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シングルポイントロードセルの最大プラットホームについて
- シングルポイントロードセルの最大プラットホームサイズについての質問です。
- 最大プラットホームサイズは、JIS B 7611-2:2009の偏置荷重の規定を満たす積載面の最大サイズです。
- 他のメーカーに問い合わせた結果、測定する物体が最大プラットホームの範囲外にあっても大丈夫との回答が得られました。なぜ本メーカーではこのような制限があるのかについて、技術的な根拠が教えてもらえません。
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前の回答者さんが、JISの閲覧サイトを紹介なさっていますので、まずは JISを参照して頂くのが宜しいかと思いますが・・・・・・ 慣れていないと、JISの文章が何を表しているのか、読み解くのが難しい ですね。 偏置荷重について、私なりに読み解いてみると、 この規定は、はかりの製造者に対して、荷重受け部において規定された位置 の範囲であれば、偏置荷重であっても検定公差を満足することを要求してい ます。ユーザーの立場からみれば、この範囲であれば、どこに荷重をかけて も、検定公差が保証されると読み替えることができます。 では、検定公差が保証される荷重の大きさは如何ほどでしょうか? 5.6.2.1を参照すると、偏置荷重の大きさは、ひょう(秤)量の1/3をかけて 試験する規定になっています。JISの規定では、偏置荷重は、ひょう(秤)量の 100%には対応していないのです。 偏置荷重が、ひょう(秤)量の100%の荷重に対応していれば、ご質問者さんの お考えのとおり、被測定物の重心が偏置荷重評価点の範囲内に入っていれば 測定上問題を生じないと解釈していいと思います。しかし、1/3の荷重に しか対応していませんから、重心がこの範囲内にあれば,即OKという結論 は出せないということになるでしょう。 別の表現をすると、次のように言えるでしょう。 測定する荷重が、ひょう(秤)量の1/3以内の場合は、偏置荷重評価点の範 囲内のどこに荷重をかけても、検定公差を満足する。 更に言い換えれば、次のように考えていいでしょう。 測定する荷重が、ひょう(秤)量の1/3以内の場合は、被測定物の重心が偏 置荷重評価点の範囲内であれば、検定公差を満足する。 なお、上記の1/3という値は、荷重受け部の支持点が4点以下の場合に 適用される値であり、支持点が多いはかりは更に小さな値になっています。 荷重が1/3を超えたり、位置が偏荷重範囲を超えたら即NGか? 判断は、状況によって変わるでしょう。 多少範囲を超えたとしても、誤差が増えるだけで、荷重を計測する機能は 維持されるでしょう。従って、検定公差よりも誤差が増えることを認め られる場合は、実用上OKという判断になると思います。 一方、計量法で定められた、取引上の測定のような場合、 使用するはかりは、JIS B 7611-2に規定する精度等級2級以上であること。 などのように規定されていたら、検定公差を外れるような使い方はNGと 判定することになると思います。 前の回答者さんがお示しになたJISCのサイトでうまく閲覧できないとのこと 困った状況ですね。 JISCのサイト → http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html 公共図書館であれば、無料で閲覧可能でしょう。また、冊子の1/2以下の分量 ならばコピーして貰うこともも可能と思います。 図書館に出向くことが難しく、購入してもよいとお考えであれば、JSAのサイ トにアクセスしてみて下さい。 http://www.webstore.jsa.or.jp/webstore/JIS/Search.jsp?lang=jp JIS B 7611-2は、消費税込みで\6,090です。 印刷した冊子を送ってもらうこともできますが、電子媒体(pdf)をダウンロ ードすることも可能です。クレジットカード決済ならば、即ダウンロードで きますので、ご一考なさっては如何でしょうか。 JISCのサイトでは、JISの“解説”部分は閲覧できませんが、冊子を購入 或いは電子媒体でダウンロードすれば、“解説”の情報も利用できるので、 本文だけでは理解できなかった疑問を解消できることもあります。
http://www.jisc.go.jp/ B7611-2 25ページ 5.6.1 偏置荷重 80ページ A4.7 偏置試験 108ページ F1.h) 不均一分布荷重にたいする補正 ただ、この質問の意味が理解できません もしかして >営業の方曰く「測定する物体がこのエリアを出てはダメ」の一点張りで、 これに「逆らった計測したい」と言う意味か? つまり、測定する物体がエリアの外に有る??????? 当然の如く計測不能でしかないと思うのだが? この質問の意味が判ったかも? http://www.aandd.co.jp/adhome/products/manual/loadcell/lcb03.pdf 「3-2プラットホームの取付け」 「(3)四隅ストッパ過負荷ストッパが正しく調整されていても、」 「プラットホームの四隅に許容限度を超える負荷が加えられると、」 「ベースのたわみ等により過負荷ストッパは正しく機能しません。」 ここに有る図には四隅ストッパと過負荷ストッパが付いていますね ストッパが有ったとしても許容変位量を超えてしまうのだと思います この図の例では最大150mmですが 「1mmでも超えてはならない」と言うような厳格な規程でも無さそうですね
お礼
アドバイスありがとうございます。 某メーカーの取説拝見したところ、このメーカーの見解は理解できました。 私が困っている部分もこの見解なら納得出来ます。 ありがとうございました。
>JIS B 7611を確認すれば何か見えるのかですが、確認する術を持っていません この規格を見るだけなら出来ます。コピーも語検索も不可。 JIS検索 http://www.jisc.go.jp/app/JPS/JPSO0020.html JIS B7611-2 非自動はかり-性能要件及び試験方法-第2部:取引又は証明用 ファイルサイズが大きいものは日中はフリーズすることが多く、実際今見れてません。 JISハンドブックを買いますか? 少し高いが ケチるなら、一定規模の市図書館なら全部揃えてます。無くとも相談すれば他から取寄せて貸してくれます。当然無料。 このJISがどの冊にあるかはHP(回答(2)のURL)で調べることが出来ます。 規格がでかそう、細かな解釈を要しそうなので、印刷物が勝ります。 べつに・・・しかし仕事で厳密な解釈を要するものなら、ネットの安直なワタクシのような回答に頼るのはいかがかと・・・ここにでておられる他回答者さんは実績から信頼おけるが・・・当てずっぽうの点稼ぎだけなんてのも横行してるので・・・
お礼
アドバイスありがとうございます。 残念ながらご案内頂いたサイトは私の環境では要件を満たさないらしく見ることが出来ません。 ※ちょっと頑張ってみたんですが下手に触ると端末の調子が悪くなるので諦めました。 アドバイスありがとうございます。 本来なら資料を買うのが真っ当なのは理解していますが、 仕事柄、ワンポイントで必要な資料なので購入は考えていません。 忙しいを言訳にすると次の言葉が出ませんが、図書館に出向くのも難しいです。 努力せずに答えを欲しがるなと仰るとは思いますが、jisハンドブックで今回の不明点が解明する訳ではないので、jis資料の入手は今回は考えていません。 悪しからずご容赦下さい。
お礼
見解ありがとうございます。 相変わらずJISは見れていません。すいません。 他の回答者の方のアドバイスに有った某メーカーの取説を見ると同じような事が書かれていました。(JIS品作ってるなら当たり前ではありますが・・) 質問の記入内容が不足していたのですが、OK/NGの判断の内容は、ロードセルが壊れるか/壊れないか(耐えれるか/耐えられないか)という事についての質問でした。一番大事な記載もれており失礼しました。 測定精度に限った話の場合、御見解の様に偏置荷重はFSの1/3以下でないと精度保証出来ない。じゃあFS100%時の保証の重心からの距離は?と聞きたくなるのですが、多分JISに載ってるんでしょうね。今回は必要な答えではないので置いときます。 今回の質問の壊れる/壊れないという見方で考えると、某メーカー取説では許容モーメントが設置条件として出てきます。この許容モーメントはFS100%荷重をテーブル周辺に加えると簡単にオーバーしてしまいます。 ↑設計上注意するべきはここだなと判断しました。 勝手にまとめますと、 ?精度はJISの通り、テーブル周辺での集中荷重はFSの1/3以下 (FS100%の重心ズレは不明) ?構造上は被測定物重心がテーブル内で有っても許容モーメントを超える荷重を加えてはNG 故に、テーブルの外に被測定物がはみ出してはいけないとう意味は全く無い。 って結論つけちゃいます。 きっと未だ他に大事なロジックが有りそうなので識者の方がいらっしゃったら教えて下さい。