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「愛情省」の警察権と司法権の両方持つ組織について

ジョージ・オーウェル作の小説『1984年』の「愛情省」の警察権と司法権の両方持つ組織について質問です。 ジョージ・オーウェル作の小説『1984年』のオセアニアの行政組織、「愛情省」は、警察権を持ち、個人の管理・観察・逮捕、反体制分子(とされた人物)に対する尋問と処分を行う組織である。 被疑者を徹底的に拷問と洗脳にかけ、最終的に党のほうが正しいと反体制思想を自分の意思で覆させ、ビッグ・ブラザーへの愛が個人の意志に優るようにし、その後処刑し、さらに真理・愛情の両省で「思想・良心の自由」に対する統制を実施しているのですが、ここで以下の質問です。 1.ジョージ・オーウェル作の小説『1984年』のオセアニアの行政組織、「愛情省」のように警察権と司法権を両方持った組織って、現実に存在しえるのでしょうか? 2.ジョージ・オーウェル作の小説『1984年』のオセアニアの行政組織、「愛情省」のように、警察権と司法権を両方持つ組織は、どんなメリットとデメリットがあるのでしょうか?

質問者が選んだベストアンサー

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  • koncha108
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回答No.3

1. いやしくも民主主義国家であれば、三権分立を成立させるよう努力をするのが原則で、その意味では組織上行政を担う組織である省の下に司法権を置くことは無いと思います。ロシアは司法省が裁判所の監督もしているので、組織体制としては司法権、警察権を司法省や大統領がコントロールしていると言えると思います。 韓国の裁判所、検察、警察の構成は日本とほぼ同じですが、先日のチョ・グク氏に絡んだ権で散々報道されたように、検察が力を持ちすぎていて、時の政権の意向を反映して逮捕、起訴などを行い、裁判所はよく「国民情緒法」と揶揄されるように国民の感情的な意向を反映しがちなので、体制はともかくとして公平・公正性に関しては疑問があります。 アメリカには司法省、日本には法務省、韓国には法務部がありますが、これらは司法権を持った司法組織ではなく、それぞれ最高裁判所に相当する独立した司法機関が司法権を持っています。 ただ、それぞれどれだけ独立してお互いの干渉を避けて国民のために公平公正に権限をこうしできるかは、制度上の話でもあり、政治家の話でもあると思います。アメリカには司法省があり、連邦警察であるFBIはその下にあります。でも司法権は裁判所にあり、一応別れています。でも最高裁判所の判事の指名権は大統領にあり、特にトランプ大統領は自分の意向に合いそうな人物を指名しているし、しばしば司法省やFBIにも司法介入と取られる発言や行動を取っています。 2. 省と言うからには行政府の一部と考えられ、行政府のトップは日本では内閣総理大臣だし、アメリカや韓国だと大統領。その指揮命令系統に司法権と警察権があったら政敵を逮捕、有罪にできるし、自らの犯罪を不問にすることもできる。やりたい放題です。為政者を利することを覗くとメリットはないでしょう。また、こうした体制だと、権力者が退いた時に次の権力者の意向で前の権力者とその側近を粛清してしまうことが可能になるので、権力者はそうならないように権力構造を固めて反対勢力が政権を取れないようにしがちだと思います。 ロシアは、なぜ無名だったプーチンが初代大統領のエリツィンに抜擢されて、首相、大統領に上り詰めたかと言うと、エリツィンが健康上の懸念から政権を降りなければいけないと感じた時に、自分に対する忠誠心があって、自分を訴追することなく、また糾弾から守ってくれる人物を見つける必要があり、白羽のやを立てたのがプーチンだったそうです。あくまでもアメリカの報道機関の見方ですが。

その他の回答 (2)

回答No.2

A1:かつての英国の内務省がそれに該当します。今は司法省があり検察官が居ますが、英国の場合は被害者または警察による訴追が認められていましたから。(私人訴追制度) A2:私人訴追制度があるという前提ですと、陪審制度や参審制度と比較して、被害者の感情を司法に反映しやすい点があります。 それと、質問者さんはやたら人にあれこれ聞きますけど、ベストアンサーを選ぶとか最低限のことはしているのでしょうか?

  • f272
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回答No.1

(1) 江戸時代までは日本でもそういうやり方でしたよ。 今では三権分立と制度にしましたので,存在できないですね。 (3) 効率的だけど,チェック機構が働かないので間違いが起きやすい。