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強行採決は民主主義政治か?
先日、医療制度改革法案について衆院厚生労働委員会で強行採決が行われましたが、 一方(野党)の意見を打ち切って人数にものを言わせて採決することは民主主義政治として正しいことですか? 与党側は人数で勝っているので十分に審議をしたあとでも可決できると思います。 それをしないのは国民に不利益な法案なので、世論が盛り上がる前に決めてしまおうということなのでしょうか? 難しい問題なので、私に認識違いがあるかもしれませんが、よろしくお願いします。
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強行採決は、国会運営の数ある戦術の一つです。 理想的とはいいませんが、非常に民主主義的行為だと思います。 野党も、様々な戦術を使いますし、与党が強行採決をするということも織り込んで行動しています。 例えば、強行採決せざるを得ないように交渉し、与党に強行採決をさせて、それを批判するというのも、よくある手口です。 十分な審議というのも、どこまでが十分で、どこまでが不十分かは、非常に判断が分かれるところです。 眠たくなるような質問しかしていないくせに、理事会ではもっと質問させろとか、法案を満足に読んでもいないから、核心に迫った質問ができず、審議時間が不十分という人もいます。 今回、強行採決に持ち込んだのは、民主党が対決姿勢を見せるための、作戦だと思います。 真実をご自分の目で判断したいなら、その法案の審議を、最初から最後まで見てみれば、なんとなく見えてくると思います。 インターネットで全て公開していますので、是非お奨めします。 マスコミは、かならずニュースの中に意図を盛り込みますので、事実とは異なった印象を国民に与えていますから。 今後、民主党や他の野党が政権を執ったとき、強行採決は当然やると思います。 強行採決は、相撲で言うと、時間制限いっぱいという儀式です。 限られた時間で、密度の濃い質疑ができず、法案の修正を実現できなかった側の負けということです。
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- nourider
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3さんの言うとおり多数決は民主主義の大原則ですから民主主義であるがゆえの欠点ですね。 問題は国民です、こんなことをされて怒って選挙で投票時に反対政党に入れるなりの行動を起こさないのですから、昔「この程度の国民にはこの程度の政治」と言った政治家が批判されましたが、それは当たっています。 選挙時に国民が自民党に入れたり投票に行かずして白紙委任状を渡すようなことをしている限りこんなことは無くなりません。未だに我々は「この程度の」国民なのです。
- nacam
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現状でのこの問題は、問題点を隠したり、内容がしっかり分からないうちに決議しようとしていたり、審議を不完全ででも、多数の法案を通したい、政府や与党と、法案決議を引き延ばしたい野党のあいだの駆け引きに見えてしまいます。 国会や各種委員会での質疑応答も、形式だけに見えて、真剣に討議しているようには思えません。 (与党も野党も) テレビなどでの討論番組のように、真剣な議論を期待したいです。 その為には、「党議拘束」は廃止し、議員個人の意見が言えるようにすべきだと思います。 現状では、党本部が、賛成・反対を決めて、個々の議員は、党本部の決定に従うだけでは、国会の形式化、強行採決、審議引き延ばしが、はびころだけですから。
- amino112
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民主主義とは、多数決が何よりの大原則です。 と言うことは、数にモノを言わせて採決をすること自体はむしろ民主的であり、非民主主義だと批判するのは間違っています。 民主主義の弱点は、「多数が正しいとは限らない」という点です。 だからこそ、多数派と異なる少数の意見に耳を傾け、多数派の意見の正当性を確認し、時には必要に応じて修正することが好ましいわけです。 ですから、今回の採決は、「あまりに民主主義的であるが故の悲劇」と言うことはできると思います。
確かに強行採決という事態は問題であると思いますが、 これもまた民主主義の一つの側面であると考えます。 有権者の力によって、次回以降の選挙で、 今回のような暴挙を行った政党を与党の座からおろすことができうる、 という点に期待したいと思っています。
強行採決は民主主義とは遠く離れていると思います。 ソ連崩壊時が共産主義の限界だったのでしょうが、 民主主義も限界に来ているのでしょう。 だから、整合性が保てず、数の論理(金の論理)で動くのでしょう。 そう、エバンゲリオンのように3っつのコンピュータで 政治をすれば良いかも知れませんね。 3っつでも多数決が出来ますからね。
お礼
みなさん、回答ありがとうございます。 失礼だとは思いますがまとめてお礼させていただきます。 強行採決は民主主義の欠点であるということですね。