なぜ政治についてはど素人でも語れるのか
ひとつの解答がある問題ではないのでアンケートで質問しようか迷ったのですが、こちらで質問します。
たとえばロボット工学について議論になった時、その分野の素人は何の話をしてるかさえ理解できません。
建築分野で、この部分にはどのような部材を使うのが強度の点で適切かなんてのは素人にはわかりません。
医学の分野でさえ「どの治療法を選択したいか」は患者自身に選択できても、厳密な意味で「どの治療法が適切か」については本来専門家でなければ適切さの判別は出来ないはずです。
政治についても同様です。
たとえば消費税を何%にするのが適切であるかは、最低でも国家の歳入・歳出や財政状況、今後見込まれる各種要因などを熟知していないなら、税率を何%にするのが「適切」であるかの判断など出来るはずがありません。
そのような知識の無い者は「これ以上税金を『払いたくない』」とか、「自分は所得が多いから消費税の方が嬉しい」という要望は出せても、その適正さは判断できないはずです。
本来専門分野については、高度の専門知識を有する者でなければ適正な議論をしたり、案を提出するのさえ困難で、時にはまるで的外れな案を出しかねないものだと思うのです。
《質問です》
1.こと政治についてだけは、どうして政治学の基礎もイロハもわからないど素人がそれなりの意見を語ったり、その道数十年の研究をした人と議論できたりしてしまうのでしょう。
2.そもそも政治のイロハさえ分からないど素人が、国家を語るのは国の将来を間違った方向に向ける可能性が高くないのでしょうか。
《補足》
素人をバカにする意図はありません。
私自身政治学についてはど素人です。
皆様のご意見をお聞かせください。