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TSMC熊本工場

TSMC熊本工場。 ついにアジアの大企業が、 「日本なら非正規社員の安い労働力が期待できるから」 と言って、20ナノ級の「最先端ではない」半導体のための量産工場を作る、 そんな時代になったのかなあ、と思いますが、 皆さまいかがでしょうか?

みんなの回答

回答No.3

技術面からの回答です。 TSMCが日本に工場を建設することになったのは、日本が、工場進出を要請したからではないでしょうか。 建設費用およそ8000億円の内、日本政府が、なんと4000億円も補助するわけですから。 22と28ナノ品を生産する予定ですが、このサイズは、車載(自動車用)半導体には適格です。 半導体は、そもそも熱の影響を受けやすいのです。 特に高温域では、動作が不安定になります。 エンジンルームは100℃を優に超えています。 半導体自体も発熱します。 しかも車は、振動の連続で、半導体自体ももろに振動を受けます。 これらの周囲条件に耐えるには、ある程度の“回路の太さ”が必要です。 さらに、品質と耐久性が厳しく求められます。 勿論、コストも重要ファクターです。 5ナノ品は、使用環境が穏やかな民生用で、主にスマホ用です。 今の日本の半導体メーカーでは、40ナノ品が主流ですが、車載にするには、コスト面も考慮せねばならず、ぎりぎり選択した値が22・28ナノ品ではないかと、ちょっと詳しい技術者の友人の話です。 微細化すればするほど、検査工程が増えて、コストアップするとのことです。 以上の見方は、TSMCの日本工場が、車載半導体を生産する目的であればの話ですが、専門家の見方では、車載半導体を生産する可能性が大です。 自動運転車の将来を展望すれば、カメラの需要拡大が見込まれており、この分野では、日本メーカーが強く、さらに自動車産業は、今でも世界で競争に勝てる力があります。 22、28ナノ品は、車載半導体では、最先端を行く技術になります。 日の丸半導体の復活なるか、期待しています。

Don-Ryu
質問者

お礼

ありがとうございます。 その「高い技術」と「信頼できる人材」が、安く手に入る国、 つまりは今の日本はアジア大企業にとって、そうなんですね。

  • t_ohta
  • ベストアンサー率38% (5243/13715)
回答No.2

半導体製造装置や半導体の原材料生産は今でも日本がトップクラスですから、日本に工場を持つことで調達がしやすいという理由もあるでしょうね。 それに、自動車などの工業製品に搭載される半導体は最先端では無い古い技術を使って安定した動作が得られるモノを多く使うので、日本国内での半導体需要を考えるとTSMCの判断は間違ってないのかもしれませんよ。

Don-Ryu
質問者

お礼

TMSCの判断は正しいでしょうね。 TMSCにとっては、「高い技術力」と「信頼できる人材」が、派遣社員のおかげで安く手に入る国、 今の日本は、そうなんですね。

  • g27anato
  • ベストアンサー率29% (1166/3945)
回答No.1

他に回答が無いようなので、 「安い労働力」だけでなく、 「員数」「技術」「教育」「信頼」、 「土地」「設備」「資材」、 「インフラ」「需要」「運営」、 …等々、 全てを勘案して、 「販売価格」対「製造コスト」が経営的に安全有利なら、進出を判断するのも不思議な事ではありません。 過去の日本企業が中国に進出した時より、 政治的に安全な日本は台湾企業にとって、地勢的にも安心できる利口な選択肢の範疇です。

Don-Ryu
質問者

お礼

信頼できる人材、 信頼できる資材、 信頼できる技術、 信頼できるインフラ、 が 「安く」手に入る国、 台湾の大企業にとって、それが今の日本なんですねえ、 だから来る、と。

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