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アメリカのM60戦車
アメリカは万を超すM60戦車を運用していたと思うのですが、これはその後どうなったのでしょうか? 全て海外に売られたわけではないと思うのですが、分解して屑鉄になったのでしょうか?今も砂漠で眠っているのでしょうか? T62やT55が活躍する今のウクライナであればM60も戦力になりそうと思うのですが。
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>アメリカは万を超すM60戦車を運用していたと思うのですが、これはその後どうなったのでしょうか? アメリカ以外の国で、まだ6,000両以上が現役らしいですよ…。 (いやまぁ定数ですけど…。) あと、「万を超す」って言いますけど、これって各型の合計数です。 単純に各型を合計すると、2万両以上ですが、そもそもM60は、M48を改修した物がかなり含まれますし、M60A3もM60A1を改修した物(海兵隊の戦車は全部改修車)の方が新造分より多かったりします…。 つまり、M60って生産量って各型で重複しており、最盛期だったとしても同時に2万両が存在していた訳ではありません。 また、M60戦車を故障後改修して、各種工兵用の車両(架橋車両等)にも改造されています。 (なにげに米国州兵ではまだ現役です。) あと、米国の砂漠で千両単位でモスポールされているとも聞きます。 (私は、情報元の確認を取れていませんが、2000両以上保存していると聞いた覚えが有ります。) >分解して屑鉄になったのでしょうか? 戦場での損失や生産終了後の共食い整備が有りますので、米国でもそれほど積極的に戦車を鉄くずにはしていないと思います。 あと、米国って日本と異なり、国家予算では改修・整備費ってわりと認められやすいです。 ブローニングM2重機関銃の原型が米軍に導入されたのは、1921年(100年を超えてるよ…。)である様に、修理・改修して同じものを使い続けるのが大好きなのがアメリカの特徴です。 B52(爆撃機)なんて、1950~60年代に生産されたんですが、なんと2050年代(同じ機体を90年以上!?)まで現役で使うそうです…。 日本(アメリカ以外の殆どの国がそうなのですが)だと、既存兵器の改修予算を計上すると、新規兵器の導入予算が削られてしまいますので、普通はしないのですが…。 M60の前世代の戦車であるM48にすら、砲をM60相当にし、射撃管制装置をM-1相当にすると言う対応をする国なので…、 (旧兵器を改造して使い続ける事に、民族的使命感でも有るのでしょうか?←日本人の私には分かりません…。) なので、生産した車両は何らかの形でまだ残っている物が多いのではと思います。
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- oska2
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>アメリカは万を超すM60戦車を運用していたと思うのですが、これはその後どうなったのでしょうか? 既に、誕生してから50年以上経っていますよね。 当時としては、世界最強の戦車でした。 が、中東・北アフリカ諸国(ヨルダンなど)では今でも現役です。 製造メーカーが、随時アップデートを行っていま。 >今も砂漠で眠っているのでしょうか? 今も、現役として元気に走っています。^^; >T62やT55が活躍する今のウクライナであればM60も戦力になりそうと思うのですが。 その通りですね。 ロシアもウクライナも、旧ソ連時代の戦車を現役で実戦投入しています。 まぁ、旧ソ連で採用していた戦車は「多くがウクライナの工場で生産」していました。 ロシアが乗り捨てた戦車は、ウクライナ軍が回収修理して再度ウクライナ軍として実戦配備中!
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ご回答ありがとうございました。
- eroero4649
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>戦車って整備したら100年前でも動くのかと思ってましたが、そうはいかないんですかねえ。 ソ連製品は「無駄にデカくて構造が単純で頑丈」が特徴です。AK47がその典型例ですね。 戦車も同じで、ソ連製のものは凝った電子装備なんかはついていないのです。だからやられメカなのですが。でも構造が単純だから質が低い整備士でも整備できるし、部品がないなら作ることもできます。そこがソ連製のいいところなのです。 1990年代の旧ユーゴスラビア内戦で、第二次世界大戦で使われていたT-34が使われていたので、私はびっくりしたんですよ。 内戦だったので小火器が主な武器で、戦車なんて滅多に出てきませんでした。だから戦車対戦車という戦いはほとんどなかった。戦車に求められたのは「敵の機関銃拠点を砲撃で撃破する」とかそういう役割でした。だからT-34の火力でも十分でした。 それに加えて昔の戦車で電子部品も一切使われていないし、全部鉄の部品だから町工場でも部品が作れるし、東欧の田舎の自動車整備士みたいなオッサンでも見れば分かるので整備ができるのです。だから稼働率も高いのでそれで十分だったのです。時々T-62なんかも出てきたそうですが、田舎の自動車整備士のオッサンには手が余って、稼働率が低くて不評だったそうですよ。 ウクライナは元々ソ連の一部だったので装備品はいわゆる東側装備です。ロシア軍の戦車をかっぱらっても同じキリル文字だし基本的にウクライナ人はロシア語も分かりますからすぐに使うことができます。 でもM60は彼らにはなじみのない英語で表記してあって、しかも装備の系統が違うから「見ればだいたい同じ」ってこともありません。そうすると整備するにしても戦場で使うにしてもイチから覚えなきゃいけないから、訓練を十分にしなければなりません。 質問者さんも、自分の仕事で使っているものでもロシア語の製品が来て「これを使え」っていわれても何を書いてあるかチンプンカンプンだし途方にくれちゃうじゃないですか。 またもっと重要な問題に「弾薬」の問題があります。砲弾がね、全世界で規格が統一されているわけではないですからね。十分な量の砲弾も供給されないと使えないですよね。 現場でいち部隊だけ装備されたら、その部隊のためだけに別に砲弾を用意しなけりゃいけない。どこの国にも仕事ができないバカはいるから、砲弾百発持って来いといったら規格が違う砲弾を持ってきてこれは使えないやつじゃないかみたいなことも必ず起きますよね。補給も混乱してしまいます。 現代陸軍ミリタリー界隈のホットなトピックのひとつが「戦車不要論」でした。IS相手のイラク戦争やアフガニスタン戦争では戦車の出番はなかったので「こういうゲリラ紛争の時代に戦車って不要なんじゃないか」という議論が起きていたのです。自衛隊の16式機動戦闘車なんてのはその影響を受けて作られたものです。キャタピラよりタイヤのほうが使い勝手がいいんじゃないかってね。 でも国家同士の本格的な戦争なら戦車も出番があり、必要とされることがあるんじゃないかといわれていました。けれどその「国家同士の本格的な戦争」でロシアのT-80などが一方的にやられるのを世界中のミリタリー関係者が目の当たりにして、「やっぱり戦車って要らないんじゃね?」という空気感になっています。ジャベリン対戦車ミサイルはあのお金持ち軍隊であるアメリカ軍でさえ「贅沢品」だと思うほど高価なミサイルなのですが、それでも戦車よりは安価であり、そんな安価なミサイルに高価な戦車がほぼワンサイドに撃破されてしまったことは、世界中の陸軍関係者に衝撃を与えています。 この戦争は、対戦車ミサイルとドローンがモノをいう戦争となっていますね。
- eroero4649
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M1エイブラムスが採用されたのは1981年。40年くらい昔になるわけですから、M60は90年代くらいまでは海兵隊が使っていることもありましたが、それでも30年くらい昔になるので動かせるものはほとんど残っていないでしょうね。 ソ連て国は、物持ちがいいんですよ。社会主義はSDGs的であります。
お礼
ロシアを見てると戦車って整備したら100年前でも動くのかと思ってましたが、そうはいかないんですかねえ。 ロシアだってT62をそこまで丁寧に扱ってたかとなると疑問ではあるのですが。 ご回答ありがとうございました。
お礼
うーむ千両でも動けば大した数なんですけどねえ。 なぜウクライナに送らないのだろう? ご回答ありがとうございました。