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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:桜の木)

桜の木の寿命とは?

このQ&Aのポイント
  • 桜の木の寿命や特にソメイヨシノの寿命についてご紹介します。
  • 桜の木の寿命は一般的には20年程度と言われていますが、環境や管理方法によって異なることもあります。
  • ソメイヨシノは比較的短命で、樹勢の衰えが早い傾向にあります。約15年程度で終わることもあります。

質問者が選んだベストアンサー

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回答No.1

サクラの木の寿命は、種類や品種・殖やし方でそれぞれ違ってきます。なのでもしサクラを植えたい時に都合の良い寿命の長さの種類や品種を選ぶと良いでしょう。 一般的なソメイヨシノは平均して50年と言われてますが、これはソメイヨシノが異種交配由来の品種で遺伝的に花は咲いても正常に受粉できず発芽能力のある種子が作れないので、そのため殖やし方はほぼ枝を接ぎ木し苗木を作るだけである事から。樹木は本来の寿命を持つ実生で育つ物と比べると、たとえ同じ遺伝子を持っていても別の種類や品種を台木に使って接ぎ木で殖やした個体は短命になりがちとも聞いたことがあります。ちなみにサクラの枝を挿し木で発根させることはかなり難しく滅多に行ないません。 日本のサクラは主に野生種が何種類か(原種・自然交配種)と、人為的に交配された園芸品種に分かれます。野生種は鳥に熟した実を食べさせ他所に運んでフンと一緒に落としてもらい、その場所が日当たりの良い開けた場所だと発芽して育っていけます。野生種でも人が盆栽用やら、いわれの有る銘木の次世代の木として接ぎ木で育てることもあります。 普通自然交配種の場合は種子が出来、次世代が残せる生殖能力を持つ物だけが生き残って繰り返し種子で広まっていきます。なので、今でも時々新種が見いだされる事があり、山に昔から生えていて地域の人に既に存在がよく知られていた木であっても専門家が改めて特徴を確認し、地域に生える他の種類と比べてみたところ実は自然交配由来の新種であったという事も珍しくない様です。 ソメイヨシノは栽培下で出来た品種で両親の種類がはっきり記録に残っていますが、もし同じ種類が野生下でたまたま近くに植わっていて交雑し種子が落ちても、生えて来た木が人の目に付かなければ一世代限りの命で日の目を見る事は無かったでしょう。たまたま人が植えていた木同士で異種交配出来て、育てて貰え一世代目の「花が美しい」と人に見いだされた事によって生き残れ大事にされてここまで世に広がっていけた、とてもラッキーな木だったと感じます。 ソメイヨシノはたまたま遺伝子的に自家受粉できず、他花受粉も滅多に無くて接ぎ木でしか殖やせなかったので、全国各地のソメイヨシノは全て同じ遺伝子を持つクローン体です。最初は一世代目の原木から切られた枝を、他のサクラの種類の実生苗木を台木にして接いで苗木にし、以降は何世代分も繰り返し苗木を作って広めたので全国各地にソメイヨシノの名所が出来たわけです。クローン体というのは動物でもオリジナルから比べれば短命である事が多いそうです。 ソメイヨシノは他のサクラの木よりも短命な特徴を持つ為に、各地でそろそろ寿命を迎える木も増えてきてそれが問題になっているそう。どこの名所も寿命のことまで考えていなかったので後継の樹木の育成や確保まで今迄手が回っておらず(接ぎ木苗木が作れても植えて見栄えがする木に育つまで10年以上かかる)、昔は見事だった並木なども弱ってきたり枯れたりでだんだん本数が減ってきているのだとか。 あと、人が観賞する目的の品種であるが故の悩みもあり、枝の剪定を繰り返し本来の樹高や樹形を変えてしまう事からくる負担からの大枝の痛みや折れから病気が入って傷んでくる(青森の弘前城のサクラは桜守がリンゴ農家の技術を用い上手に剪定して健康を保っているとか)、人がすぐ近くを通るので根元近くの土が踏み固まってしまい根に影響が出て弱ってくるなど・・・。ソメイヨシノも苗木のうちから枝の剪定をしないで育てればもっと樹高が高く育つのですが脇枝があまり横に張らずに伸びるので花が咲く位置が高くなり人が見て楽しむには向かない樹形に。人が近寄らない場所に植えれば元気に育ち寿命ももう少し延びるかもしれませんがそうなると人は遠目でしか花が見られません。 ソメイヨシノは人によって生かされている反面、人の都合により寿命が短かい品種とも言えます。自然淘汰からは人のおかげで運よくすり抜けられたものの弱い部分があってどうしても人の手に頼らなければいけない品種なのです。 他の種類や園芸品種だと寿命の長いサクラの木は結構あり、本州だと田舎に大木で何百年もその場に生え花を咲かせているというのがあります。ただ大抵は元々野生種の様で、八重桜や枝垂桜などの突然変異由来の種類で生命力が強い木だけが残ったか誰かが植えたりで、昔からその地域のシンボルとして大切に残されてきた様です。 北海道の私の住んでいる地域でよく見るサクラはエゾヤマザクラという野生種で寿命は結構長い様です。ただ、本州程サクラを観賞する歴史が古くはないので人の住む場所では開拓期以前の150年以上も経った古木と確認されている大木はあまり無く、山奥の人里離れた場所になら生えている可能性はあっても、ヒグマの住むエリアには人が滅多に入らないので見つけられていません。それでも海岸にある江戸時代から漁業などで栄えた港のある土地だと海が良く見える低山の中腹などにある厳島神社から分社された神社の境内などで、見上げる程高い樹高の木が生えソメイヨシノよりも赤味の強い花を咲かせているのが遠目から見えます。樹高が高い事から花が見えずらいので本州の様な近くに敷物を敷き飲食するお花見の習慣はありませんが、4月末から5月初めの開花ですっかり春になったと確認できるので(この辺だとサクラが散った後にウメが咲く)農作業の目安にされてきた様で、真っ先に咲き春の兆しを感じる白い花のキタコブシと共に昔から好まれて里に植えられてきた木ではあります。 ただ、この種類は基本実生から殖えるので庭に植えたい場合は将来かなり大きく育ちすぎ管理が大変な事と、黒い実がたくさん付き下に落ちて潰れ汚くなる、野鳥が食べに来るのでその弊害、もし近くに園芸品種のサクラが生えていれば自然交雑しその種子から生えてくる苗はどんな特徴をもつ木に育つか分からない(育てるつもりが無ければ良いのですが)などの理由があってよほど敷地が広くない限りはエゾヤマザクラをわざわざ植える人はあまりいません。地元の業者が仕入れてくる本州の園芸品種の中で耐寒性が強くあまり大きくは育たない物を植える事が多い様です。 我が家は元農家だった敷地ですが先住者が畑のほとんどを売却したので残った土地が限られており、入居する前から植えてあった八重桜が若木のうちに病気に罹り枯れました。同じころにサクランボの結構大きな木も根元が空洞になり枯れたのでどうも感染性の病気に罹った様です。なのにすぐ近くの他所の土地に何本か生える樹齢が100年近くありそうなエゾヤマザクラには一本の被害もありませんでした。人の手が介在している種類というのは弱いです。 園芸品種は我が家の土地だと生き残りが難しいと感じ、ちょうど機会があって入手できた野生種のチシマザクラの盆栽用接ぎ木苗を植え10年以上が経ち、ようやく幹が太く見栄えがするほどの姿に育って花がたくさん咲く様になりました。根元近くからも太い枝が生えてくる性質なので全体がこんもり丸く可愛い樹形です。 チシマザクラは北方領土原産の原種で矮性の特徴を持つ低木性のサクラ。戦後引揚者の方が苗木を持ち帰り根室市のお寺に植えた木から殖やされた由来の木だそうでお寺のは樹齢が70年以上ありそうです。基本実生で殖やすので特徴の個体差が激しく、自然樹高は大体3メートルくらいですが、実家に植えてあった物はもしかすると他のサクラとの交雑が疑われますが一見普通のサクラの若木にも見える樹形で5メートル近くあり、狭い場所で育ちすぎて切られてしまいました。 本来伸びる枝が長くないのでほぼ剪定は必要ありませんが向きの悪い枝だけ切り除き、うちのは早くに芯止めしておいたので管理し易い2メートルほど。花色は実家のピンク色とは入手先が違うからか我が家のはほぼ白い花です。接ぎ木だと分っているので、うちのだと場所を取らないのでより寿命が長くなり、違う花色も咲くかもしれない実生で育った木が数本か欲しいなと思い種子を取りたいのですが、実の膨らみは確認できるものの熟した実が取れないので野鳥に食べられてしまっているのかも。 北方性の種類なのでチシマザクラそのものは本州だと標高がかなり高いところでしかうまく育たないそうですが、本州の園芸品種にはチシマザクラの近縁で日本原産の物との交配由来である小型で育つ品種がいくつかある様で、特に盆栽に使われる品種の苗木から育てると芯が既に止めてあるので将来そんなに大きくは育たないのではと思います。

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

その他の回答 (3)

  • takochann2
  • ベストアンサー率36% (2420/6678)
回答No.4

ソメイヨシノはクローンなので永久に生き続けるという事になってしまいますが、台木接ぎ木されたソメイヨシノは70年くらいじゃないでしょうか。

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • FattyBear
  • ベストアンサー率33% (1532/4617)
回答No.3

実家にあったソメイヨシノは60年くらいで枯れました。 根本の幹の直径は30cm位の太さでした。 成長が早いが寿命も短いです。植付も知っていますし枯れるのも 見届けました。

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

  • JP002086
  • ベストアンサー率34% (1535/4403)
回答No.2

桜って「桜切る馬鹿 梅切らぬ馬鹿」と諺があるくらいなので、切らなくて良いです。 ただ、街路樹として使われている所もありますし、敷地から隣の家に掛る事も有るかと思います。 その際は、隣家に掛る部分だけにしましょう。 寿命と言っても人間の様な寿命は、基本的にはないので「立ち枯れ」する年数としては、桜の種類によって2000年とか1500年とか言われている桜もあります。 ソメイヨシノの場合は、50年説とか60年説とか70年説がありますが、植樹した正確な日付や経過観察をしている桜が少ないため、実際の所、どれが本当なのか?が判っていません。 なので、枯れるまで楽しまれては如何でしょうか。 ちなみに、下記の様なサイトがあります。 日本の桜 ベスト20 ご長寿桜大集合! https://tabi-mag.jp/sakurabest20/

ithi
質問者

お礼

ご回答ありがとうございます。

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