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舌鼓の読み方について
- 「舌鼓」という言葉の読み方について悩んでいます。
- 過去は「したづつみ」と読まれていましたが、最近は「舌つづみ」と読む人が増えています。
- しかし、最近はどちらも正しいと言われており、個人の好みで読むようになっています。今後の読み方について皆さんの意見を聞かせてください。
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1。あなたは、「舌鼓」をどう読みますか? 「したつづみ」です。 2。皆さんは今どう読んでいるでしょうか? 今も昔も「したつづみ」です。 3。僕は相変わらず「はらづつみ」ですが、実際はどうなんでしょうね。 僕は「はらつづみ」です。頑固者でしてすみません。 4。ところが最近は、「どちらも正しい」と言う動きのようです そのようですね。川上弘美の『真鶴』に「あとすざり」を「あとずさり」と言っているのがありました。 5。江戸時代には下記の鴨東そく父(こうとうそくふ)という人が元禄八年(1695)に『蜆縮涼鼓 けんしゅくりょうこしゅう』という本を書いています。 ややこしい名前のようですが、実はしじみ、ちぢみ、すずみ、つづみ、を漢字で書いて、その二つ目、じ、ぢ、ず、づ、の四つのかなをどんな時に書くかという本です。言い換えればこの時期には発音上の混同が起こっていたという証拠です。 https://kotobank.jp/word/%E8%9C%86%E7%B8%AE%E5%87%89%E9%BC%93%E9%9B%86-60655 6。まこんなことから濁音と清音の入れ替わり(= metathesis)が現在進行中、という面白い現象だと思います。
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- kine-ore
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1603年刊行の「日葡辞書」には「Xitatцuzzumi シタツヅミ(下鼓)」です。 昭和44年刊の「広辞苑第二版」(岩波書店)にも「したつず(づ)み【舌鼓】」とあります。 ただ、昭和59年刊の「国語大辞典」(小学館)や、「岩波国語辞典」などには「した-つづみ【舌鼓】(「したづつみ」とも)」と付記されています。 これは後続語彙「つづみ」にすでに濁音が入っていることからも、いわゆる連濁とは関係が乏しいものです。 例) 立膝(たて-ひざ)、手鏡(て-かがみ)、鬼退治(おに-たいじ) このような「音節の転移」現象については、発音の容易さを目指して転倒や転換を招来し易いものであって、「あらたし→あたらし」や「山並み(甲斐の枕詞)→ナマヨミ」「痩せ過ぎ→ヤセギス」「狡(すこ)い→コスイ」「ジャカルタの古称→ジャガタラ」「噤(つぐ)む→つむぐ」など多くの現象があげられます。
お礼
こんにちは。 色々と知らない事柄や興味深いことを教えて頂いて、ありがとうございます。 江戸の初期には、ポルトガル語辞典が有ったんですね。 「したづつみ」は、それから大分経ってということになりますか。 昭和44年は僕も「したづつみ」と言ってたような記憶が有るので、「広辞苑第二版」(岩波書店)は正しいと思います(笑)。 但し、その辞書に限らず、調べたことはありません。 そんな疑問も持たなかったですからね。 このようなものは「音節の転移」現象(発音の容易さを目指して転倒や転換したもの)と言うのですか、よくありそうですね。 「あらたし→あたらし」は前出の方が言ってましたが、「痩せ過ぎ→ヤセギス」などは改めてそうかと気づき、新鮮な驚きですね。 ありがとうございました。
- staratras
- ベストアンサー率41% (1513/3683)
>あなたは、「舌鼓」をどう読みますか? 国語の試験問題や、クイズの類なら「したつづみ」で即決です。 ただし、日常会話なら「したづつみ」でも別に構わないでしょう。 というのは小学生・中学生のころから、この言葉は、「読みがな要注意」の言葉の一つで、世間では「したづつみ」という人も多いが、元々は「鼓を打つ」(つづみ)が語源なので、試験では「したつづみ」と書かないとバツになると教えられ、記憶していたからです。 ただし、そのころでも「したづつみ」という人も多かったので、50年以上経った現在ではなおのこと、「日常会話ではどちらでも良い」状況になりつつあると思います。言葉は生き物で常に変化しています。その変化について当初は、「これは誤りだ」と伝統を守りたい人たちから批判されますが、その変異株の方が圧倒的な多数派になると「多勢に無勢」で、守旧派も認めざるを得なくなります。ただし「舌鼓」はそこまではいかず、現在両派がそれぞれわが方の正当性を主張し合っている段階ではないかと考えます。 回答者自身は、「したつづみをうつ」でも「したづつみをうつ」でも、舌を噛みそうで、この言葉を日常生活で話し言葉としてはほとんど使っていません。強いて使うとすれば、「学校国語の後遺症(?)」で「したつづみ」です。
お礼
こんにちは。 へえ、小学校の頃からこの問題を意識していましたか。 「試験では要注意と教えられた」ということは、良い学校や塾に行ってたのでしょうね。 僕はそんな記憶が全くなく、若し今その時、試験に出たら先生はどう判定するのだろうと今頃思ったところです(笑)。 落とすのが目的なら出すでしょうが、モメルのが面倒なら試験には出さない可能性も有りますね。 今はどちらでも良くなったと、今年のニュースで聞いたので、最近再認識されたのかも知れませんね。 確かにどちらも読みにくいですが、それ故「したづつみ」と言う言い方が出来たのではないでしょうか。そんな気がします。 「学校国語の後遺症(?)」は、良いのか悪いのか(笑)。 ありがとうございました。
- angelo77
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こんにちは! すみません、つずみ→つづみの間違いでした。 訂正させてくださいませ。
お礼
こんにちは。 「つずみ」は間違いですか、難しいですね。 「難しい」は「むずかしい」なんですね。 実に難しい(笑)。 ありがとうございました。
- fs64vvz
- ベストアンサー率31% (353/1129)
5mm2さん、おはようございます。 50年間、何の疑いもなく「したづつみ」だと思っていました。 「和がらし」「卍がため」「雛げし」とかもそうであるように、何かその体を表す言葉とくっついてる場合は大抵の場合先頭の音が濁るもんだと…。 「鼓」も、「舌」がついているので「づつみ」だと思っていました。 今でも「舌づつみ」ですし指摘されたことがないので、変えようとは思わないです。 そのうち、半沢直樹が「倍かえしだ!」と言う日が来るんでしょうか。 あんまり迫力ないですねえ(笑)。
お礼
fs64vvzさん、こんにちは。 50年間ですか、僕はもっと長く「したづつみ」だと思っていました(笑)。 伝承と言うのは、耳から耳、口から口で伝わることが多いですよね。 そして、言い易いように変わっていくんじゃないかと思います。 くっついた後ろの言葉が濁るのも、多分その為でしょう。 <今でも「舌づつみ」ですし指摘されたことがないので、変えようとは思わないです。> はい、良い心がけだと思います。 僕は一時「舌つづみ」に変えましたが、今はまた元に戻しました。 若い人は「したつづみ」の方が多いようですが、何故なんでしょうね。 若しかしたら、核家族の影響で年寄りとの会話が少なくなったからかもしれません。 これを機会に、帰省した時などに家族親戚で確認し合うのも面白いですね。 確かに「倍かえしだ!」は、迫力が有りませんね(笑)。 ありがとうございました。
- citizen_S
- ベストアンサー率41% (272/649)
5mm2さん、こんにちは。 「したづつみ」「はらづつみ」と聞いたまま使っていました(たしか本のフリガナはそうなっていた気が)。楽器は「つづみ」ですから、そういえばそうですね。 「舌・つづみ」「腹・つづみ」というとなにやら写実的でシュールな感じがしてしまうので、間違っていないのならこれからも自分にとって言いやすい「づつみ」で行こうと思います。両方あると知ることができてよかったです。
お礼
citizen_Sさん、こんにちは。 「したづつみ」「はらづつみ」派が、また一人増えました(笑)。 聞いたまま使ってたという事ですが、文化の大半はそうして伝わって行くのだと思います。 「本のフリガナはそうなっていた気が」と言うのも頷けます。 理由は色々あると思いますが、言い易いとか耳障りが良いという事も有るんじゃないでしょうか。 鼓も字を書けば「これか」と思うくらいで、触ったことのある人はまずいないでしょう。 「狸囃子」も、「狸の林」と思ってる人がいるかもしれません(笑)。 最近のTVでは、「二十歳(はたち)」と言わずに「にじっさい」と言ったり、「11か月(じゅういっかげつ)」を「じゅういちかげつ」と言ったりします。 数字を正確に伝える為とか言うでしょうが、味わいが無いというか無機的ですね。 TVで何と言おうと、「したづつみ」「はらづつみ」で行きたいですね。 ありがとうございました。
- 芙蓉の華(@purimuro-zu)
- ベストアンサー率14% (1234/8813)
このような記事がありましたよ。 私の言いたいことはこれと似た感じです。 https://jocr.jp/raditopi/2021/07/18/360380/
お礼
ローズさん、こんにちは。 再度ありがとうございます。 「ふいんき」ですか、僕はそう言いませんが、既にそう言ってるとこを見たことあるかもしれません。 同じような事は、探せば色々有ると思いますが、「寿司ねた」もそれに近いですね。 「ねた」は「種」がひっくり返ったものですが、「寿司たね」はチョッと言いにくいですね。 無観客も、オリンピックが終わるころには、「むきゃんかく」になってるかも(笑)。 仰りたいことにあってますか(笑)。 ありがとうございました。
- SPS700
- ベストアンサー率46% (15297/33016)
5mm2さん今日は、#7です。補足です。 時系列で整理すべきでした。 1。関東で江戸時代で「じ」「ぢ」「ず」「づ」の混同が起こる。 『蜆縮涼鼓集』(1695)はその例。 2。第一のかなと第二のかなを入れ替える動きができる。あらた>あたら(し)はその例。 3。これが「清濁」から「濁清」へと変わる。 舌つづみ > 舌づつみ > 舌ずつみ はその例。 4。イ、ウ、の前だけだったのが他の母音の前にも広がる。川上弘美の『真鶴』の後すざり > 後ずさり、はその例。
お礼
SPS700さん、こんにちは。 詳しくありがとうございます。 1.「じ」「ぢ」「ず」「づ」は、今でも使い方に迷いますが、江戸時代からあったというのは新鮮な驚きですね。 2.「あらた>あたら(し」は、どこかで、何かの時に聞いたことありますが、今回新たに発見した感じがします(笑)。 3.「舌つづみ > 舌づつみ > 舌ずつみ」は、上記の流れに寄るんですね。 良く分かりましたが、「舌ずつみ」が正しいのか、使われてるのかは、よく分かりませんね。 4.「後すざり>後ずさり」や、かなりの物がそうだと思うのですが、発音しやすい方向に変わっていくではないでしょうか。 英語の「月(month)」の複数(months)の発音も、(monsth)のようにアメリカ人は発音すると、昔聞いたことがあるのですが。 ありがとうございました。
- angelo77
- ベストアンサー率15% (304/2021)
したつずみです。 つずみ=鼓だと思うからです。 最近聞きませんが、昔聞いたちり紙交換でしたっけ??の文言も、〝まいどー、、おさがわせしております、、、〟とアナウンスされるのに違和感でした。 〝さがわす〟ってなに?? 〝さわがす〟ですよね?? 違うんでしょうか。
お礼
こんばんは。 「舌つづみ」ですか。 鼓だと分かれば、「つづみ」と読みますね。 正統派です(笑)。 「まいどー、、おさがわせしております、、、〟」 そういえば最近聞きませんね。 ちり紙交換屋さんが、いなくなったんでしょうか。 確かに以前から可笑しな言い方だなとは思っていましたが、あの行商以外にはあまり聞きませんね。 非常にまれなケースでしょうか。 確かにインパクトは有りますけどね。 流石に、「さがわす」って言葉はないでしょうね。 知らんけど(笑)。 ありがとうございました。
- 芙蓉の華(@purimuro-zu)
- ベストアンサー率14% (1234/8813)
「したづつみ」「はらづつみ」と読んでいました。 でも考えてみれば「鼓」を打つのですから 「したつづみ」「はらつづみ」が正しいのかもしれませんね。 そのような読み方はほかにもあって実際間違っていても 大勢の人が読むとそれでも良いというようになってしまっている言葉も あります。 例えば相殺「そうさい」ですが、「そうさつ」と読む人が多いので 今はそうさつでも良いという事を聞きました。 他にもあったような気がします。 (実際は違っていてもみんなが言うので それでも良いという事になった言葉) ですから間違いではないと思うのですが これは私の独断と偏見ですので違っているかもしてません。
お礼
ローズさん、こんばんは。 「したづつみ」「はらづつみ」と読んでいましたか。 それは僕と一緒で、心強いお仲間です(笑)。 「鼓」の字から言えば「つづみ」が正しいでしょうが、文字を連想せずに使う事が多いですから、言ったもん勝ちってことも有りますね(笑)。 相殺「そうさい」は、仕事でもよく使うので、今は間違うことは無いですが、「そうさつ」が間違いかどうかはよく分かりませんね。 へえ、今は「そうさつ」でも良いのですか、これは初耳です。 他にも同じような言葉は、色々あるでしょうね。 知らぬが仏で。 ありがとうございました。
- sakura-333
- ベストアンサー率10% (957/8930)
舌つづみでしょうかね。 両方言ってると途中で自分がどっち使ってたのかわからなくなりましたけど…舌つづみ。
お礼
こんにちは。 「舌つづみ」と思いつつ、分からなくなりましたか。 その場合は、古い言い方「したづつみ」と言ってた可能性が高いですね。 僕もそういう事がよく有るので、多分そうだと思います。 間違っていたらすみません(笑)。 ありがとうございました。
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- 2
お礼
SPS700さん、こんにちは。 「したつづみ」ですか。 てっきり「舌づつみ」かと思いましたが、予想外です。 そして「はらつづみ」も同様ですね。 「あとすざり」という言い方は、聞いたこと無いですね。 「あとずさり」以外に言い方が有るとは、予想だにしませんでした。 手元の古いアクセント辞典を見ると、「スサル(退る)」は有りますが、「ズサル」も「スザル」も載って無いです。 それに「後」がつくと、微妙に変化するみたいですね。 若しかしたら、昔から両方使ってたのでしょうか。 古いことを、いろいろよくご存じですね。 「蜆縮涼鼓」なんて初めて見ましたが、読むこともできません(笑) なかなか面白い内容ですが、江戸時代の庶民が文字や文章に馴染んでいたという事でしょうか。 浮世絵もそうですが、日本の大衆文化は凄いですね。 いろいろ勉強になりました。 ありがとうございました。