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アルミと銅の電蝕について
- アルミと銅の電蝕による製品への影響について調査
- アルミろう材メーカーへのカット前の長材供給の依頼で電蝕が気になる
- ろう材に銅のカスが混ざることで製品に影響を及ぼす可能性はあるか
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電蝕、つまり異種金属が接触している場合の腐食がテーマなので、回答(1)にあるAlとCuが合金化している場合とは異なります。 ろう材メーカーも素人ではないので、何らかの現象を考えているはずです。つまり「Cu粉が付着したAlろう材でAl製部品をろう付けをする」と何が起こるのかを考えることが必要です。小生はろう付けについては素人なので、金属学的な推論しかできませんので、以下は回答ではなく参考として下さい。 ろう付け温度は600度前後です。600度でAlには数%のCuが溶け込むことが可能です。しかしAlろう材は溶融しますがCu粉は固体のままであり、平衡値まで溶け込むほどの時間はありません。するとろう付け後には、Cu粉は凝固Al部の内部あるいは外側に残ることになります。Cu粉の位置には表面張力や比重差が影響するでしょう。外側のCu粉もAl部とろう付けされるのているので、簡単には除去できません。 Cu粉とAlが接触した状態で腐食雰囲気にさらされるとどうなるのか。Cu粉末がAl内部にあり表面に顔を出していない場合は問題ありません。しかしCu粉が外側であったり、内部でも一部が表面の顔を出している場合は、電蝕が発生してAlが優先腐食し、クレームの対象になるでしょう。 多分メーカーでは、切断機をろう材種類別に使い分けているのでしょう。
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問い合わせは、使用用途が不明だからでは? それと、色々な規格がありで。 問題がありそうなら、受け入れ洗浄を検討してみてください。
銅をカットし遊離したカスが出るなら、その始末は問題にならない。遊離物ではなく微量が刃に溶着する程度と思います。 そのままアルミをカットして、銅色を呈するほどに移るとは想像できないです。銅色が観察されるなら何発か捨てカットするとよい。 アルミニウム合金の化学成分と特性 http://www.yoshizaki-mekki.co.jp/eigyou/al/seibunn.html 銅を数%含むA2000系、A7075などは耐腐食性が悪いとされるが、他でも不純物として含んでおり、A1000純アルミでコンマゼロ%、他はコンマ%。 純アルミでは銅の含有量により影響あるとする。 アルミニウムの糸状腐食に及ぼす鉄と銅の影響 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jilm1951/34/9/34_9_531/_pdf アルミニウム中に含まれる不純物としての銅が0.010wt%以下で,ある程度の鉄を含む ときには糸状腐食の発生が見られ,銅含有量0.012wt%以上のときと鉄が含まれない ときには孔食となる。 このような特別厳しい条件以外では、アルミロウさえコンマ%の銅を含むので問題ないと思います。