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栄山寺・梵鐘銘文の現代訳

奈良県五條市の榮山寺。養老3年(719年)藤原武智麻呂公が創建した 藤原南家の菩提寺。国宝「八角円堂」の手前に国宝の梵鐘がありました。「栄山寺梵鐘は銘文から平安時代中期の917年(延喜17年)に鋳造されたと言われ小野道風が書いたと言われていますが、書体は小野道風よりも古様と言われています。」の説明あり。鐘の銘文①②③④は何と書いてあるのか知りたいです。現代訳 よろしくお願いいたします。

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  • D-Gabacho
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回答No.2

間違いがあるかもしれませんが現代語訳してみました。 なお銘文の文章は①→③→④→②の順につながっています。 ②は仏教の専門用語ばかりで訳すのがめんどうなので省略しました。 ① 道澄寺は、従三位大納言兼右近衛大将皇太子傅藤原朝臣(道明)と従四位上参議左大弁兼勘解由長官播磨権守橘朝臣(澄清)が、この世で受けているすべての恩に報い、衆生を六道輪廻から救済するため、真心を重ね力を合わせて建立するものである。 ③ 寺の建物は屋根を連ねて南北に広大壮麗であり、尊い仏像は所狭しと並んで前後に結跏趺坐している。両大臣は前世に焼香して功徳を積み、親戚関係に生まれた間柄であり、ただ現世での再会を結ぶだけではなく、ともに極楽浄土に行こうとしている。そこで、それぞれの名前の頭の文字(道と澄)を取り、この寺の名とした。 ④ 寺の由来を未来に残すとともに、来世でも同志でありたいからである。 ここに藤原准大臣は、工匠に命じて大鐘を鋳造し、長夜に昏迷する人々に妙なる鐘の音を聞かせて夜明けを告げ、苦海に沈溺する人々を真理の叫びで驚かせて苦海を渡らせる。延喜十七年十一月三日銘。その言葉とは(④へ) ② 鐘の音のありがたいご利益についての言葉

areisama
質問者

お礼

現代語訳 凄いですね。感激です。梵鐘の銘文内容を傘寿になって初めて知ることができ 嬉しいです。ありがとうございました。

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回答No.1

書き下し文を見つけましたが、ご存知でしょうか。 参考:「大和&伊勢志摩散歩」 http://yamatojiblog.blog.fc2.com/blog-category-208.html 拡大しても、読めない箇所や読めても意味が分からない語句が多数あります。 私自身の勉強のために、1,3画をなんとか読んでみましたので、ご参考までに。 ただし、私には現代文に直す知識はありません。 道澄寺は、従三位しゅ 大納言、兼右近衛大 将、ぎょう、皇太子□、藤原の 朝臣(道明)と参議、左大弁、従 四位の上、兼、行、かげゆの 長官、播磨の権の守、橘の朝(澄清) 臣と四恩を報じ、六趣をすくわん為に 誠を合わせ、力を合わせて建立する所なり 堂宇いらかをならべて、南北にりんかんし 尊像座を接して、前後にかふ(跏趺)す 両相公むかし香火の縁をうえ 生れてくわかつ(瓜葛)の戚たり ただ現世けいかつの情を結ぶのみならず また浄刹に安養の楽しみを共にせんと欲す 故に、各々其の名の首字を取りて 以てこの寺の額題となす。

areisama
質問者

お礼

書き下し文・・・知りませんでした。拡大しても読めませんね。こんなものがあることを知っただけでも 弁居になりました。ありがとうございました。