問

新潟県の砂浜で見つけました。白い貝です。
なんという貝でしょうか？
簡単な説明もいただけると助かります。よろしくお願いいたします。

回答No.3

4017B · ベストアンサー

画像の印象から恐らく、「アカガイ」か「サルボウガイ」が死んで中身が出てしまったあとの貝殻だけが海岸に打ち上げられたものだと思います。他にも「サトウガイ」の可能性も考えられます。

一応、それぞれの種では最大成長可能サイズが異なり、アカガイが最も大きく成長するので、それで判別する方法もありますが…自然界だと成長速度や栄養状態にかなりの個体差が生じますので、コレはあくまでも目安にしかなりません。上記の3種類の二枚貝はいずれも外観～貝殻の様子は完全に同じで、白い厚めの貝殻に特徴的な深い段々構造の放射状の溝模様が規則的に付くのが特徴です。ぱっと見だけだと、これらの3種の二枚貝を正確に判別する事は困難です。

が、実はかなり簡単で確実な判別方法がありまして…。前述のこれらの3種を特徴付けている "溝模様の本数" がそれぞれに異なるのです。1本ずつ正確に数えて…

- 42本: アカガイ (Anadara broughtonii)
- 38本: サトウガイ (Anadara satowi)
- 35本以下(32本前後): サルボウガイ (Anadara subcrenata)

～以上、"溝模様の本数" を数える事でかなり正確に種名を判別する事が可能です。残念ながら、この質問者の添付画像1枚だけでは、さすがに端っこなどの細かい部分がよく分かりませんので、これは実際に現物の貝殻を拾った質問者自身の目で見て確認して貰うしかないですね。

私見でも良ければ述べますと。新潟というかなり北の方の地域で発見されたとの事なので、その辺から察すると、割と日本全国で水温の低い北陸海岸などにも生息している『アカガイ (Anadara broughtonii)』の可能性が高いのかなと。サトウガイもサルボウガイも普遍種ではありますが、どちらかというと関東以南とか瀬戸内～九州などの暖かい海で多く見られる種なので。

P.S.
これら3種の二枚貝を総称して「アカガイ(赤貝)」と呼び、スーパー等の鮮魚コーナーでは区別せずに売っている場合もあります。貝殻はこんなに真っ白なのに何故に「赤貝」…？？と疑問に思われるかもしれませんが、これは貝殻を開けて中身の肉を取り出した際、これらアカガイ属の二枚貝の肉には人間の血と同じ赤血球のヘモグロビンが含まれているため、それで他の貝類とは違って身がとても赤っぽく見えるため、それが名前の由来です。

尚、「サトウガイ」は人名由来で、「サルボウガイ」は「猿の頬みたいに赤い」がその名の由来と言われています。さらにトリビアを付け足すと、「サトウガイ」の人名は日本人名の「佐藤さん」などでは無くて、幕末のイギリス人外交官であった "Ernest Satow (アーネスト.サトウ)" から取られています。

- "アーネスト.サトウ": https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B5%E3%83%88%E3%82%A6

お礼

ありがとうございます。
アカガイなんですね。
海水浴中に遭遇したことはありませんが、底には居るんですね。

回答No.2

y0702797

アカガイ
分類：軟体動物門二枚貝綱翼形亜綱フネガイ目フネガイ超科フネガイ科リュウキュウサルボウ属（アカガイ属）
生息域：北海道南部から九州。沿海州〜東シナ海。内湾の砂泥地。

主観
最初はサトウガイというアカガイ属の二枚貝かと思いました。
他にもアカガイ属の二枚貝がいます。
アカガイ・サトウガイ・サルボウガイ・クイチガイサルボウ
アカガイ以外の二枚貝は生息地域が房総半島〜九州にしか生息していません。
よって、「アカガイ」と思いました。

お礼

ありがとうございます。
本来は黒い部分もあるんですか。コレを見たらアレがアカガイとは思いませんがそうなんですね。

回答No.1

nagata2017

赤貝だと思います。
生きているときは　ちょっと黒っぽい感じですが　貝殻になって砂浜に転がっている白くなっていきます。
寿司ネタにもなる貝ですね。

お礼

ありがとうございます。
これがかの有名なアカガイなんですね。
アサリは海水浴中に獲ったことはありますが、こういうのは海水浴中には見たことがありません。アカガイも居るんですね。