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野蒜(のびる)の種類について
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>野蒜(のびる)の種類について >分けつした同じ株の中に、写真のように球の形、根の太さや数がはっきり違う2種類がありました。 共にネギ臭があり茎に独特の縦じまはあります。なぜこのようになるのか、わかる方いらっしゃいませんか? ⇒以下のとおりお答えします。 といっても、酒の肴としてノビル大好き(味の濃いミソをちょっとつけて食べるとたまらなくうまいのです!)という理由で関心があるだけの、植物学門外漢です。 写真を拝見して思い出しました。川の土手でまとめて引っこ抜くと、たまにどちらも株も見かけるような気がします。写真の右側似のものが多く、その脇にへばりつくような形で左側似が付いている姿が記憶に残っている感じです。飛び地株とか近くの別株とかでなく、分けつ株ということを考え合わせると、環境はほとんど同じですね。強いて違いを考えるなら、日当たりの違い、モグラやミミズ、その他の微生物の影響くらいしか思いつきません。庭やプランターで栽培してみたことがありましたので、その時の経験も合わせて考えますと、土壌の質やかすかな温度差、含有水分やPHの片寄りなども無関係ではないかもしれません。 …とは申しましても、以上は何らの裏打ちも証明材料もない素人の推測にすぎません。そこで、ふとネット検索してみる気になって当たってみました。ありました。あるサイトでこう説明しています。《 》内の部分のご注目ください。 「(ノビルは)開花した後、6月ころになると花茎頂に、花になるはずの細胞が変化して、小さな球根のような珠芽(むかご)ができ、散布体としてポロポロ落ちて新しい個体になって繁殖する。しばしば、開花前から花を咲かせずにむかごだけが着生するものや、花を咲かせている個体でも、《一部がむかごに変化して、むかごと花が混じったりするものがある》。むかごは紫褐色で固く密生し、たくさん集まると表面に突起の出たボールのようになる。《田んぼや畑の周囲に、花を咲かせずむかごだけの個体が多く見られる理由は、人の手によって頻繁に雑草の草刈りが行われるために、花を咲かせて種子をつけるよりも、効率良く子孫を残すことができるため》だと考えられている。」 これを読んではたと気づきました。写真の左側の茎下の球根はノビルそのものでなく、その「ムカゴ」ではないか、と。いや、そうに違いありません。大きさといい、色といい、これはムカゴから出た茎と葉い間違いはないと思います。 なお、詳しくは、 《https://ja.wikipedia.org/wiki/ノビル》 をご参照ください。「概要、名称、分布と生育環境、特徴、利用、栽培、文化、近縁種」などが説明されています。
お礼
詳しくご回答くださいましてありがとうございます。 新しい知識になりました、感謝いたします。
補足
私もネットで色々調べてみました。写真のも家の栗畑で見つけたもので、そこは毎年3回くらい機械を使って草刈りをしていて、去年もあったのですがそれほどの株の大きさではなく、今年になって大きさが5倍ほどに大きくなっていました。 花は見てないので《田んぼや畑の周囲に、花を咲かせずむかごだけの個体が多く見られる理由は、人の手によって頻繁に雑草の草刈りが行われるために、花を咲かせて種子をつけるよりも、効率良く子孫を残すことができるため》や地中で分球したものが固まったのと思われます。 ウキペディアに載っている写真をアップしてみると、やはり太い根を持つのがありますね。 20cm 位の塊に200本くらいありましたので、環境的にはほぼ同じと思います。 左側のは「ムカゴから成長したもの、または分球したもの」そして右側は「分球途中の物で球がまん丸ではなく少し出っ張りみたいなところがあり、その出っ張りが分球していく」と理解しました。 ちなみにこれを発見したのが1年前でして、不思議に思いネットオークションで野蒜の種を購入して、育てたところ両方とも出現していました。こちらのほうはもう少し様子を見るつもりです。