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日本では豊臣秀吉の時代なぜ国民には酒を飲ませない?
- 日本では豊臣秀吉や徳川幕府の時代、国民には酒を飲ませないという制約が存在しました。
- ワインを飲むことは神との繋がりや感謝の意を示す欧州の文化とは異なり、日本では酒を飲むことが欲望の象徴とされていました。
- そのため、豊臣秀吉や徳川幕府は国民に酒を制限することで欲望を抑え、道徳を重んじる社会を作ろうとしました。
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>西洋の考え方で言えばぶどう酒(いわゆるワインとか)は、イエスの生き血をすすることで神と繋がるもしくは畏敬の念を持つ、もしくは近くに感じるといった考えがあるとききました。 だいぶ大間違いです・笑。 話は新約聖書の「最後の晩餐」になります。このとき、イエスは自分が逮捕されて処刑されるであろうことを察していました。なので弟子と最後の食事になるであろうときに、弟子たちに対して「今日食べるパンは自分の体の一部だと思え。そして今日飲むワインは自分の血だと思え」と、食事を使ってある種の形見分けというかお別れの言葉を口にしたんですね。ここから、キリスト教では洗礼などの儀式のときにパンとワインを口にするようになったのです。 「生き血をすする」のは、かなり間違い・笑。 >特にEU諸国では昼のランチにワイン、3時のおやつにチーズとワイン、晩酌にワイン。子供にも豊かの象徴として飲ますことを憚るといった文化はなかったと聞きます。 ヨーロッパ諸国では水の質が悪いところが多く、水が飲用に向かない場所が結構あります。イタリア辺りはそういうところが多いです。 そういう地域では水が飲用に向かないので、ワインを水がわりに飲む(水を飲むよりワインを飲んだ方が安全)というのがありました。子供にはワインを水で割って飲ませるのです。 私もそうですが、日本人にはアルコールを分解する能力が低い人が一定数存在します。おおよそ25%がアルコールに弱い人だという説もあります。 けれども、白人はアルコールに弱い人がいません。遺伝子的にアルコールに強いのです。だから、子供が水で割ったワインをゴクゴク飲んでも酔っ払ったりあるいは後でひどい二日酔いにならずに済みます。なのでワインが水がわりになるのです。 >そもそものお酒に対する考え方が違うのはそうだけど、なぜ豊臣秀吉や徳川幕府の時代そこまで飲ますことを禁止してたんでしょうか? 実は「お酒を禁止」とする考えは、イスラム教とキリスト教によるものです。仏教も一応お酒は禁止ですが「般若湯」といって逃れる手段があるのでそこまでストイックではありません。 しかもキリスト教の中でも、プロテスタント(新教)の考え方なんです。プロテスタントが人々の価値観を大きく変えたものが二つあって、ひとつが「働くことは美徳」で、もうひとつが「お酒はダメ」なのです。 だから、ストイックなプロテスタントの信者はお酒を飲みません。一例をあげると意外にもあのトランプ前大統領はお酒を飲まないのです。兄をアル中で亡くしているので、自分もアル中になりやすいと自覚しているのだと思います。 アメリカの建国理念は「プロテスタントの理想社会を作る」です。なのでアーミッシュと呼ばれる近代文明を拒否する生活をする人たちはお酒を飲みませんし、どこかで聞いたことがあるでしょうが、アメリカはかつて「禁酒法」でお酒を禁じたことがあります。なぜアメリカが禁酒法をしたのかというと、プロテスタントの価値観としてお酒は禁止があったからです。皮肉にも、禁酒法のせいでむしろお酒は世間に広まってしまったのですけどね。 「仕事中の飲酒禁止」はアメリカの価値観です。フランス人はそれに対すると「仕事に支障をきたさなければ、酔っ払ってもオーケー」と寛容です。ただし酔っ払い(お酒に呑まれる人)に対しては社会の目は厳しいです。 日本においては、大っぴらにお酒が禁止されたことはありません。むしろ伝統的に「お酒の上での失敗」に寛容な民族です。 昭和の頃までは「まあまあ、酒の上でのことだから」でだいたい許されていたんですよ。戦国武将でも福島正則みたいに「泥酔して家臣と口論となって、カッとなって斬り殺してしまった」なんてエピソードを持つ人もいます。福島正則は酒の失敗のエピソードが山ほどあります。 痴漢で逮捕された人の言い訳でよくあるのが「酔ってよく覚えていない」ですよね。なんでそんな言い訳をするのかというと「酔ってたならしょうがないよね」という社会のコンセンサスがあるからだと思います。これがフランスなら「だからどうした。前後不覚になるほど飲んだお前が悪い」で終わりです。 また日本人のお酒の飲み方というと、いわゆる「アルハラ」がありますね。これも実は少なくとも戦国時代からあったようで、日本に来たキリスト教の宣教師が「日本人はお酒を楽しまないで、酔うことを目的にしているように感じる。おまけに無理やり飲ませたがる」と嘆いた手紙が残っています。 日本では飲酒が禁止されたことはないです。今でも「プハーッ!うまい!」とやるお酒のCMがバンバン流れていますよね。国によってはお酒を飲んで「うまい!」とやるCMはNGの国もあります。というか、先進国と呼ばれる国でこんなにお酒のCMに寛容な国もなかなかないです。 ただ、元々飲めない人が多いので、深刻な社会問題になりにくい、というのがあると思います。 ロシア人のアル中問題なんて、日本人の比じゃないですからね。なにしろ旅客機の機長がウォッカをひと瓶飲んで操縦して墜落させた事故があったくらいですから(本当)。ウォッカなら一口でも大変なのに、ひと瓶て。ロシアの貧乏人が、冬の屋外でビールにヘアスプレーをかけながら飲んでいる映像を見たことがあります。ビールじゃ彼らにとっては水みたいなもんでアルコール度数が足らず、かといってお酒を買うお金もないのでヘアスプレーに含まれるアルコール分を足す、というわけです。確かコロナ禍で配られた消毒液を飲んで死んだ人も結構いたはず。1人2人じゃないんですよ、あの国は。 ちなみにイギリスのチャーチル首相の「毎日」の飲酒はこういうものだったそうです。 朝起きたら、寝起きにウイスキーのソーダ割。昼飯にはシャンパン。午後は仕事をしながらウイスキーをちびちびと。夕食でまたシャンパンを1本飲むか、もしくはワインを1本。ときどき両方。そして食後にポルトワイン(甘口ワイン)を楽しみ、寝酒にコニャック。 私こんな生活したら、1ヵ月で体を壊します。
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- zne368d4nt8
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こんばんは お酒を 飲ませたら 犯罪が増えるからではないでしょうか アルコール中毒と云う物もありますしね 酒を 悪用する者達も居た事でしょうし (身分制度もあり 権力者の考え方もあり) とにかく 禁じる事にしたのでしょう。 あまり お酒自体の事を よく 理解出来ずに 何か 適当な事を 本気で云って 信じていたのではないかとも思います。 色々な事はあるけれど 色々な世を経て 今の時代があるのですし 偶には 乾杯しても いいと思いますよ。
お礼
ありがとうございます。
- kiha181-tubasa
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日本では湧き水や沢水が容易に飲めたのと違い,西洋や中近東などでは新鮮な水を簡単に手に入れるのが難しかったから,保存性の良いワインを水を皮袋に入れて携帯した。 つまり,日本で(アルコールで活動力は落ちますから当然かもしれませんが)昼間からの飲酒を禁じたというよりも,西洋や中近東ではワインに頼らざるを得なかったのではないでしょうか。 ドイツの低アルコールのビールなども正にそうですね。 日本ではおいしい水がふんだんにあったからその習慣(文化)は生まれなかった。 独断と偏見ですが……。
お礼
ありがとうございます。
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