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集合の問題お願いします
Aが有限集合ならば、その真部分集合への単射は存在しない。 これを数学的帰納法で証明せよ。
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先ず、自然数の公理を満たす集合Nを取ってきた時(0∈Nとする)、n∈Nに対してある集合Aが「n元集合」であるとは、{j∈N|j<N}とAとに一対一対応が存在する事をいい、あるm∈Nが存在して集合Bがm元集合となるとき、Bは「有限集合」である、という、という定義をここでは採用しておく。 で、「Aが有限集合ならば、その真部分集合への単射は存在しない。」というには、次の2つの証明が必要となる。真面目に書くとかなり長い。以下、m,n,i,j,p,qという記号はすべてNの要素(つまり自然数)とする。 (I) m>0とする。Bをm元集合の真部分集合とするとき、あるnが存在し、n<mかつBはn元集合となる (ii) n<mとするときm元集合からn元集合への単射は存在しない (i) m=1の時: 1元集合の部分集合は空集合しかないので、0元集合となるからよい。m=p(>0)の時主張が成り立つとしてm=p+1の時:Aを(p+1)元集合とすると、p元集合Xと1元集合{a}があって、A=X∪{a}, X∩{a}=∅と書ける。Aの真部分集合Bをとる。B⊂Xの時とB∋aの時で場合分けをして、あるq<p+1が存在してBがq元集合となることを証明せよ。 (ii) n=0の時明らか。n=qの時okとする。n=q+1の時、m(>q+1)元集合Aから(q+1)元集合Bへの単射fがあるとする。m>q+1≧1であるゆえ、m=p+1とおく。p>qである。先ほどと同様p元集合Xと1元集合{a}を用いて、A=X∪{a}, X∩{a}=∅と表す。fのXへの制限は、p元集合XからC=B\{f(a)}への単射である。CはBの真部分集合であるから、さっきの命題(i)からq元以下であり、p>qであるから仮定に反する。 (i)と(ii)を合わせると「Aが有限集合ならば、その真部分集合への単射は存在しない」という事が言える。
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- tmppassenger
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>「n元集合」であるとは、{j∈N|j<N}とAとに一対一対応が存在する事をいい 「n元集合」であるとは、{j∈N|j<n}とAとに一対一対応が存在する事をいい