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野菜の収穫と種まき、植付
- 野菜の収穫時期と種まき時期について
- 長期的に収穫をするためのアイデア
- 撒き時期と収穫時期の調整方法
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- bannzaiusagi
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野菜でも例えばほうれん草の様に種子が春蒔き・秋蒔きの両方できる種類だと同一の畑で年2回の収穫シーズンが迎えられますが、同一の品種を長期間にわたって収穫できる様に栽培する技術というのは、プロである野菜農家ならある程度できる事ですが、素人の家庭菜園レベルでは時間や手間や金銭的に難しいのでは・・・。 例えばプロの農家が単一の種類の野菜しか栽培していないとします。種類としてはお米やジャガイモやキャベツや玉ねぎなどで、その地域が大産地であったり。 この場合は基本、早生・普通・晩生の品種を組み合わせ、それぞれの畑を区別したり同一の畑でも明確に区別できる様にして植え、もし同じ週に作業するのであってもそれぞれの品種に沿った作業や手入れを行います。 もっと手を掛けたい農家だと(季節外れのイチゴの生産や、農協などを通さず早くに収穫しまだまだ品不足である野菜を市場へ直に早く卸し持ち込みたいなど。)すべての畑や一部の畑で規模の大きい温室やビニールハウスを建てて種子から自分で蒔いたりして苗を育て、定植までや種類によっては収穫まで温室やビニールハウスで栽培して収穫します。その努力は素人にはなかなか真似できるものではなく(規模の小さい農家もコスト的に難しい)春蒔きの野菜をかなり早めて栽培開始するなら大抵は防寒用のビニールを二重掛けしたり施設専用の暖房と水やりの機械の設置、北国だと野菜苗の育成に2月くらいから外はかなり雪が積もり極寒の環境でも施設内に更にビニールトンネルを設置(苗床など場合によっては二重にする)暖房は炊きっぱなしで苗床なら夜はトンネルの上に古毛布を2~3枚掛けて寒さを防ぐなど・・・。 私の父親はサラリーマンでしたが親戚が農家で幼い時からそこに入り浸っており植物が好きだったので年相応で手伝える作業を行い、学生になってからは繁忙期によく手伝いに行っていたので(形が悪かったり傷がついて出荷できないものを貰ったり、出来の良い物も安く譲ってもらっていたりしたので)大体の野菜の栽培の流れなど自然に覚えていきましたが、特にこの辺は春蒔き玉ねぎの生産が盛んでゴールデンウィークには早生玉ねぎの植え付け時に苗床の苗を揃えて束ねる作業をしたり(当時は専用植え付け機が無かった)、ジャガイモだと咲く花が品種により色が違ったりもするので早生・普通・晩生の品種の見分けが分かりやすい事から、野菜でも品種によって収穫時期が違い、複数の品種で出荷期間を長くしている事を覚えました。また、農協の方で種子蒔き・育苗を行ってから各農家に苗を配って畑に定植させ農家の手間を軽減している事も知りました。 結婚して親戚になった農家は本州のジャガイモが品薄になり北海道のジャガイモが取れるまでの期間品薄になる頃に市場に持ち込むと高く売れるからと工夫を重ね栽培し周りの農家よりも一か月ほど早く収穫していました。また、この辺では食べる習慣のない本州向きの葉野菜をあえて選び(その頃は本州では収穫できない)種子蒔き時期を1週間づつずらして栽培し市場に直で持ち込んで、金銭面では親戚の酪農家から無料で牛糞を貰うなどしてコストを下げていました。 家庭菜園での同一種類の収穫をずらすのは、同一品種だと蒔き時をずらすか栽培で小規模のビニールハウスやトンネルを使用しての収穫時期を早める方法くらいしか実際には行われていないのではないでしょうか・・・。 早生・普通・晩生の品種を用意して植える場合は明確に区別して栽培する必要があるので広い土地が必要になりがちですし、それぞれの種子を買いそろえても種子の全部を蒔けるわけではないでしょうから結構な量の種子が余ってしまいます。種類によっては保管して翌年も蒔けるものもありますが翌年には発芽率が下がったり生えてもあまり質が良くなく育つもの、種子の寿命が短くて翌年に蒔いても芽が出て来ないものも中にはあります・・・。 家庭菜園で時期をずらしてかなり長期間にわたり収穫できる様にするにはかなり設備の方にお金がかかってしまいます。またその分手間も金銭面でもかなり多くかかってしまい、必ずしもすべてが順調に育って収穫できるとは限らないので(育たないもの・廃棄率が上がり易い)収穫できたものがかなりコストの高くついた「買って食べた方が安かった」という結果にもなりかねません・・・。 結局本来よりも長期間収穫時期を延ばす方法と言うのは、自分では食べず(農家は旬の時期に収穫する低農薬や有機栽培の自家用を別に栽培している)全国各地対象に出荷する目的で、必要な設備を万端に用意でき実施できる「プロの(大規模)農家の栽培法」と思います・・・。あまりに時期がずれてしまえば(特に遅くなると)春に収穫するものなら気温が上がってくると暑さに弱い性質のは弱って病害虫の被害が出やすくなってしまったり、ほうれん草やアブラナ科野菜の様にどんなにまだ株が幼くても花茎は付いて質が硬くなってしまったり(気温と日差しの変化で花が咲くので予防が難しい)栄養素が不足して育つなど自然の摂理に抗えなく無くなるものも多いので・・・。 もし私がお金をかけてまで行うとすれば、収穫時期を早める目的でその作物の大きさに合わせたビニールトンネルと場合によってはマルチも利用して「収穫時期を早める」方法に種子蒔きを1週間づつ3~4回ほどずらし、また同じ品種を屋外で種子蒔きできる様になればまたそこでも3~4回ずらして種子蒔きする程度でしょうか。もし苗を買って植えるなら確実に品種とその収穫期がわかるもの何品種かをネット通販で買い(少ない株数から買え予約が出来て確実に入手できるので)植え付けるでしょう。草丈が高いものはその分手間もかかるので、葉野菜か根菜を主に、いつでも収穫が可能な宿根性のネギなども利用すると思いますし実際ニラは家の先住者がニラ農家だったので敷地内でノラ化しており草に埋もれている分葉が柔らかく花が咲くまではいつでも収穫できて重宝しています。 ゴボウなど根菜類の多くは本来は「保存用野菜」ですから普通手間がかかりすぎる長期間の収穫はしません。いっぺんに種子蒔きし栽培して、一斉に収穫した後は冷暗所で保管しながら食べるもので普通「採れたてを食べる野菜ではない」んです。なので同じ地域で同一品種を蒔き時をずらして栽培することは想定されていません。また、温室やビニールハウスなどで収穫時期をずらすこともあまり行わない野菜で普通農家で採れたものはいったん農協の貯蔵庫(温度・湿度を調整してある)に集められて長期貯蔵され、そこから少しづつ全国の市場へ出荷されていきます。また秋・冬の根菜は採りたての瑞々しさがデメリットに繋がる事もあり(少しでも収穫が遅れると裂けたり、冬に向けて糖度が高くなるので保管法が適切でないと表面から腐ってくる)ゆっくり日にちをかけて表面は乾かしておく必要があるので、採りたてのものよりも貯蔵物の方が購入者の家につくまで日持ちがしやすいのです。 ただ、個人的な経験上ゴボウに限ってですが例外的に「貯蔵向きでなく、割と長めに収穫できる系統」はありますよ。 サラダゴボウと呼ばれる「生食できる系統」です。これはまだ根が未熟な細いころから収穫できてそれを生のままでも食べられるというものですが、もっと長めに栽培して根元が4センチくらいからだと普通のゴボウと同じ調理でも食べられるというもの。ただし根の質は柔らかめで結構太くなっても瑞々しいので貯蔵には不向き。根の長さは40センチくらい止まりで剣先スコップを根の周りに3回くらい刺して起こせば簡単に抜くことが出来ます。 これを実際に数年間栽培してみたところ、間引き後に充分株間をあけて栽培しても個体差があって育ち具合に結構ばらつきが出やすい様に感じました。見た目は太いものとまだまだ細いものが混在します。その性質を逆手に取り、太くなったものから採って食べ細いものは太くなるまで待ってから掘ると他の品種のゴボウよりも結構長い間収穫できました。ただ雪国ゆえに雪が積もったらまだ残っていてももう収穫は終わりで、生えたまま残したものを翌春早くに試しに掘ってみましたが(太さだけならまだ食べられそうな程度に見えた)もう根の質が硬くなって食べられませんでした。もしかして一度抜いて生長を止めてから土に穴を掘って中に藁を敷いて並べ上にも藁を積み土に埋める方法の貯蔵や、湿度が最適に保てる穴室で貯蔵できていれば春にも食べられたのかもしれませんが、普通のゴボウよりも質が柔らかいので試してみないとわかりません・・・。 我が家では主にキンピラ炒めにして食べていましたが(千切れ易いので太めのササガキにして使うとしっとりしたキンピラ炒めができました)、ゴボウの食感にこだわらなければ太いものも切って適度に湯がいてからマヨネーズ等で和えて作るゴボウサラダに入れたり他の料理にも使えるでしょうし食べやすいのではと感じます。もし興味をお持ちでしたら従来のゴボウ品種と同時に栽培してみるとそちらが収穫できる前から食べられますので、長期間の収穫では無いのですが例年よりは長い間食べることが出来ると思いますよ。
- okvaio
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野菜の種類により、時期をずらして収穫するのは可能かと思います。 以下のブログを参照して下さい。 https://blogs.yahoo.co.jp/takenohana70/36485330.html ただ、根菜などの保存の利くものは、収穫量が多く見込まれる時期に 栽培した方が良いかと思いますが・・・
お礼
ありがとうございました。