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床下通気口が塞がってしまいました
在来工法の木造住宅を耐震リフォームしています。既存の布基礎に一部添え基礎を施し、 湿度対策も兼ねて全面にPEシートと土間打ちをしていただきました。ここまでは打ち合わせどおりでしたが、外周の基礎の立ち上がりに添え基礎を行った結果、既存の通風口の半数がなくなってしまいました。てっきり通風口は残して施工して下さるものだと思い込んでいたので、困惑しています。 すべての通気口を塞いで基礎パッキンのような道具を設置する計画ではないし(既存の土台や柱は残してそのまま使います)、高気密高断熱仕様のリフォームでもないので、素人目には中途半端に家の片側だけ通気口が塞がれ空気の通りが悪くなった状態に見受けられます。 長年住んできた経験から、通気口がなくなった側は湿気が溜まりやすく一日の温度差も大きいです。 人通口は残っていますが、空気が淀んで高湿度、結露などの悪環境を招かないか不安です。 布基礎だった以前は、天気や季節にあわせて通風口の開閉をこまめに行い、床下にも定期的に潜って点検してきましたが、基礎屋さんにはコンクリートで覆われた床下はそのようなことは必要ないと言われました。 また、リフォーム依頼先の建築士さんによると、築40年経過した古い基礎ははつるべきではないとのことで、このままでで問題ないそうですが、本当にそうなのでしょうか。 床下で断熱材や柱が結露したりしないでしょうか。また、だとしても新たな通気口を開けるよりこのままにしておくべきなのでしょうか、御指南をお願い申し上げます。
専門家の回答 ( 1 )
- 専門家佐藤 直子(@n-space) 建築士
ご心配ごもっともと思います。耐震のために添え基礎されたとのことなので、無筋基礎だったのか、鉄筋が少なかったのか、古いお住まいであったろうと想像します。 床をはがすほどの工事であれば、床下にしっかり断熱工事もされたのではないでしょうか。地面からの湿気は防湿コンクリートにより上がってこなくなります。ですが、床に防湿シートを施工しない場合は、冬季に屋内から水蒸気が入り込み温度差によっては結露する可能性はゼロではないと思います。 なるべくまめに点検をして、床下に湿気がこもるようであれば、 半分は通気口が生きているようですので、強制換気などを考えてもいいのではないかと思います。
佐藤 直子(@n-space) プロフィール
一級建築設計事務所を開設しています。住まいに関しては、安全で安心、居心地の良さのほか、動線・収納計画や美しいインテリア、コスパの良さなど、様々なご提案をいたしております。店舗や賃貸物件などでは事業計画...
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お礼
室内の空気が床下に降りていかないように床にシートを張るのですね。 強制換気とは床下換気扇のことですね。いろんな商品があるようなのでもっと調べてみます。 やはりあたらしく通気口をもうけることは避けた方がいいのですね。 早々に具体的なアドバイスをいただき、ありがとうございました。