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【自動車・前輪駆動と後輪駆動】雪道でスリップしにく
【自動車・前輪駆動と後輪駆動】雪道でスリップしにくいのは前輪駆動車ですか?後輪駆動車ですか?自動車工学的な理由も教えてください。 トヨタの新型クラウンはセダンのみが後輪駆動車だということはSUVモデルが前輪駆動ということは前輪駆動車の方が雪道の走破性能は上ってことですよね? 雪道に強いと言われているスバルのインプレッサも前輪駆動車ですか?
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雪国のジジイです。だから,FR・RR・FF・4WD全て乗ってきました。 【駆動(発進加速時等)について】 FRは重いエンジン+トランスミッションが前にあって前輪に多くの荷重がかかっています。そして荷重のがあまりかかっていない後輪で駆動していることになります。駆動輪を雪面に押し付ける力が弱くて駆動力は路面に伝わりにくく,前輪は雪に食い込んで抵抗しています。従ってFRは発進に気を使います。トランクに砂袋などの重しを積むなどの工夫もしました。(スリップした時に砂を蒔くこともできます) 1970年代初期に親戚のブルーバード510を借りて乗っていた時の経験です。 RRは後輪駆動ですが,重いエンジン+トランスミッションが後部にあり,駆動輪である後輪に大きな荷重をかけています。反対に前輪はエンジンがなくて荷重が軽いので,FRのように雪面にはまって抵抗することはありません。スパイクタイヤ以前の時代でしたが,RR使用中はチェーンを使う機会がありませんでした。1970年代のスバル360とスバルレックス360の時に経験です。 FFも駆動輪の上に重いエンジン+トランスミッションがあるのですから,発進加速についてはRRと似ています。雪にはまった時のFFならではの裏技(※)もあります。これは後述。1980年代レオーネや初代FFカローラに乗っていた時の経験です。 4WDは4輪とも駆動輪ですので,前述のような「雪に食い込んで抵抗する」車輪がありません。特別なアイスバーンでなければ普通に発進加速できます。でも,これによる怖さもあります。FRは「今日は滑る。危ないぞ!」と車が教えてくれますが,4WDはそのシグナルがありません。ブレーキをかけて初めて「あっ滑るのか!」と感じることもあります。1989年の初代レガシィから現在に至るまでの経験です。 【制動について】 すべての車は「4輪制動」です。FR・RR・FF・4WD全ての車は前後輪にブレーキが利きます。車輪の荷重によって,制動力の分配は違いますが。(例:FFなどでは後輪のブレーキのディスクやドラムのサイズが小さいです。前輪の荷重が偏在しているので,前輪に強く後輪に弱く制動力がかかるようになっています) 4WDで気を付けなければいけないのは制動にあると思います。発進時は滑る路面であることが気付きにくく,ブレーキをかけた時に滑ることがわかる場合があるからです。4WDはエンジンブレーキが4輪に働きますが,この効果を実際に堪能する機会はそんなにありません。通常の減速停止ではほとんどがフットブレーキを使う機会が多いからです。 【その他】 4WDは駆動力を4輪すべてで負担しますので,車の馬力を使いきることができます。おおざっぱな話ですが,例えばエンジンが200馬力を発揮しても,2輪駆動なら1輪あたり100馬力となりますが,タイヤはホイールスピンしてしまい100馬力を使えません。しかし,4WDなら1輪当たり50馬力なので,スピンすることなくそのまま発進加速の力になります。 4輪とも駆動と制動を受け持ちますので,タイヤの減りも概ね均一です。(前輪はコーナリングの横Gを負担したりの差はありますが,トレッドパターンの減り方は概ね均一です) 【※】 雪の積もった駐車場などでで発進しようとして前輪(駆動輪)が空転してしまい,ツルツルになってしまった時ですが,車輪の回転を止め(ニュートラル状態で)舵を右か左にいっぱいに切ります。そうして動力をつないで発進を試みます。つまりそうすることで,部分的にツルツルになって固まった部分の角にタイヤのトレッドパターンをひっかけるようにして発進できます。駆動輪の向きを変えられない後輪駆動ではまねのできない裏技です。 【※※おまけ】 登りのアイスバーンでアクセルを踏んで発進しようとすると,FFやFRは駆動輪は空転して滑りますが,追従輪(駆動輪でない車輪)はそのまま路面に付いています。つまり,FFは車の鼻が横に振れ,FRは尻を振ります。 しかし,怖いことに4WDは,4輪とも浮いてしまうので,ホバークラフトのような動きをしてしまいます。怖かったです。でも,この後はさすが4WD,アクセルを離して,クリーピングでじわじわと文字通りクリープして動き出すのを待って人割アクセルで通過できました。1輪当たりの駆動力は2WDの半分だからですね。
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- t_ohta
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スリップのし易さに駆動方式は関係ありません。 タイヤへの加重バランスと車速、操作(アクセル・ブレーキ・ハンドル)の雑さ加減でクルマがスリップするかどうか決まります。 発進時のトラクションの掛かりやすさは停まっている場所の傾きなどの違いで駆動方式による優劣が変わりますので、一概に前輪駆動か後輪駆動かでは評価できません。 走破性能は駆動方式だけで決まりません。 クラウンは伝統的にセダンが後輪駆動だったので拘りがあるだけでしょう。 生産性やコストを考えるとFFが有利です。 スバル・インプレッサは年式やグレードによりFFとAWD(4WD)があります。
- ts0472
- ベストアンサー率40% (4538/11214)
荷重 動かす部分に押さえつける力が強い方が滑り難いという点はありますが タイヤ性能の方を重視して下さい メリットがあるほど性能差があればメーカーは大々的に広告を打ちます 特価したものが無いからカタログなどに表記しない 発進時 制動時 走行時でメリットデメリットが変わってきます オールマイティではない 雪道と言っても新雪や圧雪 シャーベット状やアイスバーンなど路面状況はさまざまです 完全SUVとして テレインタイヤやオールシーズンタイヤを標準装備すれば雪道での走破性の良さを打ち出すかも知れませんけど 工学的には駆動する部分に荷重が多い方が滑り難い という点はあります 重い方が動き難いというデメリットも併せ持っています 現行クラウンのSUV クロスーバーは前後駆動(4WD)では 後輪は電動になりますけど インプレッサもクラウン同様にグレードでFFとAWD(オートホイールドライブ)の2種類があります
- qwe2010
- ベストアンサー率19% (2216/11171)
道は、登りと、下りがあります。 上るときは、後輪に、車の大部分の重さががかかります。 下るときは、前輪に車の大部分の重さがかかります。 つまり、前輪駆動と、後輪駆動のスリップのしやすさは、同じです。 坂道の上りやすさは、4輪駆動が優っていますが、 すべりやすさは、同じです。 車のすべりやすさは、雪質と、タイヤ性能によります。 雪が積もっている道、夕方から、夜にかけて走っていると、 ハンドルが軽くなるときがあります。 雪が解け、水分が多くなったものが、温度が下がる影響で、 凍ってくるのです。 日光があたりにくい、山の影部分、橋の上などが棄権地域です。 車のタイヤ、古くなると、、溝が少なくなると、滑りやすくなります。 急加速、急ブレーキなども危険です。 雪がうっすらと、気温が下がっていると、とても滑る場合があります。 スノータイヤ以外では、ブリジストンなどの柔らかめのタイヤが、 雪道には強いようです。 車などでは、箱バンなどが雪道には強いみたいです。 専用のタイヤと、タイヤチェーンは用意しておきましょう。 山道で、遭難状態になる場合もあります。命を失う場合もあります。 燃料は、常に満タン近く入れて、 防寒着なども車の中に用意しておきましょう。 電気自動車は、走行距離が短くなるようです。
- 69015802
- ベストアンサー率29% (386/1311)
四駆は別として、登りに強いのは前輪駆動です。なぜなら車の進む方向=駆動輪の方向だからです。後輪駆動者では登りの急カーブではスリップして登れません。逆に下りでは前輪駆動車ではエンジンブレーキを使ってもカーブでは後輪が横滑りしやすいので運転しづらいです。 四駆は登りは強いですが、それで大丈夫と勘違いして下りでブレーキを踏んだら滑ります。スキー場からの下りの雪道で事故ってる車は他府県Noの四駆車が多いですね。
お礼