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訴訟された場合裁判費用と時間がかかるのはなぜ?
民事訴訟などで訴訟を起こされた場合、(被告になった場合)100万円以上裁判費用と長い年月や労力等に負担がかかるといわれております。 高額な裁判費用と長い年月や労力がかかるのはなぜなんでしょうか?
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- fujic-1990
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簡単に言うと、「争うべきでないこと」で争うからです。 訴訟では、原告が裁判所に費用を支払い、訴訟が始まれば「主張責任」と「立証責任」を負います。つまり裁判官に「原告の言うことは正しい」と確信させなければ負ける(請求棄却)のです。 それに対して被告は、原告の主張することの矛盾を突き、裁判官に「疑い」を持たせるだけで勝訴になるのです。極端に言うと、「争う」「訴訟費用は原告の負担とする」と言って置けば良いくらい楽なのです。 ところが、・・・ 私は不動産賃貸業を営んでおりますので、滞納家賃の支払いや契約解除、明け渡しなどを求めて何度か訴訟をやっていますが、被告は払っていない家賃を払ったと言ったり、お金のかかる不幸が続いて払えなかったとか言って滞納を正当化したり、解除は不当だといったりします。退去しても出て行く場所がないから出ないとか。 入金がないことなんて振込みの通帳を見せればすぐ分かるし、不幸が続いたら家賃を払わなくて良いとかの法律はありません。慈善事業でもないから出て行く所の世話まではしませんから、そんなことで争っても無意味なのです。 それでも争われるから、通帳などの証拠を出したりする。裁判所が調べる。その繰り返しになるから、訴訟は長くなります。 日本の裁判は「本人訴訟」が原則なのに、弁護士を頼もうとする。交渉も相談も面倒がってプロを頼んだりするから、高額の費用がかかるのです。くどいですが、裁判所に払う訴訟費用は、とりあえず原告が出しているのです。本人訴訟で、被告は負けなければ訴訟費用等出す必要はナイのです。 さっさと請求を認めるべきことは認めた(認諾、自白という)上で、お涙頂戴で良いから「助けてほしい」と和解案を自分で提案でもすればいいのです。そうすれば高額費用も長い労力も不要になります。 そうせず、ケンカ腰で請求を拒絶する、だから長くなります。 原告がデタラメの請求をしてきたのなら、自分の耳で話をよく聞いて辻褄の合わない点を突けばいいのです。「原告は〇月○日に東京で金を貸したと言っているが、私はその日は北海道にいて東京にはいない」とか、です。ところがそうはせず、関係ナイところで争うから、訴訟は長くなります。
- t_ohta
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相手と戦うためには訴訟内容に対して詳しい弁護士を雇うことになるでしょうから弁護士費用が発生します。 民事訴訟での弁護士費用は着手金が30万円前後、解決報酬で50万円前議、法廷へ出る際の交通費や日当など相当の費用が必要になります。 また、裁判は1日で終わるわけでは無く、相手と意見の相違があれば何度も裁判所に出向き双方からの意見聴取や証拠資料などの検証など時間が掛かり、民事訴訟全般で見ると1年から1年半くらいの期間が掛かっているという統計もあります。 長引けば長引くほど弁護士費用も増えるので負担が増します。