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高温硬さ試験の測定方法とは?
- 高温硬さ試験には、材料の高温時における硬さを測定する必要があります。その中でも、「高温ビッカース硬さ試験」という方法が使用されます。
- 上司からは、なぜビッカースなのか、他の測定方法は使えないのか、その理由を教えて欲しいという問いがありましたが、正確な説明ができていません。
- したがって、高温時における硬さ試験でなぜビッカースを使用するのかについて、詳しい説明と理由を求めています。
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多分、素敵な上司なんでしょうね。 そのような聞き方をするんで。 さて、ビッカース硬さの特徴は、 材料の大小にかかわらず、すべての金属に使用することができて、硬さ試験法の中で 最も汎用性が高い。 これは荷重が変わっても圧痕の形状が相似であるため、異なる種類の材料に対しても、 荷重を変更するだけで同一の尺度で硬さが求められ、相互の比較ができる。 とあります。 ですから、これは小生のguessですが、ニーズが低い高温硬さ試験仕様に特注仕様しても 汎用性が高いので使用用途が高くなる。 だから、逆に高温試験機は、ビッカース硬さ以外に作らなくて良かったのだと思います。 (採算にも合わないから) また、その他の特徴も要因の一つかもしれませんが、またguessになるのでURLを記して おきますので、貴殿で確認下さい。
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測るブツのサイズと材質。 今更鉄鋼?(失礼) それ以外? 加熱するのに大物は電気代も喰うし、真空、雰囲気とかにも困るから試料は切出してでも極力小さくしたいはずだが、ブリネル、ロックウェルは厚みもサイズも必要。 また、ブツのサイズもあるが、その微小部分の硬さが必要なことも多いが対応出来ない。 となると殆どマイクロビッカース以下。 以下の代表はナノインデーテーション。薄膜レベルまで可能なのと、硬さだけでなくヤング率、、、も測ることができます。 http://www.techsc.co.jp/products/mems/MML.htm 微小レベルに向かう見通しあるならこれの方が相応しいのでは?
お礼
有難うございます。この内容だと上司も納得してくれそうです。助かりました。私もスッキリしました。
上司の方が硬さ試験についてどれほどの知識を持っているかによっては説明が長くなりそうですね。 それぞれの硬さ試験についての説明は省きます。 ビッカース硬さ試験が対象ワークの性質、大きさの問題も含め広範囲に対応できることと、高温硬さ試験についての研究がビッカースを元に進められたからです。 その他の試験方法でも研究すればできないわけではないと思いますが。 ある程度確立されている方法があるのでやる人はいるのかどうか。 URLで硬さ試験の歴史が学べます。 読み進めていけば高温硬さ試験、その方法も記載されております。 上司に硬さ試験そのものの説明も必要でしたら... 頑張ってください。 簡単に言えばビッカース以外の高温硬さ試験機は中々ないと思います。 アメリカ製でショア硬さ試験機があったかな程度かと。
お礼
なるほど、歴史が関係しているかは、考えていませんでした。有難うございました。
測定子の問題が大きいと思う ブリネル硬さ = 金属球を圧子 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%96%E3%83%AA%E3%83%8D%E3%83%AB%E7%A1%AC%E3%81%95 ビッカース硬さ = 対面角α=136°の正四角錐ダイヤモンド http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%83%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%B9%E7%A1%AC%E3%81%95 ロックウェル硬さ = いろいろ http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AD%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%A6%E3%82%A7%E3%83%AB%E7%A1%AC%E3%81%95
お礼
有難うございました。なるほどですね。確かに高温硬さ試験の頻度って、そう高くないかもですから、汎用性が高いものが良いですよね。 おっしゃる通り、上司は「疑問に思うことは、しっかりと調査するように」と指導をしています。少々大変ではありますが、部下になったものは他の同期に比べて早い段階でスキルを身に着けているようです。 これからも頑張ります。有難う御座いました。