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アルミの酸化膜
こちらの質問を見ていて、疑問がわきました。 http://oshiete1.goo.ne.jp/kotaeru.php3?q=979762 アルミのやかんを空焚きしてしまって、ピンクや緑色の変な模様ができてしまった、という内容です。これは、酸化膜ができたのだと思うのですが、これに、酢酸と塩を溶かした水を入れ、加熱するとどういう反応が起きるのでしょうか?
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アルミのやかんの表面はもともと酸化しています。(というより酸化させてあります) 陽極酸化処理といってアルマイト加工と言われるものです。 ですから酸には強いのです。もし何かするのであればアルカリで表面の酸化膜を落とすことになります。 しかし、ご自分で新たにアルマイト加工するのは無理ですから、そのままではねずみ色になってどんどん腐食してしまいます。 アルマイトは微細な穴が無数に空いているのですが、封孔処理をして表面を塞いであります。 アルミにいろいろな色がつけられるのは、これらの穴の中に染料を入れることができるからです。 あ、結局酢酸と塩を入れて加熱してもムダってことです。
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- Ronda
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アルマイトの場合、封孔処理は必ずやります。 やらないと普通に使用していてもあとでまだらになったりします。 今回の場合は空焚きしたことでアルミの変態温度を越えてしまい変質したものと考えます。(不純物が混ざったのかもしれません) 中に水(お湯)が入っていれば沸騰しどんどん気化して熱を奪っていきますから、一定以上の温度にはなりません。 中が空になると火力によってはアルミは溶けますよ。 アルミは熱伝導がいいので割とよく放熱されるのですが、たとえば中にアルミよりも融点の低い金属を入れて加熱すると、なべに穴が明きます。(融点は低くても加熱を続けると温度はアルミの融点よりも高くなるので) ※カセットコンロの火力でも 耐久性に優れているのは通常使用の場合の話であって、空焚きは通常の範囲を外れています。 これが鉄やステンレスであっても空焚きをすると変色や変形が起こります。
お礼
身近で使っているアルミ鍋も、実はいろいろ加工されていたんですね・・・。 Rondaさん、何度も回答いただいて、ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。 >アルミのやかんの表面はもともと酸化しています そうなんですか。 じゃあ、ピンクや緑になったのは、酸化したのではなく、微細孔に何かが入って染色されたということですね。 参考ページには「アルマイト染色は耐久性に優れている」とあるので、このやかんの場合も封孔処理はしていないけれど、とれにくいということですよね。 >結局酢酸と塩を入れて加熱してもムダってことです。 やっぱりそうですよね・・・。でも、どんな反応が起こるのでしょうか?