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なぜダイエーは潰れてイオンは生き残ったのでしょう?

なぜダイエーは潰れてイオンは生き残ったのでしょう? 両者の違いは何だったのですか? 米ウォールマートが西友を手放すそうです。 世界最大のウォールマートですらイオンの牙城を崩せなかった。

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  • hue2011
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回答No.5

イオンの総帥は現役で元気で生きているでしょう。 ダイエーの中内さんはなくなってますし最後は四畳半で一人暮らしでした。 阪神大震災であれだけ人につくしたのに。 順次説明しましょうか。 これはリーマンショック前後の銀行状況が問題になります。 中内さんは、仮に赤字でも借金を資産ではなく資本として扱うような荒業を繰り返して経済をのりきり企業を巨大化しました。銀行がダイエーを信頼し、もっと借りてくれ借りてくれとやったからです。当然借りたダイエーはそれなりに活動しますから返済は可能です。危なければまたどっかから借りればいい、それが中内方式でした。 ところがリーマンショック以後、銀行は財布のひもが固くなった。融資していた資金を返せと言い出すようになった。いままでだったら、返してもらったことにしてまた多めに貸し、振替えてプラスになればよかったのですがそういうことが方針上許可されなくなった。つまり中内さんは返さなけばいけない借金の前に立たされて誰もかしてくれないことになったのです。 伸びのカーブが急速だったところは、これがあるとひとたまりもありません。 せがれとか親族がいろいろ社内には居たのですが、大社長の威厳でいままでやれてきていたので、大社長の動きが鈍ると誰も何もしようがなくなるのです。 中内さんが借金ダルマの老人になってほそぼそと一人暮らしをしてなくなったあとにこの企業をどうにかしようと手を付けたものは全部失敗した。中でも目立ったのが現横浜市長です。この人が最終的にダイエーの息の根を止めたんです。 中内さんというのはある意味、平清盛みたいなもので、この人がいるせいで一族がどんどんのし上がり他を圧倒し他の生き方を否定するまで一族が図にのったんだけど、いざ総大将清盛がこの世を去ると、あたかもゴキブリ退治のように一族全滅にまで及んだのです。 さてイオンですが、そもそもジャスコという、特別に急成長しないスーパーマーケットです。身の丈にあった活動をしていると風あたりも強くありません。決してナンバーワンではないから、もともと西武系だった西友だとか天下びとダイエーからみたら3番手ぐらいです。 それが幸いして、リーマンショックをまともに胸に食らわなかった。 岡田さんというのは、中内さんのような太閤的な性格じゃなく、どちらかというと番頭みたいな、面白みを欠くけど危なくない人でした。自分の分を知っていて巨大スーパーにしたいなどと考えない。 だけど、リーマンショックのおかげで傾きかけた店舗なんかがあちこちに現れたんです。そうしたら、それを救済しようと思いついた。そこまでにするためにその企業ではいろいろ汗も血も流しているはずだからただのバカじゃあない。しかし、物流とか在庫に関して病気状態なのであれば、自分のところのプライベートブランドのものを供給しようじゃないか、成功した方法をおしえようじゃないか。そのかわりそちらが成功したことは教えてね、というように優しくすりより、結局自分の傘下においた。 それと、定款上自分のところでできないようなことをしている、気息奄々のところに別の意味で声をかけた。うちの軒先で店をしないか、です。 これがイオンモールと言う発想のもとで、全然資本が別の会社がテナントとして並び、イオンモール内の店として機能するうえ、大家であるイオンに売上の何パーセントかを支払うという話です。 イオンモールの考えかたをすると、自分のビル内に、自分にお金を払ってくれる、薬屋もメガネやも結婚相談所も歯医者もいるという、ミニマムシティのようなバランスのとれた社会が発生することになります。 そのため、スーパーのイオンは経営が苦しいけどイオンモールは順風満帆だというようなことが起きたのです。 要するに、自分ひとりの力では何もうごかさないけど、お手伝いとか協力をするかわりに他の人の商売を自分の中に取り込もうとしたわけです。 中内さんは中内ワールドであって、総帥がいないと動かないシステムを作った。岡田さんは、企業が勝手にまわるような方式を適用して、自分自身は堂々と目立つところにあまり出たがらない。 さて、ウォールマートが西友を手放すのは時間の問題だと思っていました。 テスコなんかは3年も持たないで逃げましたから、さすがにウォールマートは体力がありましたね。 プライスロック、なんていうのがウォールマート商法として有名なのでそれを西友にも適用したというのは誰にでもすぐにわかります。 だけどとんでもないことをしている。 ウォールマートカードというのをセゾンカードから出した。特定日の請求額5%引き(しかし領収証は元値のまま)という離れ業を、西友とは敵対関係にあると思われるセブンアンドホールディングズだから不当競争にならずにできた、というような真似をした以上いかに本気だったかがわかります。しかしそこまで不自然なことをするのはそもそも自分で無理を気付いていないとは言えません。いつか死ぬぞと思っていたはずです。

gasshop2017
質問者

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みなさん有難う御座いました

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  • eroero4649
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回答No.6

ダイエーが潰れたのは、中内功氏が天才過ぎたからでしょうね。 中内功氏は確かに日本の流通に革命を起こした天才経営者だったと思います。しかし天才経営者であったがゆえに、社内に人材を作ることに失敗しました。社員は幹部といえどもみな中内氏の命令に忠実なイエスマンばかりだったのです。 バブル崩壊後、日本の市場も消費者の傾向も変わりました。そして不幸にもそのタイミングに中内氏の老いが重なります。名馬も老いては駄馬に如かずという言葉がありますが、まさにその通りとなってしまい、晩年の中内氏は判断ミスをくり返すことになります。 ここで部下を育てようとしなかった中内ダイエーのツケが回ってくることとなります。中内氏じゃないと横のものを縦にもできない組織だったのです。中内氏が失意のうちに世を去ると、社内には自分の頭で考えられる人材がいないのでどうしてよいか分からず、滅亡への道を進むこととなったのです。 私は予言しますが、渡邉美樹氏なき後のワタミ、柳井正氏なき後のファーストリテイリング(ユニクロ)、孫正義氏なき後のソフトバンクも同じ道を辿ると思います。どの組織もトップダウンでトップの判断に頼りきりの経営システムだからです。 >ウォルマート ウォルマートの方針は割とシンプルです。「質は悪いけれど、とにかく安い」です。これでアメリカの中低所得者層の心をわしづかみにしてアメリカを支配しました。ヨーロッパも同じような方法で成功した企業があります。 しかし、世界に冠たるガラパゴス市場である日本市場だけはウォルマートの思い通りにいきませんでした。いくら安くても、質が悪いと日本の消費者は離れていったのです。これはアメリカ人独特の「アメリカで成功したモデルをそのまま海外に持っていって失敗する」の典型だったと思います。同じ失敗をしたのが一時期のマクドナルドですね。まあ正直ウォルマートはざまあみろと思っていますよ。ウォルマートは地場産業を殺す会社だから、日本で失敗してもらったほうがいいのです。

回答No.4

よく言われていますがダイエーは経営を失敗しています。一時期ダイエー帝国だったのですがね。イオンは三セクになるので公的資金注入装置で強気で居れるんです。岡田克也議員の実弟が経営者ですので、アングラな世界観もあるんじゃ無いでしょうか。イオンはまったく魅力はありません。トップバリュは生産地が分かりません。噂では安くコストを抑えるため粗悪品もあると聞いてます。ダイエーもイオンに買収されています。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1946/7535)
回答No.2

ダイエーはまともな商品を仕入れた。 イオンは安物を探して仕入れて、宣伝に力を入れて売りさばき儲けた。 または圧力を掛けて、仕入れ値を無理やり下げさせた。 イオンのトップバリューは品質が悪い。

  • maiko0333
  • ベストアンサー率19% (839/4401)
回答No.1

政治家の腹三寸ですね。

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