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消えゆくCNGバス
最近、各地の社局のCNGバスが、新車に置き換えられつつありますが、その新車はほとんどが普通のディーゼルバスやハイブリッドバスのようです。 ディーゼルバスに比べ、環境にやさしいはずのCNGバスは、なぜこれほど少なくなっているのでしょうか?また、今後新しいCNGバスが導入されることはあるのでしょうか?
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確かにエコでは有るかもしれませんが、車両価格や燃料代などコスト的に高くなっているのが大きな理由のようですね。詳細は以下のサイトに書かれていますので参照して下さい。 天然ガスの路線バス(CNGバス)が普及しない理由とは?」 http://rosenbus.net/?p=488 昔はガスボンベが床下にあったそうですが、燃料タンクに関する保安基準が見直されたこととノンステップバス等の低床車両の構造では床下に置くことが出来ず今は屋根上になっています。となれば当然車両製造コストも上がるわけで、車両価格が高いのもうなずけます。また燃料の補充も時間が掛かるようで、そういった様々な理由から導入を控えているのでしょう。 私が昔バス製造工場で仕事をしていたときでも1台2千万円はすると聞いていたので、今はもう少し高いのでしょうか。当時はディーゼル車が主流でしたが、途中からハイブリッド車も出てきた記憶があります。路線バスは最盛期には大手バス会社1注文で数十台の注文がありました(名鉄・名古屋市営・神戸市営・長崎市営などなど)。 車両の入れ替え等になると何台も注文をするため、エコよりコストが優先になるのは仕方が無いのでしょうね。またエコというと天然ガスよりも今はハイブリッドのほうが印象も強いでしょうし。
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- Sasakik
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ワリと単純な話しで、CNGバスは、ディーゼルバスに対して 車両価格が高い 燃料供給インフラが未発達で燃料代も高い ボンベの定期点検が必要 などなど、経費面でのデメリットが多い。 ハイブリッドバスは、ディーゼルバスに比べ、車両価格が高いが、燃料に関するのデメリットはない。 >環境にやさしいはずのCNGバス として飛びついたモノの、実態は「経営に優しくないバス」だったんじゃないか と。 勿論、環境を考えることは大事だけど、慈善事業でバスを走らせているワケではない以上、環境を重視しすぎて、経営が傾いて路線維持が出来なくなれば公共交通機関としては本末転倒なコトになる。 >今後新しいCNGバスが導入されることはあるのでしょうか? 導入コストの面ではCNGバスが普及すれば、量産効果で安価になるとは思われるが・・・「鶏が先か?卵が先か?」的な話しだし(^。^;) 維持コストでは、日本国内にガス田が発見されるとか、原油の枯渇とか、CNG燃料価格が下がり、供給インフラが整備されるとかの環境整備が出来たら、CNG転換の動きが加速されるのでは?
- h_ishikawa
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観光地などでは、まだまだ主流ではありますが、確かに首都圏では姿を消しつつありますね。 CNG(圧縮天然ガス)を燃料とする低公害車両は、大気に放出する窒素化合物などを大幅に低減できるメリットがあるのですが、輸入元の政情不安などで価格が安定しないリスクをいつも抱えています。 最も輸入量が多いのはインドネシアですが、他の国からも輸入に頼っていますので、比較的安定している石油から精製できるガソリンを燃料としたハイブリッド車が増えているという背景です。 観光地はともかく首都圏の大動脈で、燃料が急に手に入らないなどがあっては困りますから。