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もうすでに答えをご存知のようですが…。 他の方も仰る通り、「大判・小判」のセットで今でもよく知られる昔の貨幣の一種です。 出現自体は、日本の歴史区分で言うと戦国時代(1467-1590年ぐらい)の後期に出回り始めました。が、これを貨幣として公式に制定されたのは豊臣秀吉の時代のため、主には江戸時代(1603-1868年)の貨幣とされています。 大きさからすると、ナミが手にしているのは大判のほうですね。大判のサイズはだいたい縦15cm程度あるからです。 大判、小判は他の貨幣と違い、非常に重要な位置を占めていた貨幣です。 大判は特に、戦功を挙げた武将へ褒賞として贈ったり、特別な意味合いのこもった贈答品としてやりとりされたりしました。つまり、大判は極めて限られた層でだけやり取りされていた記念硬貨みたいなもの、一般に流通してはいませんでした。 ちなみに、大判の価値は一枚10両とされており、だいたい今の貨幣に換算すると…今の価値に換算するのはたいへん難しいのですが…時代も長いし……一枚あたり30~80万円ぐらいではないかと思われます。 つまり、ナミは軽々と4枚も手にしていますが、この4枚でかなりの金額を手にしていることになります。 (そして初期の大判であれば一枚約165gと定められていたため、4枚も持っていればかなり重いだろうと思います。それでも笑顔なところが、お金大好きなナミですね) ナミは「お金が大好き」という性格設定があるでしょう。 ワノクニ編に入った91巻では、表紙のキャラたちは全員、モデルである昔の日本をモチーフにした格好をしています。 ナミはさしずめ、女盗賊というところでしょうか? だから「大名や、大名屋敷に出入りできるような身分の人間でなければ手にすることができない大判」を持っているのではないでしょうか。作者の意図は、私には類推するしかできませんが。 現代日本では、江戸時代の貨幣のことを良く知っている人はあまり多くはありません。 しかし、多くの人が大判小判のことだけはよく知っています。なぜなら、昭和の時代から、時代劇や小説、漫画によく出てくるからです。 特に悪徳な執政官が暴政を敷いて民を苦しめ、私腹を肥やして金銀財宝を無法に蓄える、そういうイメージのときに必ず出てくるのが大判・小判です。 だから、歴史に詳しくない日本人にも、なじめがある見た目です。 ナミが手にしている大判とは少しデザインが違いますが、小判もそっくりです。 Wikipediaの小判の項目では、ページの下のほうで時代ごとの小判の画像が見られます。ぜひご覧ください。 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B0%8F%E5%88%A4#%E6%B1%9F%E6%88%B8%E6%99%82%E4%BB%A3 このページを見てほしくて回答を書いていたら長くなってしまいました。すみません。
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- marupero
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大判小判がざっくざくの「大判」です
- runatickdance
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わら草履、2足♪
お礼
91巻表紙初めてみてどうしてもわからなくて。91巻を完読すればわかると思って読んでみるもぜんぜんあれは出なかったですね。ナミがクノイチになる内容からもしかしてしゅりけんかと思ったが違いました。詳しいご説明勉強になりました。どうもありがとうございました。