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数学の本は何故新しいのが出るのでしょうか?

大学初年級でならう微分積分学や線形代数で、高木貞二の解析学など名著、といわれるものがありますが、何故平成も終わろうとしてゐる今日、同じような内容の本が出るのでしょうか。 少しは新しい視点や新作の問題を期待しつつ、どれも内容は変わらないと思うのですが・・・。

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  • hue2011
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回答No.1

これは、同じ曲の楽譜がなんでいろいろ出るのかというのと同じです。 ベートーヴェンと言う人は200年前に死んでいるので、新作なんかありえないのにピアノソナタの楽譜は始終新譜が出ます。誰それ版という、ピアニストなんかが編集したものです。 音楽自体は同じものです。作曲者によってはメロディライン自体も違うものがありますけど、ベートーヴェンの場合はない。だったら何が違うか、ゲルバーとかペライアとか今も生きている人たち、しかもベートーヴェンとは同じ時間を生きていない人が何をするのか。 比較すればわかりますけど、表情記号にバラエティがあります。原譜にはないクレッシェンドとかフェルマータがあったりし、さらに楽譜の外に「ゆっくりすぎないで」みたいなコンテへのコメントみたいなのが書いてあります。 それがこのピアニスト版のベートーヴェンピアノソナタなんです。 なぜこういうものが出るかというと、そのピアニストたちが自分で悩んだこともあり、弟子が弾くやりかたを「これじゃいかん」と思うから、次の世代に注意をしたいからその版がでるのです。 また、ピアノという装置が進化して、作曲時の期待した響きでないものが出ている可能性があり、それを意識してくれというアドバイスもあり得ます。 数学の本も同じことで、真理はひとつしかないかもしれませんが、こう考えたらわかるよ、とか、こういう方向でやっていくとゴールが近いよ、があるわけです。 時代が進み、高木先生時代の生徒はほとんど寿命がきています。そうでなくいまの平成に生まれ、電子計算機なんかが日常に使われる時代に育った人の感覚は違ってきています。 それに対応した、語り方というのは決して一つではありません。

1976toshimasa
質問者

お礼

>これは、同じ曲の楽譜がなんでいろいろ出るのかというのと同じです。 なるほど。いい表現だと思いました。 ありがとうございました。

その他の回答 (1)

  • nagata2017
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回答No.2

それは 買う人がいるから。買う人がいれば新しい本を作る。 ほんの後ろの方を開いて 昭和64年初版 35刷 と書いてあるよりも 平成31年初版 第一刷 のほうがよさそうに見える。 それに ときどき まだ解のみつかっていなかった式を解いた人が現れたりして 内容が改定されることもある。

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