ユグノーについて

質問

ユグノーは、プロテスタントからなる連合もしくは組合だと聞いたんですけど、例えるならカトッリックの中のイエズス会(カトリック教会の男子修道会)のようなものでしょうか？
具体的にユグノーとはどのような組合なんでしょうか？

回答No.2

Nakay702 · ベストアンサー

「質問者からのお礼」を拝見しました。

＞「ユグノー」の人たちと、一般的なプロテスタントとは何がどう違うんでしょうか？
＞単純に「カトリックではない」から迫害を受けてたんでしょうか？
⇒フランスのユグノーが迫害を受けたことの理由としては、大きく３つに分けられると思います。

（１）プロテスタントのカルヴァン主義が多く伝わったフランスの国土が、主要カトリック国（イタリア、スペイン）とプロテスタント国（ドイツ）の中間にあったこと。すなわち、その両方の先鋒が出張ってきて鉢合わせしたところが多くフランスであった。
（２）カルヴァン主義がフランスに伝播してきたとき、いち早くそれを受け入れた人たちはおもに中央の王権政治に反感を抱く中産階層の商工業者であったこと。
（３）さらに、フランスおよび周辺の貴族たちも王権擁護派（カトリック）とユグノー支持派（プロテスタント）に分かれて争ったこと。

ということで、迫害発端当初の宗教戦争がいつの間にか政治色を帯び、ついに政治的な覇権闘争と化していきました。このあたりの事情が、ユグノー迫害の状況や理由を複雑にし、分かりにくくしている、ということではないかと思います。

お礼

ありがとうございます。

回答No.1

Nakay702

以下のとおりお答えします。

＞ユグノーは、プロテスタントからなる連合もしくは組合だと聞いたんですけど、例えるならカトッリックの中のイエズス会(カトリック教会の男子修道会)のようなものでしょうか？ 具体的にユグノーとはどのような組合なんでしょうか？
⇒ユグノーとは、宗教改革時代のフランスで各地に点在したプロテスタント教徒（カルヴァン派）が集まって結成した連合体につけられた名前です。

　ユグノーに属した人々は商工業に従事する中産階層が多かったようですが、上流社会の人も加わっていました。ユグノーの歴史は悲劇の連続で、頻繁に迫害を受け、1562－70年の間に3回のユグノー戦争があり、1572年には「聖バルテルミーの虐殺」では7万人ものユグノーが惨殺されました。
　しかし、その15, 6年後の1598年に「ナントの勅令」が発布されて、ユグノーの礼拝の自由が認められ、官吏への就職も許可されました。

お礼

親身に答えてもらいありがとうございます。ちなみにですが、「ユグノー」の人たちと、一般的なプロテスタントとは何がどう違うんでしょうか？プロテスタントのなかにも派閥や宗派で細分化はされると思いますが例えばユグノー以外ではナザレンなどは有名ですが、どのように違うんでしょうか？単純に「カトリックではない」から迫害を受けてたんでしょうか？