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HRC60の焼きが入る、線膨張係数が少ない素材を探しております
- ニッケルが高いと焼きが入らないし、ダイス鋼だとちょっと変形が大きいです。何か情報あれば教えてください。
- ニッケル含有量が高い素材は焼き入れに適さない可能性があります。また、ダイス鋼は変形が大きい傾向があるため、要件に合う素材ではないかもしれません。
- 焼き入れ性に優れ、線膨張係数が比較的低い素材を探しています。ニッケル含有量の高い素材やダイス鋼では要件を満たせない可能性があります。ご存知の情報がありましたら、教えていただけると助かります。
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マルテンサイト系ステンレス SUS440あたりは如何でしょうか? 熱膨張係数は、10.2ppm/℃で、鋼材よりやや小さい程度です。 SUS440Cよりも、高速度鋼(ハイス)の方が、確実にHRC=60を確保可能で 熱膨張係数は、9.6ppm/℃で、前記の10.2ppm/℃より小さくできるようです。 http://www.uddeholm.jp/japan/files/VANADIS_60_SUPERCLEAN_JP.pdf 焼入れで硬度を得るという概念からは外れるかもしれませんが, 超硬合金であれば、HRA=91・・・換算してHRC=76前後であって 熱膨張係数は、5.0ppm/℃のものが選べるようです。 http://www.nittan.co.jp/products/hard_metal_002_003.html 靱性(耐衝撃性)を犠牲にしてもよいのであれば、セラミック系の材質を 選択肢い加えてもいいかもしれません。 3.0ppm/℃以下の材質もあります。 熱膨張率:http://www.kyocera.co.jp/prdct/fc/list/tokusei/bouchou/ 硬度:http://www.kyocera.co.jp/prdct/fc/list/tokusei/koudo/index.html
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小生も直感的に低熱膨張材=インバー材(アンバー材,ノビナイト鋳鉄(R)) を思い浮かべました。 硬度ですが、窒化処理ができるかどうか...は専門メーカにお問い合わせ ください
お礼
回答ありがとうございます。 硬度の入れ方に関しても、メーカーに問い合わせしてみます。
(2)再出 金属のカテの外では、線膨張率マイナスまであります。 温めると縮む不思議な材料 http://www.yomiuri.co.jp/adv/chuo/research/20150430.html もともとガラス材料は熱膨張係数が小さい(線熱膨張係数:<10ppm/℃)ので、熱膨張の 抑制は比較的容易なのですが、熱膨張の大きな金属、樹脂材料などではそうはいきません。 金属限定ではアンバー以外では出来そうになく、さらに硬さで限るなら言い切ってよいのでは。
お礼
アドバイスありがとうございます。 使用目的も含め、素材選びの範囲を広げてみようかと思います。
(1)さんの Uddeholm Vanadis 60 は超硬に使われ熱膨張率が小さいタングステンが6.5%入ってるから。タングステンを含まないハイスではそうならない。 でもこの程度。 SKS31、SKD61は1~1.5%で他よりは微塵ほどの違い。 鋼で探しても徒労です。 >ダイス鋼だとちょっと変形が大きいです 急冷でなく空冷で焼が入るから小さいですが。ブロックゲージはほぼ同類の鋼種を使ってます。。 ハイスのタングステンを増やせばよいが、値段も超硬に近づき市況あって上トロなみの『時価』!! 加工性は粉末冶金ならさほど悪くないはず。 あとはセラミック。熱膨張、硬さ、安定性は満足するが、金属の特質は無く加工性は良くない。 低膨張合金 http://www.nachi-fujikoshi.co.jp/web/pdf/4308-2.pdf 元素ではタングステンとモリブデンぐらい。 インバーなどは原理が違い軟質材。 外側を焼入鋼、内側にこのあんこを入れるとバイメタルとなり見かけ膨張率は下がるが、おそらく不安定。 鋼では無理で、どうしてもなら超硬、セラミック。 そのコストを掛けられないなら、他の方法を検討すべきと思います。 余談 インバーの発明者にはノーベル賞。工業的には別の原理の発明まで待ってられない。 当サイトで「常識に囚われているとノーベル賞はとれない」と宣う常識外れの嘘つきは脳減る症。
お礼
御回答ありがとうございます。 また、大変興味深い対応策なんかもご教示頂き とても面白いです。 メーカーさんにも色々と聞いてみようと思います。 情報提供助かりました。
お礼
御回答ありがとうございます。 こんなに詳しく調べて頂けて感動しております。 参考のURLも大変ありがたいです。 今後の調べる参考にもなります。