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新選組についてです。
かつての新選組とは現在の警察のような存在組織なのですか?違いますか?新選組が存在していた頃、日本に警察ってありましたか?教えて下さい。
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京都の治安維持に当たってきたのは京都所司代、京都町奉行ですが、幕末になり各藩の脱藩浪士が京都に集まるようになり所司代の手に余るようになると、今度はその浪士連中を取り締まるという目的で清河八郎が浪士組を結成します。 浪士組なので、所司代や奉行所のような役人ではありません。傭兵の集団のようなものですが、京都守護職(松平容保)の支配下に入ることで資金を回してもらうことができました。 池田屋事件の功績により幕府の直参となり、隊士は武士の身分を得ます。 専ら政治犯・テロリストをしょっぴくのが仕事であり、従来の奉行所との棲み分けはそれなりにできていたようです。太平洋戦争前の特高警察のようなものでしょうか。 また新撰組の隊士は身分が低い上に荒っぽいので、あまり奉行所や(後に旗本や御家人で組織される)見廻組とはうまくいってなかったようです。
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- tzd78886
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回答No.2
今の日本の警察と全く同じ組織はありません。「奉行」→「与力」→「同心」といった人たちはいましたが、実際の捜査はこの人たちだけではなく、「岡っ引き」「下っ引き」といった人たちにもやらせていました。「銭形平次」などは「岡っ引き」です。この人たちは役人ではなく、同心が個人的に雇った「使用人」です。つまり、賃金は同心から受け取っていたのです。同心は役人から受け取る報酬以外に、事件の被害者からも「捜査費用」を受け取っていました。今で言う「私立探偵」に頼むようなものです。どこでも自由に捜査できるわけではなく、大名屋敷や寺社は特別の許可を得ない限り不可能でした。
お礼
回答して下さり、ありがとうございました。