「立たま憂き」とは? 西行の歌で出てきます。
夏山の夕下風の涼しさに楢の木蔭の「立たま憂き」かな 西行
普賢品散り敷きし花の匂ひの名残り多み「立たま憂かり」し 法の庭かな 西行
に出てくる「立たま憂き」の意味が推測はつくのですが、検証できません。
現代語ですと、「立ち去りがたい。」・・・こんな感じでしょうか。
古語辞典、広辞苑、web辞典、NET検索などもしてみましたが、解明できず。
西行は平安後期の歌人ですよね。上代の歌人の影響も考えて次のように考えてみました。
た・つ【立つ】「自四」
立・た(未然形) + 《ま》む(ん)の未然形 + 憂き 《ま》は上代。(古語辞典より)
で、「立たま憂き」 ううん。(T_T)
こんな風に考えてみました。これで良いのでしょうか。正しくはどうなのでしょうか。
作歌に活かしたいので、納得したいのです。
よろしくお願いします。