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SUS310の穴開け加工とダップ加工の条件
- SUS310のタップ加工について経験がなく困っている方へ
- 使用するドリルやタップ、穴の深さについての条件と注意点
- SUS310の全厚みやネジ深さに合わせた加工のポイント
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SUS304と比較して、NiとCrが非常に多いですね。Siも若干プラス目。 物質特性も耐熱性を向上させてるようですね。 と言うことは、硬くてネバイ材料になりますね。 やっかいな材料です。 しかしながら、SUS316やSUS630の加工条件に近いのではないかと推測します。 ドリル↓ 周速=10~12m/min・送り=0.07~0.08mm/rev。 タップ↓ 周速=3~6m/min、でいかがでしょうか。 提案として、タップした穴径を少し大きくしてみるのも一つの手です。 現状の条件で引っかかり率、M6で83%、M4で92%になります。 許されるなら、75%位まで大きくしたいですね。 タップ工具ですが、ホモ処理品がいいでしょう。 あとタップ加工時はタッピングペ-ストを塗布しましょう。
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ステンレスは加工後の穴収縮が生じやすく、回答(1)さんご指摘 のとおり、下穴径の管理を考慮することも有効と考えます。 どの位まで穴径を大きくすることが許容できるかの知見を、小生 は持ち合わせていないので、これはオーエスジーさんとかヤマワ さんにご相談してみてください。 金色のコーティングドリル...ハイスですか超硬ですか? ハイスであれば、ステンレス用がありますので、そちらを 使用された方が安心です。 例えば、 http://www.mitsubishicarbide.com/mmc/jp/product/pdf/b/b008j.pdf で、型番の末尾に -SUS と記載されているタイプ。 ドリル径で、φ3.35とかφ5.15など、チョット大きめサイズもあります。 加工硬化を生じやすいので、ハイスでも超硬でもステップせずに、一気 に加工した方がドリルの刃持ちが良いです。 クーラントは思いっきりジャブジャブと掛けてください。 ハイスドリルの場合、センタ穴加工も不可欠です(超硬ドリルならば不要)。 タップもステンレス用を使用されるとより安心です。 例えば http://www.osg.co.jp/products/pdf/n-90_cc_vol2_1010.pdf ドリル、タップの切削条件は、それぞれのカタログをご参照ください。 ところで。ネジ深さが6.9mm。SUSの全厚みが9.5mm、止まり穴 ってことは、下穴はギリギリで貫通してはイケナイのですね? 工具長、ワーク表面座標をシッカリと管理して、タップ加工時に 下穴奥底に当たらないようにご注意下さい。
お礼
SUS用のコーティングドリルを使用します。(ハイス) ステップ送りにしないほうが刃持ちいいんですね。勉強になりました。 タップは、3~5mm程度つけて、後は手でやろうと思っております。 この度は、本当に様々にアドバイスいただきありがとうございました。
お礼
ありがとうございます! アドバイス頂いた条件をもとにやってみます。 そうですね、タップの下穴は少し大きめに開けた方が良いかもしれませんね。