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可換代数学とは?
可換代数学とはどんな学問ですか?
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文字通り,可換代数(commutative algebra)を研究する学問です。ここで言う「代数」とは,環の作用をもつ環のことだと思われます。#1の回答者は誤解しておられるのではないでしょうか。 簡単に「代数」について説明しますが,わかりづらければこの段落は読み飛ばして下さい。 環とは,整数の集合のように和と積が定義された代数的な集合のことです。Aを環として,BがA代数(A-algebra)であるとは,まずBが環であり,環準同型f:A→Bが定義され,a∈Aとb∈Bに対してf(a)・b∈Bが定義されていることを意味します。 簡単に言えば,多項式の集合をイメージすればよいと思います。 高校数学の「図形と方程式」で,図形は「条件式を満たす点の集まり」ととらえれることを学びました。 これを発展させると,多項式環の性質を分析すれば一般の図形(代数多様体)の構造が理解できることになります。 そういうわけで,代数幾何学の基礎として,可換代数論や可換環論が重要視されているわけです。 教科書としては Miles Reid 著 Undergraduate Commutative Algebra (Cambridge University Press) とその参考文献が標準的です。
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noname#108554
回答No.1
可換代数を研究する学問です。 可換代数とは、可換群(アーベル群)、可換環、可換体をさします。