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仏教が和食を作った?

伝統的な和食が健康に良いものとなって、洋食が体に悪いものになった理由は仏教ですか?日本以外の仏教の国の伝統料理も体にいいのでしょうか?

みんなの回答

  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1172)
回答No.7

No.6です。 ひとつだけ追記しますが、日本では仏教が一般的で、また神社などの神道も深く根付いています。 ただし、「国教(その国で憲法や法律等により保護されている特定の宗教)」はありません。 ですので、日本は仏教国でもなければ、神道の国でもなく、無宗教(翻って多宗教=信仰の自由のある)国家…となります。

  • moritaroh
  • ベストアンサー率56% (658/1172)
回答No.6

「食」は文化の中でもかなり重要度が高いものです。 異国の食を否定するのは、異国の文化そのものを否定するに等しい、とも言われ、特にヨーロッパでは、食と文化の関連を「ガストロノミー」と呼び、研究分野として確立されています。 では、宗教はどうでしょうか。 宗教という括りを「信仰」として少し広げると、生活習慣に関わるものとなるでしょう。 ですので、「食」と「信仰」は関連する、という考えは、とても鋭い知見だと思います。 …という前置きのもとで、仏教と和食との関係を考えてみましょう。 もともと、信仰は農耕と深い関係にあり、天候を予知する能力(今の感覚だと、過去のデータにもとづいた気象予測)が、埋葬などの儀式と並ぶ、巫子の主な仕事です。河川の洪水を予見し、洪水による土砂で栄養分が補給された土地で農耕を行うことで、生産量を増やすことができます。 つまりは、信仰が1年間の農耕のスケジュールを決定し、そのような計画的な生産により、特定の穀物が「主食」として、文化の中に定着しました。 日本では、古墳時代に稲作が定着し、狩猟・採集による肉食・果実食から穀物を食べることへ食は転換していき、飛鳥・奈良時代に仏教を活用し統治が進むことで、稲作がさらに発展、より計画的に生産されるようになったと考えられます。 結果として、日本の伝統食として、米を「主食」とするようになっていきます。 これは他の国でも同様です。 仏教国の多くは米が伝統的な主食で、ヨーロッパであれば小麦、南米であればトウモロコシやジャガイモ、アフリカではキャッサバやヤムイモなどが、伝統的な食となります。 ただし、これらの伝統的な食事は、そもそも、仏教・キリスト教・イスラム教といったものよりも以前の土着的な信仰の時代からあるもので、「信仰と食は深い関係性がある」と言えますが、信仰を仏教等に限定することはできません。 さて、現代の食習慣を考えてみましょう。 和食は、主食に加え、一汁一菜(汁物+おかず1品)や一汁三菜(汁物+おかず3品)などとなっています。 が、ここで重要なこととして、日本人の感覚ではわかりづらいのですが、欧米の現代の食文化には、実は『主食がない』のです。 たとえば、夕食がステーキなら、ステーキだけを食べて済ませてしまうのです。ピザやパスタなども、それを食べるだけでおしまい、ということです。 「和食」では、主食である米に加え、おかずや汁物を用意して…と、なるので、欧米の食習慣と比較すると、総合的に栄養バランスが良い食事になります。 「洋食」となると、スープ、サラダ、肉や魚料理、パン…などとなるかもしれませんが、これはあくまでも、欧米の食を日本人の感覚で再構築したものです。欧米でこのような食事が出されるのは料理店か一部の裕福な家庭くらいで、一般家庭の感覚では『豪華な料理』です。 その他の国でも、一般的には「主食」という考え方が乏しい国が多く、伝統的な食を継承した宮廷料理や高級な料理をのぞけば、世界的に、一般家庭では、ひとつのメニューの料理を食べるだけ、という感覚が大半です。 和食の場合、宮廷料理(天皇家など)や、高級料理(懐石)など、主食+汁物+おかず、という構成は、おかずの品数に差はあっても、家庭料理とあまり変わりません。 ですので、和食は、いかなる場合においても、他の国の現代の食文化と比較し、総合的にバランスが良い(=カラダに良い)となるのです。 まとめますと、和食が健康に良い…と考えられる理由付けは、他の国の現代の食と比較した際の、主食を中心に構成された栄養バランスの良さでしょう。 しかし、和食を伝統的な食と見なした場合、どこの国でも、主食を中心とした構成であるので、どのような国・地域でも、伝統的な食事であればバランスが良く健康的と考えられます。 ただ、このような伝統的な食事は、仏教やキリスト教、イスラム教などよりももっと古くからある「信仰」に起源があると考えることができるでしょう。つまり、和食と仏教とでは直接的な関係性は薄い、ということです。 そして、和食や伝統食は主食をベースとした多品目であるため健康に良いのですが、現代人が忙しすぎて調理にかける時間的コストを節約しようとしてしまったためか、「とりあえず腹を満たせればいい」という、単一のメニューだけの簡素な食事が世界的に一般化していると考えられます。

回答No.5

宗教と食文化は別途考えた方がいいかと。 仏教発祥国であるインドや仏教徒が多い国や仏教国と呼ばれる国では和食は生まれていませんよね? どちらかと言えばハーブやスパイスの食文化というイメージがあります。 気候やその土地の農産物によっているように感じます。 そもそも日本の和食は仏教で禁じられている根菜類を使っているのが多いような気がします。 日本の仏教自体「にわか」という感じですけどね。 体にいいかどうかはその土地の人種や民族によるのではないかと。 スパイスやハーブは薬としても使われていますけど、日本人にとっては多量摂取するにはあまり良くないものもあります。 中には現地の人には健康食だけど日本人にとっては「毒」になるものもあります。 その逆もありますけどね。 生活環境にもよるのではないかと。 仏教国ではないほとんどの国はあまり農耕に適していない地域出身の民族です。 生存していくのに厳しい地域から温暖な地域へ流れ、影響を与えたという感じですね。 日本は海に囲まれているために、そんなに厳しい地域からの影響を直接受けにくかったのでしょう。 なので独自の「和食」が生まれたのでしょうね。

  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2420/6678)
回答No.4

 殺生の禁止から肉を食べない風習となった点は和食に大きな影響を及ぼしているとは思いますが、芸術的な美しさや、うまみを上手に使うといった和食の特徴はあまり仏教とは関係ないと個人的には思います。  学問的にはどうなのでしょう?日本人の世界観と和食の関係を研究したものがあるのではないでしょうか。

回答No.3

仏教とは関係なく、和食は和食、洋食は洋食です。 ものすごく昔までさかのぼるなら動物の肉を食べることを禁じた天皇がいましたが、明治時代になって肉食が公に認められる前にも江戸時代には獣肉を食べる飲食店はありました。 日本の伝統的な一汁一菜はたんぱく質とあわせて食物繊維や鉄分、ミネラル等を汁物と香の物で補って栄養バランスが自然と整います。三大栄養素がどれかにかたよることなく摂取でき、日本で育った食材は日本人の体質に合うのでさらに体にやさしい料理になりやすいです。 自分が生まれた土地のものが一番相性がいいので、日本で生まれたら日本で育ったものを選んだ和食が最も体が無理なく栄養をとってイキイキできます。 和食は僧侶の食事から生まれた仏教文化の一つでもありますが、健康に良いのは仏教とは関係ありません。 お砂糖やクリーム等人工的な糖類を使わない、ハンバーガーとフライドポテト、ラーメンと餃子、パスタとポタージュスープのように炭水化物は脂質が多くて栄養バランスが乱れやすいことも少ないのが和食の大きな魅力です。 ちなみに、洋食は絶対に体に悪いわけではありません。エキストラバージンオリーブオイルやくるみ等のナッツ類の良質な脂を選び、主食をパスタやパンでなくお米を積極的に選べば健康的な食事は十分可能ですよ。

noname#259322
noname#259322
回答No.2

・仏教が和食に影響を与えた部分はあります。 ・しかし、「伝統的な和食が健康に良い」とされたのは、仏教とは全く関係ありません。 ・そもそも「伝統的な和食」は存在しません。(なぜなら、時代ごとに常に変化してきているからです。たとえば醤油と聞けば伝統的な調味料、白菜と聞けば「昔から日本にある野菜」と感じるはずですが、どちらも庶民の食生活に根付いたのは近代に入ってからです。白菜などほぼ戦後といっても良いでしょう。) ・そしてこの千年ほど、日本人の大多数である庶民が食べてきた食事内容は健康に良いとは決して言えません。 ・現在、健康に良いとされている「伝統的な和食」とは1970年ごろの、和洋折衷の内容を指します。かなり洋食を取り入れており、食材の大半はここ100年で日本に入ってきたものが多く、伝統とはなんだろうか?という疑問に行き当たるでしょう。 ・この1970年ごろの食事内容が「健康に良い」とされた理由は、栄養学が発達したからです。 ・ちなみに「洋食」とは和食の一種であり、「明治時代以降、ヨーロッパの食文化を日本で出来るかぎり再現しようとしたが、日本人の好みに合わせて変化したり、食材が思うように手に入らなかったために代替したりで、本国の料理からかけはなれた料理のカテゴリ」を指します。たとえば、コロッケやオムライス、朝食のサラダ、カレーライスなどがそうです。 しかし、質問者さんが仰る「洋食」とは、欧米化された食事の文脈でのヨーロッパの食文化そのものであろうと仮定し、回答しております。 ・「欧米型の食事が身体に悪い」というよりも、栄養学の発展に伴い、何が健康に悪いかがわかってきました。動物性脂肪(飽和脂肪酸)の過剰摂取、酒の飲みすぎ、野菜の摂取量が少ない、塩分の過剰摂取、これらが「健康に悪い食生活」とわかってきています。このうち、ヨーロッパの食文化は、動物性脂肪の摂りすぎと酒の飲みすぎが当てはまります。 ・「伝統的な和食」の中で健康に良いとされる部分は、カロリー過多になりにくい、大豆の発酵食品あるいは加工品を多用する、魚の消費量が多い、これらでしょう。 ・しかし「伝統的な和食」では健康に非常に悪い一面もあります。塩分の過剰摂取、糖質の摂りすぎ、精白米へのあこがれと依存が強すぎる(ことによる血糖値のコントロールが悪い点)、などです。 ・世界的には、「長寿の人が多いとされる地域」の一つとして沖縄が入っており、沖縄の食文化は長寿との関連から調査、研究がされています。しかしこの沖縄の食文化で健康に良いとされる点は、他の日本の食文化とかなりかけ離れています。たとえば、豚肉の消費量が多い、低塩分、とにかく野菜をよく食べる、魚もよく食べるがあっさりした味付けが多い、などです。 ・「健康への影響と食事内容」についての研究において、もっとも健康的と言われているのはDASH食、ついで地中海式食生活です。 地中海とはイタリア、ギリシャなどの国々の食生活で、質問者さんが仰る「洋食」を食べる地域に当たります。 箇条書きにしたらあまり意味がなかったです。すみません。 仏教が和食に与えた影響について。 明治初期あたりまでは、仏教が日本人の食事に与えた影響はあります。獣肉や、香辛料、タマネギやニンニク類を禁忌とした点です。 むろん、日本に生まれ育った人でも、ニンニクをよく食べたり、獣の肉を堪能していた人たちはいました。 ですが全体の食文化としては、この宗教的な抑制により、日本では畜肉の利用がほとんどなく、料理としての発展は他の地域より二回り三回り遅れています。これは現代でも尾を引く影響に思われます。 逆にそのせいで発展した畜肉もあるのが面白いところです。たとえば、黒毛和牛。日本人が目指した霜降り和牛は、アメリカのアンガス牛に代表される「赤身肉の濃厚なうまみ、かみしめる肉肉しさ」とは縁遠いです。ひたすら、脂身を網目にした中に赤身をきめ細かく点在させ、柔らかくすることだけに特化している。 これは日本人の肉食の文化が極めて浅いからです。だから、日本人は顎が疲れるような赤身肉を理解しなかった。 それだけでなく、中国の料理と比較しても、スパイスの多層的な使い方が下手、郷土料理にはまず存在しない、油の使い方も掘り下げたことがない(たとえば中国料理には存在する油通しがない)食文化という点で、個人的には興味深く思います。 この辺りは仏教のかけた制限が理由ではないでしょうか。 といっても、これが健康に良い面もあれば、悪い面もあります。 悪い面は、香辛料を使わないせいか、塩分過多な点ですね。さらに調味料として砂糖や甘み付けを多用するので、料理自体が高糖質。 お米が主食という概念を持ち食事が糖質に偏りがちであるのは歴史的な地理・風土も関係しますが、糖尿病にかかりやすい遺伝傾向を持つ日本人にとって健康的にはリスクが高い。 仏教が和食にもたらした良い影響は少し思いつきません。獣肉を食べるなは今となっては誰も守っていませんから。 それと、やはり「伝統的な和食」など存在しない、というのがご質問に答えるべきキモではないでしょうか。 現代日本人がぼんやり想像する「伝統的な和食」は、ご飯にお味噌汁、焼いた魚に何か青菜の小鉢、お新香、お茶、そんなものでしょうか。 ですが、これが可能になったのは戦後です。 たとえば120年前の日本人はもっと貧しい食事をしています。1900~1910年ごろの日本人の魚の消費量を見ると、「週にめざし1匹」とかなんですね。 毎食食べるような贅沢ができていた人はごくわずかです。そりゃそうでしょう、遠洋漁業も冷凍船も存在しない、流通自体が人力で運んでいた時代なんですから。 だから、採れる米や雑穀を、青菜がわずかに浮いた味噌汁でかきこみ、青菜や大根などの漬物を食べていました。 といっても120年前はすでに明治後期、都市部では洋食(オムライスやハンバーグ)等に舌鼓を打つ人も現れています。 明治から昭和初期の料理本に載っていたレシピを再現した人のまとめがありますが、非常にバラエティ豊か、かつ、現代でも通用する料理が多々あります。 けふの戦前料理(まとめ版) https://togetter.com/li/1975807 >明治から昭和初期まで、戦前※の料理本や料理雑誌、記事などのレシピを元に作ってみた料理(主食、おかず、汁物、お菓子、飲み物)を紹介。 ですが、「日本人全体の」食文化といえば、だいたいこんなものです。 同じまとめからこちらも。 「伝統的な日本食」というがだいたい戦後、良くて明治大正のものばかりなので「伝統…?」となる https://togetter.com/li/1917127 しかしまあ、ご質問になりたいことは「伝統的な和食とは何か」ではないでしょうから、このへんで。 それから、 >日本以外の仏教の国の伝統料理も体にいいのでしょうか? 「日本の伝統的な和食」は存在せず、「日本の伝統的な食文化が健康に良いだけ」とも言い切れない以上、「仏教圏の食文化は健康に良い」も成り立ちません。 またどの国であっても日本と同じように食文化というのはその時代ごとに激変してきているものです。 それからどの国の料理も、その国の風土や地理的条件、歴史的な変遷から食文化というものができあがっていますが、いずれにも「健康によい面と健康にわるい面」の両方を持ちます。 何が良くて何が悪いかは、上に書いた通りです。 そしてそれらは仏教の教えとは関係がありません。

回答No.1

はじめまして♪ 多少の関連部分はありますが、体に良いか悪いか?と言う食文化=宗教 と言うのは、当てはまらない。と考えた方が良いでしょう。 日本で長くかけて育ってきた日本食、(あるいは和食)と言うのは、確かに日本の仏教徒による常識も影響を与えていますが、それ以前からの神道(しんとう)の流れも入っていますし、そもそも地域ごとで得やすかった食材とかにも大きな違いがあったり、、と言う、「多様性」もありましたしねぇ。 案外、茶道からの食事に関する教え、などの方が全国的に広がりを持たせた?のかもしれません。 大雑把に考えますと、江戸時代の一時期に、肉食を禁止としたことの影響もあったのかなぁ、、一部地域以外は、魚などの食材が適度に得られたので、そのような食事文化につながっていったのかもしれません。(幕府が「御法度」としたため、方に触れない?と言う言い訳的な呼称で、○○肉が、動物名ではない、「桜」「牡丹」「紅葉」とか。。。さらに、4速歩行の「獣」とは違う(だろう)と言うこじつけから、うさぎは今でも「1匹」、2匹」や「1頭、2頭」ではなく、「1羽、2羽」と数えますね(苦笑) 仏教徒の間でも、幕府の禁止令が有った時代でも、たまには食べていた。と言うのも事実のようです。 私の知る範囲ですが、お寺の人たちも普段の家族の食事は一般庶民と同じようにお肉を食べているんだけれど、ご葬儀やご法事の後の「直会」に出てくる仕出し料理に「肉」が入っているのには違和感があると、、また、近所の神社の神主さんとの飲み会でも、「神事の後の社務所での会食」は、昔から変わらず、獣肉は絶対に出さない、と。。。 宗教的な範囲は、あくまで「宗教的な行事」の時に厳格化され、修行などの期間も同じような状況だそうです。 そして、古くからの「和食」だけではなくて、現代的な日本独自の料理(メニュー)も、和食(日本食)として認知されています。 もはや、日本のサンドイッチ、日本のラーメン、日本のカレーも日本食(和食)ですからねぇ。。。。 余談のついでに。。。 https://www.youtube.com/watch?v=kB7Zif78lrc 江戸時代の食事の一例ですけれど、あくまで「一例」ですから全てがこれと同じだった、と言う考えはしないでください。(むしろ、こんなのもある、と言う「小ネタ」くらいで楽しんでくだされば幸いです。)

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