線形変換(随伴変換)に関する質問です
「線形空間Vのひとつの基底E=<e[1],e[2],・・・e[n]>を選べば、
VからK^nへの同型写像ψが決まるから、この意味で、基底(E;ψ)と言うことにする。
Vをユニタリ空間、TをVの線形変換とし、ある正規直交基底に関するTの行列をAとする。この基底に関して、
Aの随伴行列A^*によって表現されるVの線形変換をTの随伴変換と言い、T^*で表す。
T^*は、Vの任意の二元x,yに対して内積に関する等式
[T^*(x),y]=[x,T(y)]・・・※
が成立することで特徴づけられる。
実際、この基底を(E;ψ)とすれば
[A^*(ψ(x)),ψ(y)]=[ψ(x),A(ψ(y))]より※が成立。」
という記述が教科書にあったのですが、
※の成立を示すのに
[A^*(ψ(x)),ψ(y)]=[ψ(x),A(ψ(y))]を示している理由を
私は
[T^*(x),y]=[ψ^(-1)(A^*(ψ(x)),ψ^(-1)(ψ(x))]
今、ψ^(-1)は計量同型写像であるから
[ψ^(-1)(A^*(ψ(x)),ψ^(-1)(ψ(x))]=[A^*(ψ(x)),ψ(y)]
同様に
[x,T(y)]=[ψ(x),A(ψ(y))]なので
結局、※は[A^*(ψ(x)),ψ(y)]=[ψ(x),A(ψ(y))]に帰着される・・。
と考えたのですが、これであっていますか?
ψが計量同型写像だからそのい逆写像も計量同型写像であるので
[ψ^(-1)(a),ψ^(-1)(b)]=[a,b]である
というのを使っているのかな?と思ったのですが。
どなたか詳しい方、添削よろしくお願い致します。
※[,]は内積、ψ^(-1)はψの逆写像の意です。
お礼
ありがとうございます!!