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中国の潤沢財政に指をくわえて・・。
国際情勢には疎い男性です。中国は一帯一路への巨額資金投入や、アフリカに巨額援助など、他国が驚くような潤沢な財政度合いについてほんとにそれほどに財政は潤沢なのでしょうか?
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>ほんとにそれほどに財政は潤沢なのでしょうか?。 政府が動かせる金が多いというだけのことです。 外国に多額の援助をしたり投資をしていますが財政が豊だからやっている訳ではありません。 中国は共産主義国家ですので日本のような資本主義国家で取り扱われている経済統計や指数の内容が異なっています。 中国では政治も経済も一体です。 政治的に必要だと政府が判断すれば資金は幾らでも使えるということです。 中国は大半が国有企業です。 国有企業というのは国の組織の一部が経済活動を行っているということです。 この国有企業の中に中央政府が所有しているものと地方政府(日本の都道府県)が所有しているものがあります。 日本では私企業が持っている資金を政府が勝手に使えませんが、中国では政府が国有企業が持つ資金を自由に使えます。 現在中央政府が持っている国営企業は黒字ですが地方政府が持っている国有企業は赤字です。 資本主義国家であれば当然倒産しているはずの企業が未だに活動していて経済紙などではゾンビ企業と呼ばれています。 参考 【中国を読む】国有企業改革の変遷と課題 日本総合研究所・関辰一 ... http://www.sankeibiz.jp/macro/news/180305/mcb1803050500010-n1.htm 抜粋 まず中央国有企業の数が増え始めた。その数は、00年の1万5000社を底に15年には5万6000社まで増加した。 地方国有企業の数も09年の8万6000社をボトムに15年には11万1000社へ増加した。この結果、国有企業の総数は15年には16万7000社と07年の1.5倍となった。 資本主義国で採用されている決算方式を採りますと、赤字体質のまま活動していますので累積赤字は巨額なものになっているのが実態です。 赤字の垂れ流しをやめるには、地方政府が持つ赤字の国営企業を廃止するのが最も手っ取り早い方法です。 これをやると大量の失業者が発生して社会不安を起こす恐れがあります。 ここで中方政府が取った対策が一帯一路政策です。 東南アジアや南アジア、アフリカなどの外国に鉄道の敷設や農地の開拓などのプロジェクトを計画させて必要な資金や資材、労働者を送り込むことを計画しました。 国営企業が作っていて不良在庫になっていた鉄鋼や働いていた労働者を送り込めば、中国国内は安泰です。 参考 中国国有企業の「負債はケタ違い」 衝撃の欧米リポート:イザ! http://www.iza.ne.jp/kiji/world/news/180806/wor18080620300014-n1.ht... 抜粋 すでに石炭と鉄鋼産業において大量のレイオフが実施されているが、19年度までに、あと600万人の国有企業従業員を解雇し、そのための失業手当を230億ドル(約2兆5730億円)と見積もっている。しかし、中国がもっとも懸念するのは社会的擾乱の発生である。 「一帯一路」(シルクロード経済ベルト=BRI)構想は、まさにこのような過剰在庫と失業を処理するために、外国へプロジェクトを無理矢理に運び、在庫処分と失業者の輸出を断行することである。 このようなことができるのも共産党独裁の共産主義国家だからこそです。 政府が使える資金の一つとして外貨準備高というものがありますが 中国が世界一です。 抜粋 各国の外貨準備高一覧 - Wikipedia ja.wikipedia.org/wiki/各国の外貨準備高一覧 ただし内訳はアメリカ国債が大半です。 参考 外貨準備、中国の7割はドル 米国の7割は金 :日本経済新聞 http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK13003_T10C11A6000000/ 抜粋 中国は3兆ドルを超す外貨準備を蓄えながら、その7割は米ドルと言われる。しかも、その多くは米国債=米国の借金証文だ。 米国の金保有量は8133.5トンとぶっちぎりの1位である。その外貨準備に占める割合も75.3%に達する。 外貨準備高はぶっちぎりの1位の中国の公的金保有量はと見れば、1054.1トン。外貨準備に占める割合もわずか1.6%だ。 それでも中国の金準備は増加傾向にはある。3年前は600トンであった。中国は今や世界一の金生産国でもあるので、国内生産の金の一部が外貨準備として蓄えられる。しかし民間金需要も急速に伸びているので結果的に国内だけでは金の大幅供給不足となりロンドン金市場などから大量の金を輸入せざるを得ない
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- koncha108
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キャッシュという意味では国が管理しているので、足りなくなることは無いでしょう(だってRMBで投資している限り足りなかったら増刷もできるし、借金してもどうせ国内で処理できる)。だから潤沢にあると言う言い方はできます。 短期的に資金繰りに困ることは無いでしょうし、長期的には決して損するつもりで投資していません。無償の供与もありますが、中国の企業の技術と労働者を送り込んでのインフラ建設など結局自国企業にお金が落ちる投資や、資源の輸入の優遇と引き換えの投資、それにうるさいことを言わない代わりに高利の融資。 ただ、アジアでは中国の積極的な投資の歪が出てきていて、被投資国が中国への債務に苦しんで中国も貸倒しのリスクが出てきたり、中国が強引に進めたインフラ事業が中国に対する反発や政権交代で反故になりそうになったり曲がり角にきています。それも一つの理由として中国は日本をパートナーとして信頼と安定をまそうとすり寄ってきています。アメリカと貿易戦争をおこしつつある中国に取っては一帯一路の実現も日本の強力が欠かせなくなってきたと言うところ。 一方で、日本がずっと先進国の一員としてこだわってきた人道、環境と投資と自国の企業の利益の独立性を無視した投資を続ける中国とどこまで連携できるのかは今後の鍵と思います。日本の同盟国アメリカの大統領がとんでもない男なので、アメリカから離れて新たな安定した体制を中国と作るのは日本に取って悪い話じゃないですが、危険もあるのでうまくやる必要があります。
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ご回答ありがとうございます。
- nagata2017
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子供たちが 日本中でみんなに1円ずつもらえば1億円貯まるよね と言ってるけど 中国でそれをやると 一けたアップ 10億円貯まる。 という頭数のことも大きい。 具体的な収入は 間接税が66%もある。消費税にあたるものが17%の税率だけど企業から徴収するので一般庶民は気が付かないで取られてる。 そして所得税も取られるから 二重に取られてる感じです。 北欧が高負担高福祉と呼ばれるけど 中国は高負担だけで 習近平が使い放題 潤沢な財政とはそういうことでしょうか。 http://kccn.konan-u.ac.jp/keizai/china/08/03.html
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- dragon-man
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成長が鈍って外貨が流出し始めているので潤沢ではありません。かなり無理してやっています。中国財政は近々破綻しますが、首つりの足を引っ張る原因の一つになるでしょう。資金を日本など他国に頼ろうと、習近平が嫌いな安倍に揉み手摺り手で近づいているのはそのためです。日本の資金を引っ張り出そうとしているのです。
お礼
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- バサザード(@BASAZARD)
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ばら蒔き外交をしている日本もアベノミクスで窮々です。中国も豊かとは限らないのではないでしょうか。
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- kuni-chan
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中国には大きな貧富の差があります。 本来は大多数の中国人民が手にするべきお金を一部の者が搾取する構造になっていますので、儲かるところはとことん儲かります。 中国の巨額投資は表だけの話です。持ち出しは大きくありません。 例えば鉱山開発ですが、採掘した資源は中国のものですから投資した以上の金額が回収できます。 施設整備はその国に高利で貸し、建設資材は中国へ発注させます。作業員も中国人です。その国のお金で中国は物を売り、雇用を生み、高額な利息を得られますので中国は確実に儲かります。 その上、その国は借金漬けになり中国の言いなりになります。その餌食となった国はたくさんあります。 中国に世界の国々が発展しみんなで幸せになろうという考えはありません。 中国が得をするかのみで動いています。少ないお金で暴利を得る表向きの巨額援助は笑いが止まりません。
お礼
ご回答ありがとうございます。
- 中京区 桑原町(@l4330)
- ベストアンサー率22% (4373/19606)
中国は潤沢な「金」はありますが、財政は瀕死です。 「金」は印刷すればいくらでも発行できるので多量に市場に出回ります、自国の通貨があれば外貨(ドルなど)を買えるので海外への投資もできます。 しかし、印刷した金は国の負債として残るので財政は悪くなる。 もちろん、国の負債は民間企業の借金という形で多くの企業にばらまかれてますが。 https://www.nikkei.com/article/DGXMZO33438970W8A720C1EE8000/
お礼
ご回答ありがとうございます。
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