設計事務所から不動産業者への紹介料について
設計事務所を開設している者です。
不動産業者から顧客を紹介していただいた際の紹介料についてご意見をください。
昨年、不動産業者より
「土地の購入を検討されている顧客が居るのだが、その敷地にどんな建物が建てられるかプレゼンをして欲しい」
との依頼を受けました。
配置図、平面図、3DCGパースを作成してプレゼン資料を作成し、不動産業者へ渡しました。
資料作成には5日ほど費やしましたので、15万程度の作成費ですが、
この不動産業者からは初の依頼で、事前の料金の話もなかったこともあり、
自己紹介も兼ねてプレゼン料は請求せず、無償でプレゼンしました。
半年後、プレゼンした顧客に土地が売れ、建物の計画案も気に入っていただけたので、
不動産業者を通じて、顧客が当設計事務所との面通しを希望され、顧客と直接設計契約に結びつきました。
その後は顧客と直接打合せを重ね、現在、設計も完了し、現場が着工した段階です。
そこで不動産業者より紹介料の請求を受けています。
不動産業者からの紹介料は「設計料の10%」との数字が出ています。
私としては、今後も不動産業者と上手にお付き合いをしていきたいと考えています。
そこで今回も含めて、今後のお付き合いの形として、紹介料の取り決めを不動産業者へ提案したいと思っています。
以下の内容で不動産業者へ提案したいと考えているのですが、ご意見をお聞かせください。
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今後予想される紹介のケースとして3つ考えられました。
(1)特命紹介
不動産業者より当建築設計事務所のみへの特命の顧客紹介の場合。
特命紹介の際は、設計料の10%を紹介料としてお支払する。
計算の際の設計料は、経費を除いた額とする。(構造設計料、設備設計料、その他下請けへの支払等)
(2)コンペ形式
土地購入済みの顧客に対して、設計事務所数社の提案によるコンペによって仕事へつながった場合。
競合会社数で上記特命紹介の紹介料を割った割合の紹介料をお支払する。
例/コンペ参加社数2社の場合は、特命紹介料の1/2(設計料の5%)、 3社ならば1/3(設計料の3.3%)という割合です。
(3)提案形式
土地購入前の顧客に対して、当設計事務所のプレゼン資料を用いて土地の売却につながり、当社の設計業務へつながった場合。
設計事務所のプレゼン資料を用いて、土地の売却が決定し、設計の仕事へつながった場合は、プレゼン資料が不動産業者の土地売却の営業の一貫を担う役割を果たしていますので、プレゼン料金と紹介料は相殺したいと考えます。
またプレゼンにより仕事に結びつかなかった際には、プレゼン作成費の請求はせず、成功時の紹介料が複数回のプレゼン作成費と相殺するとします。
要するに、共に紹介料とプレゼン作成費は発生しないという考え方です。
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上記の提案をしようと思っております。
現在進行中の工事は(3)に該当し、今回請求を受けている10%の紹介料は、
プレゼン作成費と相殺としてもらおうと考えています。
不動産業者へは今回の物件で、信頼と実績は築けていると思っています。
私の作るプレゼン資料で土地の販売の促進になるので、
業務提携の形としては成り立っていると考えています。
一般的に不動産業者から設計事務所が顧客の紹介を受けた際に、
紹介料が発生するとした場合、どの程度の額が妥当なのかも教えていただけると有難いです。
私の考え方に助言・アドバイスを頂けると有難いです。
どうぞよろしくお願いいたします。
お礼
アドバイスありがとう御座います。 助かります!