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イオン交換樹脂・純粋度について
- イオン交換樹脂の純粋度が上がっていないと加工精度が落ちることは知っていますが、ワークテーブルが溶けることや機械が壊れることについて詳しく知りたいです。
- イオン交換樹脂の寿命が早すぎて困っています。交換アラームが月に一度点灯する原因を知りたいです。
- 注文しすぎてイオン交換樹脂に注意を受けています。早急に解決方法を知りたいです。
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大方の人がメーカーの初期講習以外は独学でしょうから、大した差はないと思います。自分も同じですから…。 ほぼ先の方と同意見で、純度が下がる=比抵抗値が下がるとしますと、比抵抗値が下がれば加工液(水)の抵抗値が上がるので放電が安定せず、加工速度の低下、精度の悪化、加工面粗度の低下につながります。これはワークとワイヤー線の間に安定的に放電させる必要があるため、それ以外の部分、当該加工で言えば加工液は絶縁状態である必要があります。 水自体は絶縁体なのですが、イオンやその他の不純物が多く混在しているために、例えば水道水や井戸水などは通電します。そこでイオン交換樹脂を使い不純物を除去し、純水に近づけてやることで抵抗値を上げ、加工しやすくする必要があるのです。 以上からすると、抵抗値が下がってテーブル溶けたり機械が故障するということは、ワイヤー線からの放電が、抵抗値の下がった加工液を伝導体として伝わり、テーブルや主軸などの機械本体に異常放電し、傷つけたり溶かしたりするということなんでしょうが、「比抵抗値の下がった加工液」自体は、それほど通電するわけでもないし、仮にしたところで「そんな遠方を溶解させるほど」のエネルギーで加工しているはずもないと思うのですが…。 そもそも加工液を通電して到達するなら放電しませんし、主軸やテーブルは最初から帯電しているのですから。 イオン交換樹脂について、弊社はほとんど鉄しか加工しないのでなんともいえないのですが、あまり短寿命を感じたことはないです。 逆に、加工液の入れ替えなどはほとんど行なわないので、加工液自体を「数ヶ月に一回は交換しなければならないのか?」と他社ユーザー様に聞きたいほどです。導入時も「抵抗値の下限値を下回って、回復しない場合は樹脂の交換時期」と聞いただけなので。 私も独学ですから、↑の内容は間違っているかもしれません。
加工液の伝導度が高くなると加工槽内のテーブルやシールが電食されることがあります。電気的に腐食していくことを溶けると言われているのだと思います。
お礼
そういうことですかね。 でも、加工に影響を起こすほど腐食するんですかね? 有難うございます。
はじめまして。 うちはファナックのワイヤーを使っています。 純粋度というのは比抵抗ということでしょうか。 純粋度=比抵抗だとすると、加工精度、加工速度、加工面にかなりの影響がでます。 私もわかっていますが、超零細企業のためイオン交換樹脂をぎりぎりまで交換していないのが現状です。 全否定はできませんが「機械が壊れる、ワークテーブルが溶ける」というのは考えにくいですね。うちのは元気に加工しています。 比抵抗・・・加工液の通電性の影響でテーブルが溶けるのはさすがに無いかと思いますが・・・ イオン交換寿命の件ですが加工ワークにかなり影響されます。真鍮や銅などはかなり短くなりますね。 さらに言えば井戸水を使ったりお使いの水道水の成分でも短くなります。 冬などにワイヤーの近くで石油系ストーブを使ったりすると短くなったりするそうです。樹脂をときどきエアーで撹拌してあげると寿命が少し伸びるとかメーカーさんがぼやいていました。 私も独学なので的確なアドバイスができませんが参考までに・・・
お礼
早速の回答有難う御座います。 ワークテーブルが溶けるのは考えにくいですよね。ホッとしました。 うちでは、大体が鉄(S45C・S50C・SKD11)かSUS(303・440)の加工がメインです。ALの場合は、もう一台のあまり使わないワイヤーで加工しています。 イオン交換樹脂がお米のように洗えればいいのに。 有難うございます。
お礼
ワイヤーについて無知でお恥ずかしいです。 皆さん同じ様な回答でモヤモヤしていたものが晴れてきました。 有難うございます。