高調波電流ではなく高調波電圧では?
高調波電流が系統に流出して他の機器に悪さをするかの説明をよく見聞きするのですが、私は下記のように考えます。間違っていますでしょうか。どなたかご教示下さい。
配電系統における高調波被害の原因は、コンバータなどの高調波原因機器(以下、原因A)に高調波電流が流れる。→配電線の電圧降下により、原因Aの電源側の電圧波形が歪む。→原因Aの電源側につながっている他の負荷(以下、負荷B)に印加される電圧が歪んで(高調波成分を含有)いるため、負荷Bに高調波電流が流れて加熱・振動などの問題を生じる。
すなわち、
原因Aによって、負荷Bに加熱・振動などの問題が生じるのは、原因Aから系統側に高調波電流が流出し、それが負荷Bに流れ込んで悪さをしているのではなく、あくまでも原因Aの受電電流によって引き起こされる電圧歪みが原因である。
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