- ベストアンサー
中国の軍事力拡大の行方は?
- 中国の軍事力の拡大が進み、アメリカとの紛争の可能性が浮上しています。
- 中国の軍事力はまだまだ世界の制覇には及ばないものの、アメリカにとっては懸念材料です。
- 中国の兵器の貯蔵量がアメリカを刺激しており、さらなる兵器の増強は危険である可能性があります。
- みんなの回答 (4)
- 専門家の回答
質問者が選んだベストアンサー
米国が、中国の軍事力をどのように認識しているのか、これをちょっとだけ知ることができました。 最近読んだ『自衛隊最高幹部が語る令和の国防』(新潮新書2021年4月)で、気になった個所をメモっています。その内の2件を書きます。 私の読書メモなので原文どおりではありません。 1.クリスチャンブローズ著2020.4『The Kill Chain』には、「今、中国と米が戦ったら、シミュレーションではほとんどの場合、米が負ける」物凄くインパクトがある話で話題に。 2.2019.9 ニューヨークタイムズにニコラスクリストフが「米国防総省が実施した中国が関与する台湾海峡の最新18回の図上演習で米は18回負けた」と書いている。どのような前提の図上演習かという点、注意必要。 今、ネット検索したところ、幸いにも『The Kill Chain』(キル・チェーン)を解説している資料を見つけました。空自の航空研究センター防衛戦略研究室長の分析です。 まだ、読んでいませんが、ご参考までに。 https://www.mod.go.jp/asdf/meguro/center/20_stdy/asp08/20_The_Kill_Chain.pdf 中国との軍事的な関係において米国が支配的立場を失いつつあるという現状の認識は、ブローズ自身が見聞きした議会証言やシンクタンクによるレポート、そして、過去 10 年以上にわたって行われてきた米中間のウォーゲームの結果がほぼ全敗であったということに基づいており、マケイン議員の認識でもあった。 >中国はどこまで軍事力を大きくできますか。 こんな大問題!とてもじゃないですが、私には分かりません。 ただ、気になるニュースを見て、滅入っています。 それは、アメリカは、GDPで中国に追いつかれ、逆転されるのではないかという予測が出ていることです。多くのメディアで取り上げられていますね。 「週刊東洋経済」第1特集 中国 危うい超大国 https://premium.toyokeizai.net/articles/-/21631 三菱総合研究所の予測では、2027年にも逆転するのではないかと。
その他の回答 (3)
- eroero4649
- ベストアンサー率32% (11082/34531)
中国軍の立場で考えてみるといいですよ。 ロシアとの間には4200キロもの国境線があります。ソ連と中国は同じ共産主義国でしたが、そのソ連時代にも1969年に珍宝(島)を巡って中ソ戦争が起きています。 また中国はインドとの国境を巡っても紛争が起きています。最近も、中国軍とインド軍との間で殴り合い(!)の紛争が起きて死者も出ています。銃を使うと大ごとになるので、殴り合ったらしいです。 また中国の立場からすると、遼東半島から山東半島、そこからベトナム国境のところまでずーっと海岸線があり、地形的にも「どこからでも上陸できる」状態です。 実際にアヘン戦争や日清戦争など、諸外国との戦争で自国を租借地という名の植民地にされた苦い記憶は決して遠いものではないと思います。ほんの100年前までそうだったのですからね。 「攻められないように、強大な軍事力を持っていたい」という思いはあると思います。おまけに、東のすぐ隣に人口が1/10しかいないくせにちょいちょいこっちに侵略してくる「鬼ヶ島」の人たちがいますからね。 沖縄と台湾はそういう意味では「敵の勢力下」ですから、簡単に上陸されてしまうという恐怖感が向こうにもあると思います。 また中国海軍の強化ですが、中国海軍は組織としては独立した一軍になっていますが、実は内部権力的には「陸軍の下」になっているんですね。長い間海軍は日の目を見ない存在だったのです。 その海軍にとっては、自分たちが「陸軍の下」ではなく「対等」の立場になるのは悲願です。なのでこうやってブイブイあちこちでいわせて国内(全軍内)での存在感を示そうとしています。そういう政治的背景もあります。 南シナ海のプレゼンスについては、事実上アメリカは撤退したといっていいと思います。既にオバマ大統領時代に中国海軍が南シナ海に積極的に進出していてもアメリカはこれといった措置をとりませんでした。これは国際社会では「相手に譲歩している」と解釈されます。 同じことはトランプ大統領時代もそうでした。彼はもしかしたらオバマ以上に南シナ海には無関心だったかもしれない。トランプは根っからのビジネスマンだから、あんな(アメリカ人から見たら)遠い遠い海域をアメリカの勢力下に置くためにどれだけのコストがかかるのかと考えたら「割に合わない。そこまでのメリットがない」と判断したのではないかなと思います。 日本がどこまで太平洋海域のプレゼンスを保つのかは難しい部分がありますね。「日中海上戦争になれば、日本への輸入が止まる」という人もいるけれど、海は道路と違うから好きなようにルートをとれます。 フィリピンの南を回って太平洋に出てくれば、中国からの攻撃圏外でもタンカーや輸送船を送ることができます。多少の時間とコストはかかるけど、そこまで大回りでもありません。 一方の中国にとって、世界の港湾取扱貨物量ランキングで寧波が世界2位、上海が5位、青島が6位、天津が9位、大連が10位になっており、東シナ海が日本からの攻撃圏内であることを考えると、東シナ海の制海権を失うとこれらの港湾への安全な輸送ができなくなりますので状況は日本に比べるとはるかに深刻です。 だから相手の側から考えると、ああも必死になって軍事力を強化する理由も分かりますよね。彼らは「日本を占領してやろう」なんて考えていないですよ。彼らにとって日本なんて何の価値もないちっぽけな島に過ぎません。でも、そこから「攻撃される」ということを考えると無視できないやっかいな存在なのです。
お礼
ご回答ありがとうございました。 守りのための軍事力ですか。なるほど詳しい明快な説明で納得できました。国家の経済を維持発展させるための軍事力強化が目的なのですね。中国は海は案外もろい体制なのですね。内部も民族問題で大変だし、とはいってもそんな弱みを見せないのが今の習近平さんのやり方らしいです。
- dragon-man
- ベストアンサー率19% (2711/13693)
朝鮮戦争の時、毛沢東は国家予算の60%を軍事費に使ったそうです。第2の毛沢東を目指す習近平も同じでしょう。その気になればいくらでも使える。おかしな国ですね。
お礼
ご回答ありがとうございました。 核を別にすれば当方も日本は中国に負ける気がしません。いっぽう中国は核は日本に向けては使えない。米軍基地向けにだって使えないでしょう。どうせ被害は日本に及ぶのですからそうなったら日本人は本気になります。 アメリカを凌ぐ軍事力、それは幻想です。中国はそろそろ夢から覚めるべきでしょう。アジアの覇者になるのも無理。日本も無理でしたよ。 「既に紛争は起きている」そうですね。現在の世界秩序にあえて挑戦してるのが今の中国です。ほどほどで矛を収めればいいものを。
補足
間違えました。これは№1さんに対するお礼でした。 申し訳ありませんでした。
- WDY
- ベストアンサー率27% (134/487)
中国の軍事力ではアメリカは本気になりませんので 気にしないで問題ありません。 中国がアメリカを攻めるとしたら間にある日本を攻め落とす必要があります。 (逆回りでは国が多すぎるので太平洋方向に攻める形になります。) 中国VS日本 となると核を撃たない限り日本の勝ちです。 核を持たない国で日本は最強です。 (ロシアでは日本の空自1機に対して3機で当たれ何て言葉があるぐらいです) じゃあ核を撃ったらとなりますが 核を撃つとその他の国から報復が来るので迂闊に打てません。 主にアメリカとロシアから撃ってきます。 ちなみに日本の海自は本土飛んでくる前に殆どのミサイル撃墜可能です。(落ちたら負けるけど落ちる前に中国が無くなるでしょうね) それに 中国が日本を落とす事のデメリットの方が大きいです。 >当方の印象では近い将来アメリカと中国に間で紛争が起きそうな気がします。 もう起きてますよ。中国に限らず全世界の 技術、政治、経済、宗教、思想、軍事を常に監視して優位に立てる様に動いています。
お礼
ご回答ありがとうございました。 核を別にすれば当方も日本は中国に負ける気がしません。いっぽう中国は核は日本に向けては使えない。米軍基地向けにだって使えないでしょう。どうせ被害は日本に及ぶのですからそうなったら日本人は本気になります。 アメリカを凌ぐ軍事力、それは幻想です。中国はそろそろ夢から覚めるべきでしょう。アジアの覇者になるのも無理。日本も無理でしたよ。 「既に紛争は起きている」そうですね。現在の世界秩序にあえて挑戦してるのが今の中国です。ほどほどで矛を収めればいいものを。
お礼
ご回答ありがとうございました 確かには中国は脅威です。 核をもっている限り簡単に手出しはできないし。そのためまず中国の経済力に対して打撃を与えようとしているのが今のアメリカの第一の戦略のような気がします。 経済力は驚異的に大きくなっていますね。と言っても日本は中国に従うこはできない。香港の例をみても絶対中国と友好国にはなれない。それが日本の隣の国です。