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おススメな本
今まで読んだ本の中で、価値観や人生観が変わった本などがあれば教えて下さい。
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質問者が選んだベストアンサー
最近、かなり衝撃を受けたのが『サピエンス全史』(ノヴァル・ユア・ハラリ著)です。ググってもらえばすぐに出てくる現代の世界的ベストセラー。 人類の起源から説き起こして、人間とはどういう存在か、社会とはいかにしていまの姿になったのかということを驚くほど分かりやすくかつ論理的に説いている本です。読者を誘い込んでいくような語り口で、説明がとてもうまい。 他の回答者さんが書かれているように文学の名著ももちろんおすすめは多くありますが、価値観や人生観を揺るがすほどの大きな影響を読者に与える本の持つ力の源泉は、常識を塗り替えるだけの魅力=説得力にあると考えます。 文学作品の持つ物語の面白さ、深さ。そういうものに負けない魅力を持って、上記の本は読者の心を揺さぶってくる著作です。類書を読んだことがなければ、必ずやあなたの常識に一撃を加え、人生になにがしかの価値をもたらしてくれると信じます。 最後に私が若い頃に大きな影響を受けた本を書きます。 『不思議の国ニッポン』ポール・ボネ著・・・この本は外国人の目から見た日本というテーマのシリーズ本です。フランスのビジネスマンが書いており、かなり歯に衣を着せない日本不思議論が展開されていました。十代の頃に読んで、日本の常識が正しいとは限らないという思いを持つようになったきっかけの本です。 『銀河帝国の興亡』アイザック・アシモフ著・・・SFの大家が書いた代表作品のうちの一つですが、宇宙帝国の滅亡とそこからの再生という部分に古代ローマのそれが当てはめられていて、少年時代に熱狂した本です。SFと歴史という二つのものに同時に興味を持たせてくれたアシモフにはいまも深く感謝しています。
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- momiki4455
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「マクリーンの川」です。
- e-toshi54
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太宰治の「人間失格」。ただし、高校生の頃でしたけどね。 今思えば、多少自閉症気味だった(自己診断)が、この小説を読んで、世の中には神経質な人間もいて、些末なことを気にしながら生きている人も沢山いるんだなと言うことに気付かされました。 現在はサラリーマン生活を終え、(年金受給者として)普通に生きていますが、サラリーマンとしては生き難かったなあと述懐しています。
- alterd
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ひとつ大事な本が抜けてました。 マルクス・アウレーリウス「自省録」 (ローマ皇帝だった人物による自己への戒めをこめたエッセー。 「短い人生をまともに生きたことで満足せよ」という言葉は 人生の山谷を越えて来た身に優しく響きます)
- alterd
- ベストアンサー率23% (137/595)
森敦「月山」 (じっくり己の内面を見つめ悠然と己の目標へ向かうことの大切さ) 開高健「夏の闇」 (ベトナム戦争に記者として従軍した主人公が、ラスト、果たして社会主義が良いのか資本主義が良いのか分からなくなる。今でいうと、答えの出ない状況に耐える力、ネガティヴ・ケイパビリティの物語としても読める) マルセル・プルースト「失われた時を求めて」 (文庫にして10巻に及ぶ大長編。プチブルジョアに生まれたマザコンの主人公が青年期に出会った貴族たちの退廃した生活ぶりを観察し、それを小説に書くことを決意するまでを描く。ラスト近く、あれほど憧れた大公夫人が、実はただの俗物に過ぎなかったことに気付く描写は圧巻。結局、人間にとって、(この主人公に場合、小説だが)何かの文化に深くコミットすることが最重要であることに気付かされる)