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SS400(SGD400)の調質について
- SS400(SGD400)を調質する際に注意すべきポイントは、炭素量が0.2%以下であることです。熱処理はこの条件を満たさないため、調質はできません。
- SS400(SGD400)を調質することは可能ですが、注意すべきポイントは炭素量が0.2%以下であることです。この条件を満たさない場合は熱処理ができません。
- SS400(SGD400)の調質においては、炭素量が0.2%以下であることが必要です。熱処理はこの条件を満たさないため、注意が必要です。
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JISの特性保証がなく通常はやらないが、可能です。 但しSCに比べて成分のバラツキが大きいので焼入性が不安定、不純物量が高いので靱性が低いという問題点があり、寸法や用途が限定される。それを理解した上で適用することは可能。 熱処理を依頼するときは鋼種を明記。熱処理屋は焼戻温度を慎重に選ぶはず。 ただSGD400については調質前よりも表面硬さ、強度ともに低下する可能性があり、調質の目的を明確にしておく必要があると思われる。
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まさかとは思いますが。 冷間加工の変質組織微細化の為の焼きならしを調質と言っている可能性とかないですよね。 普通はSS400だと焼きは入らないものとして扱うと思います。 硬度について バルクの焼き入れだと打痕が大きくて深いブリネルも有りでは? よく見るのはロックウェルCな気がしますが。 愚痴 うちの業界も鉄=SS400になってて困ってます。 設計担当は仕様書になんでもSS400って書きといて、受注業者も平気でSTKとか鋳物とかつかってくるので頭抱えてます。 密度だけが重要でSPHCとかで十分でも、ミルシートが出ないからSS400が必要とか訳わからん事いう奴までいるしorz
お礼
回答有難うございました。 投稿と外れますが客先図面でBossの材料を STKM11Aとか書く人が殆どです。 試作に毛生えた数量でSTKMなんか使えません。 1tonを発注すると死蔵在庫になること間違いないです。 STKMと書く理由は内径、端面2箇所加工だけですので。 SS400の加工費よりSTKMの加工費のほうが安いのは明らかですが 材料代が合いません。 と言うことでSS400を使ってます。 弊社の見積りを書いてる奴の馬鹿さ加減が良く判ります。
余談 >果たしてブリネルは適切なのだろうか 汎用性は薄いのです。欠点 ・低温焼戻の高硬度は厳しい。 ・大物は試料を切取らないと装置に載らず、薄物小物は無理。 ・測定痕が目立つから製品では嫌う。 利点は軟らかい範囲では他より確度か高く、それで深さ分布を云うことも稀。なので <大手製鉄所> では心置きなく使うが加工屋は嫌う。 硬さも <大手製鉄所> では規格されないものを測らないから嘘と断言できるのです。 SPCC? 規格に調質記号はあるが大量特注を要求(今は小メーカで小ロット可もあるみたいがやはりトン)。 は日本の話だけど、中国粗悪鋼は日本に入ってないし、韓国に数百回出張してでも入手すれば・・ http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=310912&event=QE0004 http://mori.nc-net.or.jp/EokpControl?&tid=269489&event=QE0004 >バルクの焼き入れだと打痕が大きくて深いブリネルも有りでは? 鋼球は潰れてしまうので超硬球を使うとあるが、それが無い。 ロックウェルで測るから他でも持ってないのでは。
表層の加工硬化を測るのに、果たしてブリネルは適切なのだろうか。 あほたれの場合、換算してしまえば何でも一緒なんでしょうけど。
再出、 質問者さんは誤解してないとは思いますが、 ◆ SPCC 冷間圧延鋼板 カバーや外装類、等々の外力が左程かからない物に使用 ◆ SS400 一般構造用圧延鋼材 名の如く、一般的な構造物に使用 ◆ S45C 機械構造用炭素鋼 名の如く、機械的な構造物に使用 と、使用目的は明白。 ですが、SPCCの使用目的である、 カバーや外装類、等々の外力が左程かからない物 から推測できない、URL内容の“SPCCの調質記号と硬度、伸び”が記載されているが、 これは絞り加工等の負荷力計算が主のもので、硬度とか引張強さを主としての記載ではない。 URLでの記載の如く、ショットブラスト等で、表面を加工硬化させ(SPCCのダル仕上げや ブライト仕上げと同じように)、HB200以上させるのではないでしょうか? 以上が、前出の意味合いです。 では、SS400を訂正し忘れで、S45C調質条件をCADコピーしたですか? それなら、閉じましょう。
再出 >回答(3) ※加工硬化から、恐らく生材の換算式とは合わないのだろう その通りです。加工硬化は内外不均一 http://www1.doshisha.ac.jp/~tkatayam/kakou2/matproc2Y0812V1.pdf 冷間引抜き:加工硬化が進行 硬さ分布:表面ほど硬い 残留応力:表面に引張応力があると疲労強度低下 調質もS45Cでは明確に中軟であり、非調質も同傾向。 http://www.jfe-steel.co.jp/products/bousen/catalog/h1j-004.pdf 3.鋼材の特性 図2 非調質鋼断面内鋼材特性(φ38mm) 硬さ―引張強さ換算式は、設計者が大凡を知るに限って使うもので、規格の埒外であって <大手製鉄所> は関わらぬ。。。 硬さ測定法も形状によって制限あり、 JIS G 3141 冷間圧延鋼板及び鋼帯 径又は対辺距離25 以下のみがき棒鋼の硬さ測定には,HBを使用しないことが望ましい。 なおSS400は成分規定が無いも同然、溶接性も不問でC量が多いものでもパスするため、焼入性ゼロとは言えない(過去調査したハズ) しかし大サイズ不可と硬さが不安定。
SGDというからには、棒材なのだろうと思われますが? JISG3108「規格名称 みがき棒鋼用一般鋼材」の中でSGDBを用いて、 (化学的成分についてはP,Sのみ規定されている) 冷間引抜きして製造した・・・つづく↓ JISG3123「規格名称 みがき棒鋼」のうち 機械的性質を保証する SGDA 及び SGDB の記号は, それぞれ SGD290-D 及び 【 SGD400-D 】とする。 以上のように明確にJISには規定されていますので御確認を。 更に、その機械的性質は以下(JIS 表2)となっています。 SGD 400 D 丸材 φ20 を超えφ100 以下 引張強さ;450~760(N/mm2) 硬さ参考値;HRB(HRC)69~100(22) / HB 121~240 ※加工硬化から、恐らく生材の換算式とは合わないのだろう。 従って、回答(1)~回答(3)氏は、各々少しずつだが誤った情報です。 特に回答(3)氏は・・・板材と棒材を混同しているし・・・何ともはや。 ※親切と余計なお世話の違い・・・技術情報にミスがあれば後者になります。 調質(焼入れ+500℃~600℃焼戻し)が可能かどうかは実際の所は分からない。 やはり鋼材メーカーか鋼材仕入れ業者に直接確認されることを薦めます。。。 (常連の皆さん、お久しぶり。技術の森は技術のことだけで盛り上がろう。) >調質の目的を明確にしておく必要があると思われる。 確かにその通り。客先仕様といえども、目的を熟知していなければならない。 もしも、注文と発注側の双方の人間が知識が無ければ大変なことになるだろう。 材料と熱処理の両方に知識のある機械設計士が意外にも少ないのに驚かされる。 更に強度計算もできないとなれば一体何ができるの?と声を荒らげたくなるw。 図面中の材質記入欄に何でもかんでもSS400と書いてある図面も多く見てきた。 SS400とSPHC(SPCC)は外見は似ているがモノが違う。知らないというのは怖い。 何度も投稿してきたが、JISでは全く同じ化学的成分であろうと製造・加工方法 の違いだけでも材質記号がSS400とSGD400のように分けられてしまうのである。 ここらがアメリカ工業規格ASTMなどとの違い。勘違いされる方も多いようです。
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回答有難うございました。 ネットでSS400板材の調質材を販売してるところに確認したら 販売してませんとの回答でした。 ネットのSales文書はナンなんだろうと今もってスッキリしません。
みがき材を使用するとのことでしょう。 板厚が薄くなると、曲げ加工で力がいる(降伏点が上がる)ようになります。(上段URL参照) これは、表面の加工硬化層の比率が板厚に対して高くなり、考慮しなくてはいけないから。 それと同じで、みがき材は冷間加工するので、表面が硬くなり、HB200以上となり易い。 それか、SPCCの規格に準じた内容かです。(よく、SPCCでもSS400と記することもあるので) これも、URL下段を参照願います。(調質の記載は、URLの下方に記載されています)
お礼
回答有難うございました。 日本語は紛らわしいですね。 SPCCは圧延調質。 それ以外鉄鋼は一般的に熱処理調質。 結論は客先図面の記載ミスと思います。 チェック者3人の名前ありますが。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E8%88%AC%E6%A7%8B%E9%80%A0%E7%94%A8%E5%9C%A7%E5%BB%B6%E9%8B%BC%E6%9D%90 引っ張り強さ 引張強さ400~510MPa(N/mm2) 以外保障はされてない ふう >>SPCCでもSS400 一度痛い目に合えばいいのに 現物触るとわかるよ SSは引っ張りしか決めてないよ と言いたかったんだが さすがに SPCCと一緒にすると 死人が出るので http://www.toishi.info/sozai/spcc_spcd_spce_spcf_spcg/spcc.html SPCC 270以上 どっかのメーカーが知らずに使って リコールされたような有名な話のはずだが よーわからんが その文章を読んで SS = SPCC と思い込んで 大量リコールにならんことを祈る どしかられるどころの騒ぎではない
冷間引抜のSGDをやれば硬さは加工硬化分だけ下がる可能性。 http://www.toishi.info/sozai/sgd/sgd400.html 硬さ(参考データ) 参考なので保証も出来ぬが、サイズによってはHB200が守れないのでは。 硬さ換算カルト教祖な阿保多ー論では 引張強さ400 ⇒ HB124。 ダブル間違いでしょ。 硬さだけ注目すると S45C調質 HB201、引張強さ686以上
お礼
回答有難うございました。 如何調べてもS45Cの間違いではないかと思います。 一応天下の2番手メーカーですので間違いはないと思いましたが。 この某メーカー、板金物の図面は造れる図面を書いてくれ助かってますが 機械加工部品の図面は駄目なようです。 Φ18H7,長さ112と平気で記載してます。 理由は両側からBushを入れますので良く判りますが作り方を教えて欲しいです。そのくせ価格が厳しい。
お礼
回答有難うございました。 材料やさん、熱処理やさん等々に確認しましたが 出来ませんとの回答でした。 多分S45Cの記載間違いかと思います。 このような図面を発行してる某企業 その業界でダントツに離された2番手です。 1強4弱。 でも1強も気分の悪い会社です。