情報。
今日、バスに乗ったんですけど、
中吊り広告って言うか、天井近くの壁に広告が貼ってあるんですよ。
その中に、啓蒙広告って言うんでしょうか、警察の広報的な広告があって、
振り込め詐欺の事が出ていたんです。
つらつらとそれを見ていたところ、
ある一文に目が釘付けになりました。
それは、
「振り込め詐欺の被害者のうち九割の人が振り込め詐欺を知っていてだまされたのです」
という一文です。
皆さん、この文にはとても大事なことが隠されていますがお気づきになりますか。
九割の方々は、振り込め詐欺の情報を何らかの方法で手に入れて、知識として持っていた、
でもだまされてしまってお金を振り込んだと言うことですよね。
これは仕方がないと思うのですよ。
わかっててもいざとなると的確な対処なんか出来ないこと、いくらでもあるじゃないですか。
だからしょうが無い。
でもね、皆さん、そこじゃないんですよ。
逆なんですね。
一割の人の方です。
九割の人が何らかの形で情報を得ている社会問題です。
テレビ、新聞、雑誌、井戸端会議、
いろんなところからいろんな情報を得ることが出来るじゃないですか。
ところがですよ、一割の人は、
振り込め詐欺のことを知らなかったわけですよね。
いくら何でもおかしくないですかね。
今の日本って情報過多といってもいいくらいですよ。
情報っていっても正しいものも正しくないものもあるわけですけど、
どっちの情報にせよ、
入ってこないですかね。
振り込め詐欺なんて言うのはもうだいぶん長いこと前から社会問題化してますよ。
今のこの時代の日本で、
振り込め詐欺を知らない人が一割ですか。
僕の頭では理解不能です。
いったいこの一割の人って言うのはどういう人たちなんですか。
だいたい振り込め詐欺の被害者って言えば年寄りが多いと思うんですけどもね、割合として。
ですから若い人より社交的じゃないのかも、
と考えましたけど、
それにしてもおかしい。
テレビやラジオも使わないんですかね。
離れ小島でひとりぼっちの生活してるならともかく、
普通に暮らす今の日本人が、
振り込め詐欺を知らない割合一割って変じゃないですか。