アマテラス、皇族と機織り

質問

１、アマテラスは神なのに機織りしたのはなぜでしょうか？
２、卑弥呼も機織りしたのでしょうか？
２a. 折られた衣類は自分や家族のものですか？村の人に配った、または売ったのでしょうか？
３、その後、皇族は機織りしなくなったのですか？それはなぜですか？
４、雅子さまや愛子さまは機織りしなくていいのですか？天皇陛下が農作業をしていたのはニュースでみました。

回答No.2

D-Gabacho · ベストアンサー

1. 神話の時代は太古の昔に設定されており、太古の昔は階層分化のない単純素朴な社会とみなされていたということだと思います。神々しかいない高天原なんて構成員がみんな血縁同士の閉ざされた部族の村みたいなものですし、部族長で女主人のアマテラスが機織りしていても不思議ではありません。アマテラスの機織小屋には天服織女（スサノオ乱入時に事故死）もいましたから、作業の中心は天服織女でアマテラスは監督的立場と思います。ちなみにギリシャ神話の女神アテナも機織りをしていて、女神より上手いと豪語する人間の娘アラクネーと機織り勝負をしたりしています。

2. 卑弥呼は機織りしていないと思います。
2a. 基本的には自分や家族のもので、村（高天原）の人（神）に与えることもあると思います。売るというより奉仕や捧げもののお返しという感じでは？

3．歴史上の皇族は、おそらく誰も機織りをしていません。機織りは錦織部（にしごりべ）や服部（はとりべ）といった専門の職人集団の仕事で、皇族や貴族のすることではないからです。

4. 機織り自体にとくに重要な意味はありません。しても良いし、しなくても良いと思います。天皇陛下の稲作にしても昭和天皇からはじまったもので、古くからの皇室の伝統ではありません。

回答No.1

fujic-1990

> １、アマテラスは神なのに機織りしたのはなぜでしょうか？

　実際に天照大御神を見た人はいないわけで後世の創作です。それだけ日本人にとって「労働」「働く」こととは尊いものだ、と作家が思ったから。
　きっと遊んで暮らす両班を反面教師にしたのだろうと思います。

> ２、卑弥呼も機織りしたのでしょうか？

　昨今の話ですが、労働しなくてもいい「禁固刑」を課されても自分から「労働がしたい」と申し出るそうです。それくらいボーッとしているのはツライもののようです。

　なので、館の中で機を織りくらいはしていたカモです。

　機を織りながら「（頭痛がする、関節も痛むから）もうすぐ雨が降り出す」とか感じると、館の外へ出て民のための「雨乞い儀式」をしたりしたのではないでしょうか。

> ２a. 折られた衣類は自分や家族のものですか？村の人に配った、または売ったのでしょうか？

　後世の作家はそこまで想像していませんでした。だから伝承はありません。が、神の織った衣類を着るわけにはいきませんので、自分や家族用でしょう。

> ３、その後、皇族は機織りしなくなったのですか？それはなぜですか？

　機織りはしていませんが、田を耕して稲を植えたり和歌を詠んで日本の文化向上に努めました。

　民の台所から炊煙が上がらないのをご覧になり、「３年間無税にせよ」と仰せになったり、政治をなされました。なんかすると「増税で」と叫ぶ今時の臣下たちとエライ違いです。

> ４、雅子さまや愛子さまは機織りしなくていいのですか？

　機織りはなさいませんが、雅子様は「お蚕様を飼育」して絹の材料をお作りです、たぶん愛子様もお手伝いを。それでいいのです。どう頑張ったってプロが織った機には負けますので。