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地方出身の政治家が多いのになぜ東京一極集中?

 日本は戦後一貫して行政・経済・情報・人口など東京への一極集中、またそれに伴う地方の疲弊が問題とされています。  しかし政治家の数で見ると地方出身者がほとんどです。安倍さんも地盤は山口です。普通政治家は地盤地区の票を得るために、地元に有利な政策を取るものだと思うのですが、なぜ東京だけ発展して地方が寂れていくような政治をずっと行ってきたのでしょうか?

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noname#224207
noname#224207
回答No.7

>なぜ東京だけ発展して地方が寂れていくような政治をずっと行ってきたのでしょうか? 地方が寂れていくような政治を行ってきた訳ではありません。 東京に一極集中してしまったのには、歴史的な経緯があります。 アメリカは政治はワシントン、経済はニューヨークと二極で発展しましたが、 日本は、政治も経済も東京が中心として発展しました。 それでも、かつては、大阪市の方が東京市よりも大きな都市だったことを御存知でしょうか 大大阪時代 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/大大阪時代 現在地方が寂れてきているのは、複雑な原因が重なった結果です。 一つには、過去に若年労働者の大移動が行われたことがあります。 1960年代以降の高度成長期に、中学校を卒業しただけの若者が商店や工場の労働力として東京へ移動しました。 集団就職、就職列車、というのはこの現象で生まれたものです。 この人達が東京に居住し家庭を持ちました。 帰らないのではなく、帰っても仕事が無い(収入が得られない)という要因が大きく作用しました。 二番目に、大企業が工場(生産拠点)を地方に建設して、企業城下町と呼ばれる都市が発展しました。 平成不況と呼ばれる時代に突入して、これらの工場の閉鎖や人員の解雇が進み、これらの都市が衰退しました。 三番目に交通網の整備の影響が挙げられます。 新幹線や高速道路が開通するとストロー現象というのが起きることは御存知でしょうか。 新幹線や高速道路を誘致する際に、常に東京から人が大勢来るようになると宣伝されますが、実際は逆の現象が起きます。 地方都市の消費者は便利になったぶん東京へ買い物に出かけ、地方都市の商店街が衰退するという現象がおきます。 消費が減ればそれに応じて商店主はより利益が得られる都市へ移動します。 仙台市をはじめとして各都市でこの現象がおきています。 消費者を責める訳にはいきません。 人口が減少して経済が衰退すれば、税収が減少し行政サービスの質も量も減ります。 このことが、人口の流出を加速させます。 後は悪循環が続きます。 四国では、本四架橋が出来た結果、四国の高校生が中国地方の高校へ通うという現象も起きています。 高校生を責める訳にはいきません。 だから地方都市は不便なままで良いということは決してありません。 政府もいろいろ手を打ってはいますが、未だにはかばかしい結果が得られていません。 従来の社会システムではなく、時代に相応しい社会システムを作り出す必要があります。 政治家個人の力量を越えた問題です。

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その他の回答 (9)

  • phj
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回答No.10

結果としては#8さんの言うとおりで、これをストロー現象というのですが、ではなぜ東京がすい続けるのか、ということです。 理由は簡単です。すべての利権のための窓口が東京にあるからです。これは政治家の責任でもありますが、多くは官僚のエゴのせいです。 そもそも日本をデザインする為に必要なお金は、すべて東京に集められます。もちろん税金なんですが、地方税の税収だけでやっていける道府県はほとんどなく、国から交付される地方交付金などで賄っているのが実状です。 また地方の県庁などで行っている事務の多く部分は国の委託事務であって、県や市町村の公務員給与の大部分はこの委託事務の事務費から出ているのです。そして、建物を建てたり、ダムを作ったり、橋をかけたりというのも国の補助金が多くを占めています。 だからこそ地方の役所の首長の最大の仕事は「東京に来て、各省庁の担当に陳情する」ことなんです。 それだけではありません。たとえば昔の沖縄開発庁、今の沖縄振興局の本部はどこに置かれているか御存知ですか。 東京の霞ヶ関です。今は合同庁舎の中に入っています。 この役所が沖縄に本局を置いたことは一度も有りません。ずっと霞ヶ関にあります。なぜなら、沖縄の現状をみるより、役人同士の予算取り合戦で財務省から多く予算をつけてもらうことのほうが重要だからです。 結局、各都道府県は霞ヶ関と永田町に近い便利なところに東京事務所を構えているのです。 各自治体東京事務所一覧:http://www.chiiki-dukuri-hyakka.or.jp/13_link/tokyo-jimusho.html 本当に政治家に力があって、実力があるなら、国の役所を自分の土地に引っ張っていくほうが、土地の有権者達にもアピールできるし、霞ヶ関から離れているので権力もふるえるのに、そうはなっていないのです。 これは、それだけ国家予算を握っている官僚の権力がすごい、ということなのです。だからこそ、東京は大きくなることは有っても、地方に省庁が分散して小さくなることはないのです。 逆にドイツとかアメリカなどの連邦制の国家は州政府に大きな予算権限があるので、各州の州都や最大の商業都市が分散して、やたらに大きな都市というのは少ない傾向があります。 逆に、日本と同じ中央集権国家(つまり予算権限が国に集中している)であるフランスはパリに人口も交通網も集中しています。 地方の疲弊を解消する為には、各地域でまとまって予算を自分達で集めるようにしないとだめでしょう。 九州州とか東北州などにして、自分達の税金は自分達で執行するぐらいのことをしないとだめなんです。

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  • cubetaro
  • ベストアンサー率24% (1289/5171)
回答No.9

 政治家は自分の故郷を大事にしてますよ。  田中角栄は新潟を発展させるために、高速を整備して、地方にお金を落とす仕組みを作るために「原発」を推進しました。  ハマコーは、莫大な予算を使ってアクアラインを作りましたし。。。  今までは、都市部と地方が上手く結びついて機能していたのですが、インフラの発展で都市部と海外の距離が近くなり、産業の空洞化が進んだ事が問題なのです。  地方のライバルは東南アジアなどの海外なので、そことの差別化を明確に打ち出さないと、競争に負けて、どんどん寂れていきます。

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  • ithi
  • ベストアンサー率20% (1973/9604)
回答No.8

yamada504さん、こんにちわ。 しかし政治家の数で見ると地方出身者がほとんどです。安倍さんも地盤は山口です。普通政治家は地盤地区の票を得るために、地元に有利な政策を取るものだと思うのですが、なぜ東京だけ発展して地方が寂れていくような政治をずっと行ってきたのでしょうか? 戦後一貫してといいますが、実は明治維新以後から中央集権体制がとられていました。政治家達は一貫して選挙区の地域の産業などの発展のために道路、鉄道といったインフラを整備する運動してきましたが、結果としてそれが当てが外れて、地方の人々を中央へ招き入れてしまったのです。結果として地方はどんどんさびれ、中央はどんどん栄えて格差が大きくなってしまった。もともとこれは付け焼刃的な経済的な問題ではなく、根本的に制度的な問題なので、地方分権を進めて、どんどん地方にお金や資材、人が集まる地域を作っていかないと、核のない地方はどんどん寂れていしまいます。 また、政治家も政治資金や組織票が欲しいために政治的利権に群がる業者とのつながりを求め、今ではそういう人たちにつながる票がないと当選できない状況になっていると思います。

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  • lions-123
  • ベストアンサー率41% (4360/10497)
回答No.6

>地方出身の政治家が多いのになぜ東京一極集中?      ↓ 確かなデーターではありませんが・・・・<推測・順不同> ◇地盤・看板・鞄と言いますが、出身地(出生届)と言うだけで学生生活や就職先は東京や他の大都市の場合が多い。 その為に支援者や支持団体とかが出身地以外の都会に成っているケースが多いが、選挙区事情とか世襲の関係もあって立候補の地盤は出身地に成っている。 ◇当選回数を重ねたり、大臣経験とか党の要職に就くと、外交・安保・通産・財務等の族議員や部会メンバーに連なり、行事や派閥&部会活動や政治活動も多くの課題、マスコミの関心も東京一極集中であり、地元からは陳情もあるので、東京へのシフト&活動は避けられない<金帰火来:金曜夜に地元へ戻り土日のみ地元での催事や講演に参加>。 ◇選挙期間を除いて、マスコミ露出や政治活動は国会・党本部・省庁・議員会館等を中心に行っており、パフォーマンスも懸案事項も活動ポイントも東京集中に成らざるを得ないのではないでしょうか。

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回答No.5

>なぜ東京だけ発展して地方が寂れていくような政治をずっと行ってきたのでしょうか? 地方出身の政治家、とくに衆参両院の国会議員諸氏には、選挙の時だけ選挙区の為に尽くすようなお話で票を集めますが、実際に当選して国会議員になると党の命令ままの投票をし、東京をベースに活躍する大企業や業界団体を食い物にして私腹を肥やします。 じっさい、地方の国会議員の自宅はたいてい豪邸です。其の地域一番の豪邸に住んでいる地方出身の国会議員は多いですよ。 一方の東京や横浜選出の国会議員は普通の小さな家や、集合住宅に住んでいますから、其の差(地方議員の私腹肥やしの激しさ)は想像にあまりあるものでございますね。

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  • seble
  • ベストアンサー率27% (4041/14683)
回答No.4

田中某がそれやってずいぶん批判されたんですけど? 自分の出身県に国家予算を注ぎ込んで、ついでに自分の会社にも。 国会議員ですから国全体の利益を考えてくれないと困ります。自分の票田だけ良ければよいというのは自己中の何ものでも。 一極集中の是非については別問題。戦後すぐは経済発展のために集中させて効率良くする方針でした。しかし、勢いが付いちゃってるものはそう簡単に逆転できない。 東京オリンピックなんて悪政と思いますけどね。誰かさんは地方だったから。石原軍団で動くのも問題ですけど。

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  • hideka0404
  • ベストアンサー率16% (819/5105)
回答No.3

1900年もずっと地方分権でやってきたのに、100年足らずで中央集権はやめられないでしょう。

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  • tzd78886
  • ベストアンサー率15% (2590/17104)
回答No.2

政治家は地方のためにやったつもりが、結果として東京集中に結びつくことになっただけ。 空港や新幹線、高速道をどんどん造った。地元は企業や観光客が来てくれるだろうと思ったのだろうが、結局、「すぐ帰れるのなら都会で就職した方がいい」と考える若者が増え、東京に出ていく人が増えた。 企業にしても、半日もすれば行き来できるのならわざわざ地方に支店や工場を作る必要はない。結局どんどん地方都市は廃れている。

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noname#209756
noname#209756
回答No.1

日本って幕藩体制など地方分権の国が明治の時に世界の潮流を受けて中央集権になりました。 道州制とかいわれますが、日本の伝統がそもそも地方分権的なので、それに戻るあるいは沿うという形なのかもしれません。 金融などは大都市が有利で今や国境を越えての併合すらあります。 韓国などはもっとソウルに一極集中になってますし。 都市政策はもっと研究すべきなのかもしれません。あるいはもっと国民の共通的な知識になるべきなのかもしれません。 ドイツでは連邦制なので、そういう国を調べたらおもしろいかもしれません。

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