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ヨーロッパの国々の年収
日本の年収ランキングが世界21位だそうですが、驚いた事に日本よりGDPが低いヨーロッパの国々の方がはるかに日本より年収が高い事です。夜遅くまで働いておらず、また、長期休暇も取りつつ、何故、日本より年収が高いのかがわかりません。いったい、どういうカラクリになっているのでしょうか?
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それはまあ滅茶苦茶乱暴にいうと、世界はインフレなのに、日本はデフレだったからです。 分かりやすくいうと、アメリカの株価がそうですね。ブラックマンデーだのリーマンショックだのというとんでもない暴落が時々起きるけれど、長い目で見ると値段は右肩上がりになっています。 つまり1ドルの価値が徐々に下がっている。ポジティブな言い方をすると「生産性が向上している」といえます。労働者一人がより多くを稼げるようになると、社会全体としてはインフレになるわけです。これは経済的には成長していることになります。 一方の日本は、いわゆる「失われた30年」の間でデフレが続きました。社会全体がデフレになったわけですが、これは逆にいうと労働者の生産性が落ちている(もしくは現状維持)といえるわけです。つまり成長がない。いいとこ現状維持に過ぎないのです。 世界がどんどん成長しているのに、日本だけが現状維持をしていたら、そりゃいつか追いつかれて、そして追い抜かれてしまいます。 失われた10年ではまだアドバンテージがあって、失われた20年で追いつかれて、失われた30年で追い抜かれたのです。 今の日本のダメなところは、新しいものに対する拒絶反応が強すぎることでしょうね。例えば世界はキャッシュレス決済がすごい勢いで進んでいます。中国なんてずっと前から財布で現金を持ち歩かなくなっている。でも日本ではまだまだ現金決済にこだわる人たちが多いわけですよね。 70年代、80年代の日本では新しいものが出ると、それに飛びつく人たちが沢山いました。だから新しいものが広まってゆくという好循環もありました。ただそれはいいことばかりとは限らず、その代わりに伝統的なものなどはカッコ悪いものだと否定もされてきました。 そういう古いものが再評価されるようになったのはいいことではありますが、そうするとイノベーションは起きない問題がありますね。
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- aoaoao
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詳しくはありませんが、 アイスランドなどは税金が高いから年収も高いのではないでしょうか。 ご覧になったランキングは手取りの額ですか? 国によって、税金の額や、税金で補填される学費や医療費などの内容が違いますので、 本当に好きに使える「余ったお金」がいくらなのかを比べないと、 年収だけで生活の豊かさを想像するのは難しいと思います。
お礼
税金が絡んできますか…なるほど。アイスランドで思い起こすメーカーも特になく、不思議だな、と思った次第です。ありがとうございました。
- sutorama
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大きな問題はふたつ 日本はまだまだ「終身雇用制度」の国であること つまり、なんも成果をあげていなくても、問題を起こさなければ、給与が上がっていくシステムで、欧米は「成果主義」であるのことで競争が生まれ、成果をあげていくので、それに対しては給与もあがる ので、日本は企業同士は技術やサービスを競い合いますが、企業内では競争は生まれず、優秀な人材が海外の企業に流出するしシステムです もうひとつは「就業率」です 日本は高齢化も進み、また、働けない人が多いのですが、政府が守ってくれている国です つまりは、GDPである平均収入はあがりません また、派遣システムを履き違えてしまったので、本当はそこで大いに成果を上げたも者には高い給料を払うシステムにすればよかったのに、そこでも終身雇用制度の「年上は偉い」という年功序列が存在していますから、成果主義に転換するのは難しい国です まぁでも、コロナが開けて、金持ち?の国の人が観光にきてくれたり、安くて良い日本のモノを買ってくれれば、日本という国はこのままでも良い気がしますが、その一方で技術がガラパゴス化していますから、経済界もそろそろ偉そうにしないほうが良い気がします
お礼
終身雇用制度ですか。なるほど。そうですか。それにしても、特に工場なんかが林立しているイメージのないアイスランドが2位というのは、アンビリバボーな感想ですね。ありがとうございました。
お礼
なるほど。世界はインフレ、日本はデフレの結果ですか。それと、キャッシュレスは、確かに飛びつかないですね。まだまだ、データ上のお金を信用していないところはありますね。しかし、それでも、GDPが世界第三位だから、JAPANには拍手を送りたいと思います(笑)ありがとうございました。