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DLCコーティングの高コストとは?TiNやCrNとの違いについて
- DLCコーティングの高コストの要因について詳しく知りたいです。特に、TiNやCrNとの違いが気になります。
- DLCコーティング、TiN、CrNのコストについて比較検討したいです。真空装置の必要性も考慮しながら、コストの差について教えてください。
- DLCコーティングのコストが高い理由や、TiNやCrNとの違いについて詳しく教えてください。真空装置の必要性なども含めてお願いします。
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回答(1)説が妥当と思います。 参考の専門書は07年に刊行。その時は¥70,200の超高価本。それが13年に普及版が出され¥5,184にダウン。 特許権存続期間は1995年以前は15年であったのが20年に変更。 なのでこの本に出ている技術もまだ存続期間中なものが多いはず。 高価本なかわり、チラ見せが数十ベージあり、 従来より短時間で成膜できる『直流プラズマCVD法』が自動車部品に用いられるように なったこと。 コスト高のまでは無理なプラスチックとかへ用途が拡がっていること。 膜にたいする要求性状も様々なことは逆に従来用途の工具などではあまり恩恵にならないとも 考えられる。 この本は普及版でも高いが公共図書館の所蔵もあります(国会図書館のサイトで調査可)。 技術の先端核心部やコスト構造を外部からうかがい知ることは難しく、遅れはするが書籍で知るしかないです。 私は実用面では此処に注目してます。 http://www.uniontool.co.jp/product/coating/index.html 1部上場大企業ながらプリント基板用工具に特化して鋼用を手掛けないため知る人は少ない。 DLCも先端を行ってると思うが、ダイヤコーティングが凄い。 先月のJIMTOFでは超硬ドリルにコーティングしたもので超硬に穴加工。あたかも鋼の穴加工のような切粉を出しながら。 2年前にはボールエンドミルで超硬を直彫りするのが注目されたが、更に進化。
回答(2)さまへ 最初の部分は朝日熱処理工業株式会社さんのHP http://www.asahi-nets.com/technology/etc.html のコピーですね。 他人の権利物には引用元を明示するのが 最低限の良識だと思います。
お礼
引用元を明示いただき、ありがとうございました。
PVD処理は、大別すると、真空蒸着、スパッタリング、イオンプレーティングに分ける ことができます。 その中でも、セラミックスの薄膜を生成する方法として、1964年、D.M.Mattoxによって 提唱されたイオンプレーティングは、その後、多くの研究者によって多くの改良がなされ、 実用化に至りました。 セラミックスの薄膜は、金属材料にない、耐摩耗性、耐熱性、耐食性を有し、金属材料に コーティングすることにより、新しい機能を得ることが容易になりました。 そのブームは、1980年代に切削工具への適用から始まりました。 そして、金型、自動車機構部品、食品・医療機器等、幅広く展開され、究極のダイヤモンド ・コーティングの登場となり、次世代のCBN、Al2O3膜へ導かれています。 なので、当初から難しく、ニーズも左程無かった。 ですか、より良い物をで、ニーズが広まり、後発で特許で雁字搦め。 より良い物なので、付加価値が高くできる、特許料を込みの設備や特許料込みの製作費 となっているからでしょう。 小生も、前職では、設備上のパテント使用料を支払って、製作しておりました。 成果物でも、売値の何パーセントか、DLCコーティング割合の何パーセントかとなって います。
お礼
ご回答ありがとうございました。
わたしの知識は古いので最新情報は自分で調べてください。 まずTiNやCrNは適切な条件で気相成長させれば安定して皮膜化することができ製造技術課題としては下地となる金属やセラミック上にコーティング膜を成長させるためのタネ薄膜をいかに生成するかだけです。 DLCの場合は、このタネ薄膜の条件が非常に厳しいです。 単に炭素がつき易いだけでは炭素のほとんどがグラファイトや無定形として付くのでダイヤモンド構造を成長させるにはダイヤモンド結晶面に近い定数の素材を 選択して安定して成層する必要があります。 またダイヤモンド層を厚くするためのグラファイト構造生成阻害添加剤などを入れたりする必要があります。ここら辺は色々と特許で細かく抑えられてます。
お礼
ご回答ありがとうございました。
お礼
参考文献を教えていただき、ありがとうございました。 調べてみようと思います。