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目には青葉・・・の俳句について
恥ずかしながら、有名な俳句を目に青葉・・と長いあいだ記憶していました。そして改めてこの「は」はなんで字余りにしてまで必要なのか理解できないようにおもいました。目に青葉山ほととぎす初鰹、ではいけないのでしょうか。どう違うのでしょうか
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- HAL2(@HALTWO)
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回答No.1
「目に青葉山ほととぎす初鰹」だと「青葉が茂る山に時鳥 (ホトトギス) が鳴いている」或いは「目にヤマホトトギス (山路の杜鵑草) の青葉が映る」となってしまい、次の「初鰹」が文脈の繋がらない「何じゃらほい(*。*)?」ということになってしまいます。 この句は (1) 目には青葉 (2) 耳には山の時鳥 (ホトトギス) (3) 口には初鰹 が「最高でっしょ(^_^)/」 という目耳口に引っかけた対句的或いは修辞的技巧を持たせた俳句なのです。 作者の山口素堂は江戸中期の俳人で、俳句は字余りであってはならないという決まりはありませんので、修辞的な句が並んで「目に映るもの、耳に聴こえるもの、口で味わうもので各々最高のもの」を俳句に織り込む事で面白味を持たせたのでしょうね。
お礼
なるほど、よくわかりました。ありがとうございました