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植物油のカロリー
理論的には100g当たり900kcalだと思うのですが、日本食品成分表には921kcal、その他884kcalというのも良く見かけますがなぜこのような違いがでているのでしょうか。
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油脂を構成する脂肪酸によってエネルギーが変わるため、油脂自体のエネルギーも変わります。 また、エネルギー自体を各食品ごとに実測するのは現実的ではないため、脂質、炭水化物、タンパク質などの各成分を分析し、その成分にそれぞれのエネルギー換算係数を掛けて、エネルギーを算出しています。 係数自体は、様々な研究で決定されています。 日本食品標準成分表で使用されている係数は、科学技術庁「日本食品標準成分表の改訂に関する調査」、 FAO/WHO合同特別専門委員会報告、Atwater(アトウォーター)のエネルギー換算係数など主に3つ有ります。 質問者さんがお聞きの植物油は、オレイン酸などの不飽和脂肪酸を主とし、日本食品標準成分表に使用されている係数は、9.21kcal/gです。 (飽和脂肪酸を多く含む動物油は、9.41kcal/gです。) なので、日本食品標準成分表では、100gあたりだとエネルギーは921kcalとなります。 詳しくは、日本食品標準成分表2015年版(七訂)第1章 説明をお読みください。 http://www.mext.go.jp/a_menu/syokuhinseibun/1365297.htm >理論的には100g当たり900kcal →食品によって係数が違ったり、細かい係数で計算が不便になったりするのを避けるため、一般的には、Atwaterのエネルギー換算係数(たんぱく質4kcal/g、脂質9kcal/g、炭水化物4kcal/g)を使用します。 どの係数が正解かは、決まっていません。日本食品標準成分表2015年版では、「国際的には、食品やその成分に適用される換算係数は統一されてはいない。」とのことです。 なお、食品に表示している栄養成分値は、根拠を説明できれば、どの値(係数)を使用しても、食品表示法的には問題ありません。
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- -ruin-
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>植物油脂は9.21kcal を見て混乱しました。 おそらくですが、921kcalと884kcalが上限と下限のようですので、これらを平均しておよそ900kcalとしているのではいないでしょうか。 いずれにしても完璧に計算できる類のものではないので極端な誤差がなければいいんだとおもいますよ。
脂質1gは大凡9Kcalとして換算されていますが、 脂質にも色々種類があり、ある程度の誤差はあります。
お礼
有難うございました。
- -ruin-
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理論的というのがよくわからないですがそもそも植物油なんて食品はありません。 そういうのは測ってみて、大体これくらいにしようてな具合で決めてあるだけなので実際には定義することなどできません。 種類によってカロリーが違い、会社によっても年によってもロットによっても違います。それらの何を基準に設定するかによって解釈は無数にあります。 先に挙げている通り以下は全て植物油です。 ざっと調べたところによると以下のとおりです キャノーラ油 884kcal オリーブ油、ごま油、米ぬか油、サフラワー油、大豆油、調合油/サラダ油、うもろこし油、なたね油、パーム油、綿実油、やし油、落花生油、アマニ921kcal マカダミアナッツ油 885kcal ざっとですが、900kcalというのはなかったです。
お礼
有難うございました。 今まで油は全部9kcalで計算していましたが、私が見ている七訂版 「 https://www.weblio.jp/content/植物油脂?dictCode=SHKLI 」 で植物油脂は9.21kcal を見て混乱しました。
お礼
詳しいご説明と資料有難うございました。